4.ポーションを作ってみた

テンションガチ上がりの気持ちを落ち着ける。

ふー。落ち着け、俺ー。



「ま、採るけどね。そして作成してみるけどね。」



えっと、瓶は....あ、いつか異空間に放り投げたジャムの空き瓶がある。これを洗浄して....いや待てよ、さっきの癒しの薬草の説明だと魔力ってあったし、魔法は確実にあるでしょ。そんでこの手の魔法って言ったら.....



「ウォーター」

(バシャッ)



......思ってたんと違う。

これじゃ瓶に水が纏めてかけられただけだ。

えーと。



「ウォーターボール」



おお、水球が浮かんだ。よし、瓶の中に入るように小さくなるようにして.....洗濯機みたいに回してみるか。魔力を水球の中でグルグル高速回転なイメージで。ひっくり返して、もう一回ウォーターボール。ほんで....



「ファイアボール」



よし、水球の炎バージョン出た。炎玉をウォーターボールの中へ....グツグツなんねぇな。もう1回。......もう1回。....よし!沸騰したようだ。

ウォーターボールがボコボコになりながら浮かんでる。煮沸消毒の準備ここに出来たり!

ここに瓶を.....



........ペイッ

(ジャポンッ)



火傷しそうだから怖くて投げたが、ちゃんと命中してよかった.....それから数分グツグツ。グツグツ。

もういいかな。.......あ、どうやって出そう。

無属性魔法とかあんのかな。......わかんないから今はいーや。創作魔法のほうで、瓶だけ浮かせて、あとは解除する。乾け、と思いながら振るだけで水滴1つも残ってない瓶がやっと手に入る。



お前は私の子だと言われ神様な親父に修行に出されに出された結果、"思うだけ"で何かの事象がおこる事は分かったんだが、臨機応変な対応力というか、そうゆうのが求められているのかと今までで思ったから、飛ばされた所に魔法があるなら、それに溶け込むように行動している。ーーー出来てないよ。とどこかから聞こえた気がするが、知らね。

やりたい様にやって構わんと親父が言うから、思うがままに行動するのだ。



さて。消毒した瓶が手に入った。

もう一度ウォーターボールを出し、癒しの薬草を抜きそこに手ごと突っ込んでバシャバシャ動かす。

乾けと思いながら抜き、ウォーターボールを解除。

右手に薬草、左手に瓶。



ーーーよし。



瓶の中にポーションが入るようにイメージしながら薬草に魔力を少しずつ注ぐ。ーーーもうちょっと?ーーーもうちょっと?お、なんか光った。



瓶の中に濃い青色をした物体が出来た。

マジマジと見る。



【ポーション(特大)】

凄く良く効くポーション。

欠損部位も繋がる。

体力全回復。

何かの力が入って極限まで効果をもたらしたもの。



ーーーおおできた。できたけど....。

もしや俺が作ると、神様的な力入って、全部こんな感じ?

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る