第4話

あれから1ヶ月が過ぎた

この日から休み

と言うのも有給である

光輝に教えて貰ったケーキ屋さんへ向かってる


教えて貰ったケーキ屋につくと凄い行列ができてる

最後尾でワタワタしてる人が見えた

それは笹木だ


「何をそんなにそわそわしてるんだ」


そう声をかけると飛鷹さんと言った


話を聞くと1度は食べてみたいと言った

ただ残ってるかが心配でと言う

それは確かにそうだな


「それより何で飛鷹さんがこの店に」


あの時合コンで一緒にいた向坂の頼みで

参加条件として美味しいケーキ屋を紹介されたんだよ

スイーツ巡りとまでは行かないが

気になった所は行く癖があってなと言う


それは良い癖ですねと言った

ゆっくり進んで行く行列

その行列の中に元カノ姿が

笹木がどうかしたんですかと言う

何でもないと答える


数時間後

並んだ末ようやく買えた

店で食べようと思ったが流石に混んでるので

持ち帰る事にしたのです

その行列から外れてやっと広い所へ


特に買い物はないのでそのまま帰る

笹木があのと言う

良かったら連絡先交換所しませんか

その甘い物好き好な人周りにいなくてと言った

問題ないと言うと良かったと笑ったのだ

「登録完了です」


「そうだ もう1軒いいですか」

勿論ですと言った

せっかくここまで来たんだしと

狭い路地へ入る

こんな所にあるんですかと不思議そう


途端に止まる

ここですかと言った

こじんまりとした店だ

カランカランとベルが鳴る

店主が久しぶりだなと言う


よっマスターいろいろ忙しくてなと言う

忙しいのは良いが身体壊すなよと言われたのだ

そうだあのケーキ持ち帰りできるかと言った

勿論だと言うそのケーキとあれとあれ2個ずつと言ったのです


「飛鷹さん ここって」


「あぁ もと喫茶店なんだよ マスターも甘い物好きでな

 気付いたらケーキまで作れる様になってたんだ」


おや連れとは珍しいなと言う


友人に人気のケーキ屋紹介してもらって

そこでばったり会ってと話す

ただ欲しいケーキが売り切れててここへと言った

そりゃ嬉しい話じゃねぇーかと言う


現にそうである

どうだよお客さんはと言った

まぁぼちぼちだなと言う

ケーキの入った箱を受けとる


勿論ちゃんと別々の箱にいれてくれた

良かったらまた来てくれと言う

笹木は、はいと言ったのだ

店をでて悪いなと言ったのです


いえ気にしないでくださいと言った

それより良いんです私までと言ったのだ

だってと言うが気にしないと言ったのです

現に足りないだろと言ったのである


そうあの人気で買えたケーキはショートケーキ1個

流石に申し訳ない

良かったら感想聞かせて欲しいと言った

解りましたと言った笑顔が眩しかったのだ

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