第3話 「出涸らし姫」

「神穹姫 アスベル・バウムガルトナーの物語」


「アスベル・バウムガルトナー。貴様に決闘デュエルを申込む‼︎」

 アスベルと呼ばれた少女は、机に置かれた教科書から目を上げて、自分の前にいる大柄な少年を見上げた。

 少女の自然なウェーブを描く艶やかな亜麻色の髪は、真紅のリボンでハーフアップにまとめられている。

 しかし、色素の薄いペールブルーの瞳の色は、少女がその出自を北方の大国、帝政エフゲニアとする、古い血の一族である事を示していた。

 ここは、貴族と騎士階級の子弟たちを教育するための公国の公的機関「公立魔導アカデミー」の中等部の教室である。

 アスベルは、うんざりした表情で少年の顔を睨め上げる。

「マティアス・ティボー、理由を伺ってもよろしいかしら」

 マティアス少年は、ふんと鼻を鳴らした。

「決まってるだろう。アスベル・バウムガルトナー、貴様は未来のティボー子爵たる俺の名誉を侮辱したのだ。一度、汚された貴族の名誉は、決闘デュエルよってしか回復できるものではないのだ」

「私は、あなたの名誉を汚した記憶は全くないのだけれど…… 強いてあげれば、あなたが同じクラスのリアーナって娘に強引に交際を迫っていた状況から、リアーナを救出してあげたこと位かしら。彼女、とても困っているように見えたのだけどね」

「あの娘は平民出身だ。子爵家の跡取りたる俺の女になる事は、これ以上ない光栄なのだ。アスベル・バウムガルトナー、貴様が邪魔しなければ、全てうまく行ってはずなのだ」

「リアーナの気持ちは、どうでもいいの?」

「俺は貴族、あの娘は平民だ。貴族が平民の気持ちなど、いちいち、斟酌してやる必要などなかろう」

「話にならないわね… 分かったわ、決闘デュエルを受けましょう。で、いつやるの?」

「今からだ」

「今から?」

 マティアス少年は、傲慢な表情でアスベルに視線をやった。

「三十分後に練兵場を予約してある。余計な時間を与えて、あれこれと画策されると面倒だからな。たっぷり、礼をさせてもらうぞ、出涸らし姫」

 

――練兵場。


 ここは、公立魔導アカデミーの中等部と高等部が共用している生徒たちの訓練施設である。

 ヴァルデス公国と大公家を守るための戦士を養成する教育機関であるアカデミーは、「魔導騎士パラディン科」「魔術師マージ科」「魔装戦士メイガス科」の三つのコースに別れている。

 騎馬で戦う戦場の華である「魔導騎士パラディン科」の生徒たちは、主に野外の馬場を舞台に訓練を行う。

 魔力を持たない、あるいは、戦場で実用に耐える程の魔法を行使出来ない「魔装戦士メイガス科」の生徒たちは、授業の大半を校舎の中で過ごす。

 練兵場は、主に「魔術師マージ科」の生徒たちが、お互いに攻撃魔法と防御魔法を繰り出して、実戦形式で戦闘の練度を高めるために使用される。

 練兵場は、六角形をしており、六つの頂点の位置には、魔力を中和するオベリスクが屹立している。

 生徒たちが全力で魔法を駆使して相手を攻撃しても、それが大きなダメージとしないために、魔素マナを中和して、魔法の威力を減衰させる。

 それでも負傷しないと言う事はないし、魔法を被弾した時の苦痛は、オベリスクの力で軽減されるとは言え、本物だ。

 練兵場では、既にサーコートに身を包んだマティアスが、待ち構えている。

なめし革のライナーコートを身に纏う少女が、少し遅れて練兵場のステージに上がった。

 少女の燃え上がる亜麻色の髪は、真紅のリボンで結ばれていて、毛先は炎のように風になびいて揺れていた。

「これは正式な決闘デュエルだ。決闘の結果は神聖なものあって、敗者は無条件にそれを受けいれなければならない。俺が勝ったら、リアーナを俺の女にすることを邪魔しないと誓え。その代わり、万が一にもお前が勝ったら…」

 真紅のリボンの少女は、くすくすと笑った。

「あなたも忙しいわね、マティアス・ティボー。あなたがびくつきながら、私に告白してきた時から、まだ二ヶ月も経ってないのに」

 マティアスは、怪訝な表情を浮かべた。

「はァ? 何を言ってる。俺が告白したのは、アスベル、お前じゃなくて妹のマリベルの方だ。誰が双子の妹にいい処を全て吸い尽くされたような出涸らし姫なんかに告白するかよ」

「…まあ、良いわ。立会人は取り巻き連中だけで良いのね」

 マティアスは、練兵場のステージの袖で自分を見守っている少年たちに視線をやった。

 ティボー子爵家の権勢にあやかりたい腰巾着どもだ。

「ああ、そっちは、女二人で良いんだな」

 真紅のリボンの少女も、ステージの袖を見やった。

瑠璃色のリボンで髪を纏めた少女と、もう一人、黒髪のショートヘアをしたおとなしそうな少女が不安げに戦いの舞台を見守っている。

 この少女が、決闘デュエルの原因となったリアーナだった。

「では、始めるぞ。バウムガルトナー家の出涸らし姫」

「…いつでもどうぞ」

 勝利に対する確信に満ちた表情で、マティアスは両手を使って印契を結ぶ。

「アイスエッジ」

 先端が尖った数本の氷柱が、その手から放たれる。

真紅のリボンの少女もまた、左の手首の辺りを中心に防御魔法を展開する。

「プロテクション」

真紅のリボンの少女は、「プロテクション」の淡い光芒を斜めに構えて、飛来した氷柱の束を斜めに回避した。

 強力な攻撃魔法を正面から受け止める事はせず、斜めに弾いて弾道を逸らす「避弾経始」と呼ばれる手法であった。

 相手の攻撃魔法に比して、こちらの防御魔法が弱いと判断される場合、正面から受け止めることなく、エネルギーを分散させ、跳弾させるやり方である。

 マティアスは、嘲笑した。

「はははっ。器用なものだな、出涸らし姫。お前の貧弱な魔力じゃ、俺の攻撃魔法を正面からは防げないからな。だが、いつまで持つかな。それそれっ‼︎」

 マティアスは、続け様に「アイスエッジ」を放つ。

真紅のリボンの少女は、左右の手に「プロテクション」を展開させ、同じ「避弾経始」の技術で氷柱を弾き続ける。

 少女は、右手の人差し指と中指を重ねて、マティアスに向かって突き出した。

指先から、糸のように細く収斂された無属性の魔法が放たれた。

 攻撃魔法とも呼べない、シンプルな魔力の収束に過ぎない。

マティアスが、防御魔法「プロテクション」を展開させる。

 少女の攻撃は、あっさりとそれに弾かれて四散した

マティアスが、また、嘲弄の笑みを浮かべた。

「そんなものが、攻撃魔法か、アスベル・バウムガルトナー。双子の妹にいい所を全て吸い尽くされた残り滓とは、よく言ったものだぜ」

 魔術師マージ同士の戦いとは、攻撃魔法と防御魔法のスイッチングだ。

より強力な攻撃魔法を迅速に繰り出し、同じく堅牢な防御魔法でそれを防ぐ。

 攻撃魔法を撃ち出す際は、防御魔法を解除しなければならない。

攻撃終了と同時に、再度、防御魔法を張って身を守る。

 その作業を澱みなく行えるのが、優秀な魔術師マージなのだ。

「しかし、このままじゃ、埒があかない。一気に決めさせてもらうぞ」

 マティアスは、「プロテクション」を展開したまま、真紅のリボンの少女に対して、一気に距離を詰めた。

 ステージの袖で決闘デュエルを見守っていた、瑠璃色のリボンの少女が叫んだ。

「気を付けて‼︎ ケイパーリットの技を使うつもりよっ‼︎」

 マティアスは、近接戦闘で一息にケリを付けるつもりだ。

上体を傾けて少女の側面に回り込み、両手で手首と腕の付け根を決め、そのまま、少女をねじり倒そうとする。

 しかし、真紅のリボンの少女は一瞬、速く、マティアスの背後に回り込んで、真っ直ぐに伸ばした腕でマティアスの顎を跳ね上げ、同時に片膝を少年の膝裏に入れ、そのまま仰向けに崩れ落ちさせた。

 少女が使った技もまた、「ケイパーリット式旋舞拳闘」のものだ。

ステージに倒れたマティアスの上に跨って、真紅のリボンの少女は、二本の指をマティアスの喉元に突き付けた。

 マティアスの双眸が、驚愕で見開かれている。

「ま、まさか… 女がケイパーリット式を使えるなんて…」

「バウムガルトナー家は、元々、外務卿を任されてきた一族。私の一族では、男性ばかりでなく、女性もケイパーリット式旋舞拳闘を学ぶのよ…… 私の勝ちね、マティアス・ティボー。あなたが言った通り、貴族の名誉に賭けて誓いなさい。もう二度と、リアーナにちょっかいをかけませんてね」

「こ、こんな馬鹿な…」


「あははっ、あいつの顔、見た?」

 練兵場の女性用の控え室で、三人の少女たちの笑顔が弾けた。

練兵場のステージで、マティアス・ティボーと戦った、真紅のリボンの少女。

 ステージの袖で決闘デュエルを見守った瑠璃色のリボンの少女。

そして、決闘デュエルの原因となったリアーナ、この三人の少女たちである。

「アスベル様、本当にありがとうございました。おかげで私…」

 おかしな事に、リアーナが「アスベル」と呼びかけたのは、練兵場で戦った真紅のリボンの少女ではなく、ステージ袖で戦いを見守っていた瑠璃色のリボンの少女であった。

「気にしないで。立場を利用して、女の子を意のままにしようとする男なんて、最低よ。御免ね、マリベル。あなたに面倒ごとを押し付けちゃって…」

「良いのよ、姉さん」

 練兵場のステージでマティアス少年を負かした少女が、豊かな亜麻色の髪を束ねる真紅のリボンをするすると解いた。

 もう一人の少女も瑠璃色のリボンを解く。

「良い加減、あの鈍いマティアスもトリックに気が付く頃だから、リボンを元に戻しておきましょう」

 アスベルとマリベルは、お互いのリボンを交換した。

二人の姉妹は、それぞれ、本来、自分のものであるリボンを自分の髪に結び直した。

 同じ日に双生児としてこの世に生を受けたアスベル・バウムガルトナーとマリベル・バウムガルトナーの姉妹は、赤ん坊の頃から二人を区別するために、それぞれ、お髪に赤いリボンと青いリボンを巻いていた。

 姉アスベルが、真紅のリボン。

 妹マリベルが、瑠璃色のリボン。

マティアス・ティボーと戦ったのは、姉アスベルの真紅のリボンと、自分の瑠璃色のリボンを交換した、妹のマリベルの方だったのだ。

「アスベル様、私……」

 リアーナが涙を浮かべ、満腔の感謝を込めて、真紅のリボンを巻いたアスベルに言った。

「私、貴族様からこんなに良くして頂いたのは、初めてで……」

「元・貴族よ。バウムガルトナー家は今は、騎士爵家に降格されちゃっているしね」

 公立魔導アカデミーは、貴族と騎士階級の子弟を育成するためのエリート教育機関だ。

 平民であっても、極めて優秀な生徒は特例として入学が認められている。

しかしながら、特権意識を持つ貴人の子弟たちの中で、リアーナが神経をすり減らしてきた事は容易に想像できた。

「それに、練兵場で戦ってくれたのは、妹のマリベルの方だしね。お礼なら、マリベルに言って」

「いいえ、もちろん、マリベル様にも感謝しています。でも、ティボー子爵家の御令息に言い寄られて困っていた私を最初に助けてくださったのは、やっぱり、アスベル様です」

 その時、控え室の扉が乱暴に推し開かれた。

マティアス・ティボーが、憤怒の表情で三人の少女を睨み付けた。

「良くも謀ってくれたな‼︎ 決闘デュエルは無効だ‼︎」

 双子の姉妹が揃って少年に厳しい視線を送る。

「ここは女子用の控え室よ。更衣室も兼ねているんだけど」

「マティアス・ティボー、あなた、女の子の着替えを覗きたいの」

 マティアスは、少しだけ怯んだが、構わず、怒声を放つ。

「やかましい‼︎ アスベル・バウムガルトナー、お前はマリベルとリボンを交換して、練兵場で双子の妹と入れ替わっただろう。練兵場のステージで俺と戦ったのは、お前じゃなくて、妹のマリベルだったんだろう。そうでなければ、俺様が出涸らし姫なんかに負けるはずがないのだ」

「何の事か、分からないわね」

「とぼけるな‼︎ ステージで戦った時、俺の前に立った、赤いリボンの女は、『二ヶ月前に自分に告白した』と言ってた。二ヶ月前、俺が告白したのは、アスベル、お前ではなく、妹のマリベルの方だ」

「そして、マリベルにふられたのよね」

「や、喧しい‼︎ とにかく、決闘デュエルはやり直しだ」

「新たに練兵場を使う予約はできているの?」

「い、いや…」

「じゃ、手っ取り早く、腕相撲で決着をつけましょう」

「う、腕相撲…?」

 マティアスはちょっと考え込んでから、ニヤリと笑った。

バウムガルトナー家の「出涸らし姫」であるアスベルは極端に膂力が弱く、子供用の弓さえ引けない事は有名だった。

「よし、腕相撲でいいぞ」

 マティアスは、真紅のリボンの少女と瑠璃色のリボンの少女を等分に見比べた。

リボンを交換して、双子の姉妹が入れ替わっているとすれば、本物のアスベルは……

「お前だ‼︎」

 マティアスは、瑠璃色のリボンをした少女を指差した。

瑠璃色のリボンの少女は艶然と微笑んで椅子を引き寄せ、それに座し、机に肘を置いた。

「始めましょう」

 マティアスもまた、少女に倣う。

ガッチリと手を組み合わせて後、勝負は一瞬で着いた。

 マティアスの手は、あっけなく机にねじ伏せられていた。

そればかりか、肘から先があらぬ方向に曲がっていた。

 マティアスが悲鳴を上げた。

「腕がっ、俺の腕が折れたっ⁉︎」

「大袈裟ね。肘の関節が外れただけよ。ほら、はめてあげるから」

 肘の関節が外れるのは、相当な痛みであったが、それを元の位置に整復するもまた、飛び上がるほどの苦痛を伴った。

 マティアスは、たまりかねて大粒の涙を流す。

「もう、大丈夫。炎症を起こさないように膏薬を塗っておきなさい」

「ち、畜生… 一体、どうなってるんだ…」

 もちろん、双子の姉妹はリボンを元通りにして、本来の姿に戻っていたからだ。

マティアスは、姉のアスベルではなく、妹のマリベルに腕相撲を挑んだのである。

「約束は守りなさい、マティアス。もう、リアーナにちょっかいをかけないこと」

 マティアスは、這々の体で控え室から出ていった。

 その背中を見送って、三人の少女たちは再び、朗らかに笑った。

しかし、アスベルは内心、複雑な思いだった。

 確かにマティアスに絡まれて困っていたリアーナを救けたのは、自分だ。

しかし、そのマティアスと決闘デュエルで戦ったのは、マリベルなのだ。

 マリベルは、代々、優秀なアーチャーを産んできたバウムガルトナー家の歴史の中でも、特別な存在だ。

 ほんの小児の頃から、大人でも扱えない強弓を平然と引いてきた。

魔法の才能にも恵まれ、大人の魔術師マージにも負けないほどの魔力量を有している。

 そればかりか、「地」「水」「火」「風」「光」「闇」の全ての属性魔法に適性を有している。

 魔法の専門家である魔術師マージでさえ、複数属性を持つ術者は稀だ。

マリベルは、幼い頃から活発な子どもで、身分を問わず、貴族や騎士の家の子供たちと積極的に交わってきた。

 騎士の家の子からは、ブロードソードやバックラーの使い方を学んだ。

魔術師マージからは、ロッドやスタッフの扱い方を学んだ。

 マリベルは、同年代の子供たちと真っ黒になって遊び回りながら、天性の才でそれらの技術をマスターしていった。

 ところが、姉アスベルの方は、幼少の頃から極端に膂力が貧弱で、幼児が初めて渡される練習用の弓さえ引けない。

 魔法の才能にも乏しく、アカデミーの高等部に進学する年齢となっても、無属性の生活魔法しか使えなかった。

 それでも、幼い頃は座学の成績に関しては、アスベルの方がマリベルより上だった。

 ところが、アカデミーの中等部に進学して、マリベルが学問に関心を持ち始めると、持ち前の社交性を発揮して、成績の良い生徒たちと仲良くなり、たちまち、学年でもトップの成績を収めるようになってしまった。

 常に及第点すれすれで、進級さえ危ぶまれてきた自分とは大違いだ。

 「シャンプールの惨劇」で、伯爵号を剥奪され、騎士爵家に降格されてしまったバウムガルトナー家を再興できる逸材として、マリベルは一族の期待を一身に集めている。

 それに比べて、自分は、マティアス・ティボーが言っていたように、優秀な妹に良い部分を全て吸い尽くされた残り滓の令嬢、「出涸らし姫」だ。

 一族の者たちは、メイドや庭師に至るまでアスベルには、痛々しいほどの気遣いを示してくれる。

 アスベルが、心の奥で深く傷ついていることをみんな、分かっているのだ。

ヴァルデス公国では、十五歳で成人として扱われる。

 帝政エフゲニアでも、沙馮シャフーでも似たようなものだ。

「公立魔導アカデミー」の一年生で、私は成人する。


もう、子供ではいられない。


そして、私とマリベルの運命は大きく異なっていくだろう。


マリベルは輝かしい光の中へ。


だけど、私は…


 後に、繊麗の女神アルシノエから、「金の魔導弓、クリューソス」を授かるアスベル・バウムガルトナー。

 同じく、雄渾の女神ネグベドから、「銀の魔導弓、アルギュロス」を授かる妹マリベル・バウムガルトナー。


 ともに「三年戦争」の主力として戦い、数万人の敵兵士を殺害して、その恐怖の二つ名を亜大陸の歴史に刻む二人の「神穹姫」。


 アスベル・バウムガルトナー、マリベル・バウムガルトナー、ともに十四歳。


――「公立魔導アカデミー」入学まで、後、一ヶ月。

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