“性欲の強い俺は、風俗に行くお金を浮かせるために好きでもない彼女を作った!”
神石水亞宮類
第1話 “性欲の強い俺は、風俗に行くお金を浮かせるために好きでもない彼女を作った!”
俺は人並外れた“性欲を持っている!”
毎日、ムラムラしていずれ俺は女の子に手を出してしまうんじゃないかと
不安で仕方ない!
今のところ自分で処理出来ているが、そのうち出来なくなってしまうだろう。
俺はそうなる前に、、、“何か手を打たなければ思った!”
・・・そして思いついたのが?
“彼女を作る事!” 別に好きじゃなくていい。
ただただ体の関係を持てるという理由で、彼女を作ろうと思った。
“不純な考え”ではあるが、【犯罪者】になるぐらいならその方がマシだ!
俺は早速、男友達に女の子を紹介してもらった。
まあ、紹介と言っても“ただの飲み会”でその中に数人女性が
居るというだけだ!
勿論! “彼女になってもらえるかは別の話。”
だが俺は毎回、“命がけで飲み会に参加した。”
俺は犯罪者になりたくない!
でも? この無限の性欲をどう処理すればいいのかも分からない!
その為には、【彼女】を作るしかない!
俺の性欲を彼女にぶつけるしかないんだ。
俺の限りない無限の性欲は彼女にだけ流れていく。
・・・残念なのは? “俺が彼女になる女性を好きかどうかは
俺には関係ないという事!”
最悪かもしれないが、俺にはその方法しかない。
俺の性欲を解放できる彼女を作るしかないのだ。
でも? 俺の見え見えのエロスが露骨に女の子達には見えているのか?
女の子が俺に見向きもしなかった。
『“俺の彼女になってください!”』
『えぇ!?』
『いきなり?』
『キモイんだけど。』
『これはないわ~』
『まだ、飲み会はじまってないし!』
『もう少ししてからでも、その話はいいんじゃないのか?』
『“コイツ、絶対に彼女できないわ!”』
『・・・マ、マジかよ、』
俺は焦りが先に出て、皆が自己紹介もしないうちから一人の女性を
見つけてこう言ってしまった。
勿論! “周りの奴らはドン引き!”
俺にいきなり告白された女の子は、その場で帰ってしまう。
他の女の子達も、“俺がキモイ男だと思って飲み会はそこで終わった。”
『お、お前な! いきなり女の子に告白なんかすんなよ!』
『あれは絶対に嫌われるわ!』
『“まだ乾杯もしてないうちから、あんな事言うか? 普通!”』
『彼女ほしいのは分かるけど、もっと落ち着けよ。』
『先の女の子、お前のタイプの女か?』
『・・・い、いや?』
『はぁ!?』
『タイプでもない女に告白したの?』
『お前、やっぱり頭おかしんじゃないのか!』
『イカれてるわ!』
『“次も、こんな事するならもうお前を飲み会に誘わないけど、いいな!”』
『・・・あぁ、』
女の子達が帰ってからの、“反省会と俺へのダメ出し!”
俺も随分、反省した。
だから直ぐに告白をする事はやめて、一先ず男女を交えて飲み会を
スタートさせる。
時間をかけて、じっくりこんな俺でも付き合ってもらえそうな女の子
を見つけてその後、告白すればいい!
焦らず時間をかけて、俺は飲み会にその後も何度も何度も参加した。
・・・そのうち、俺と付き合ってくれそうな女の子を見つける。
大人しそうで何でも言う事を聞いてくれそうな女の子。
俺はこの子に決めた!
『ミサちゃんは、今好きな男性とか居るの?』
『えぇ!? 今はいないかな。』
『真剣に彼氏とかほしい?』
『・・・ううん、』
『彼氏ほしくないの?』
『・・・まあ、“イイ人が居ればね。”』
『“俺とかはどう?”』
『・・・彼氏?』
『そう!』
『・・・うーん?』
『もう少し、俺の事を知ってもらう時間がいるよね。』
『そうだと思う。』
『そっか。』
『うん!』
俺はこの、“ミサちゃんに狙いを定める。”
いつか俺はこの子と付き合うと心に誓う!
・・・そして俺の性欲を彼女にぶつけるんだ!
俺の無限の性欲を彼女にだけに注ぎ込むぞ!
“性欲の強い俺は、風俗に行くお金を浮かせるために好きでもない彼女を作った!” 神石水亞宮類 @kamiisimizu-aguru
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