??? シナリオ

「ねぇ、知ってる?うちの学校の男子生徒が自殺したらしいよ?」

「え?そうなの?」

「しかも、彼女の家でだってぇ……」

「やばっ……」

「今朝、ニュースでやってた……」

「そういえば警察が─学校に───」

 うるさい。黙れ。

「そういえば、氷姫も学校来てないよね?」

 やめろ、やめろっ。

 あおが死んだのに……なんでそんなに、呑気に………笑えるんだ?

「……失礼します。如月 シュンさんはいますか?」

 この人……あおの彼女の……。

「如月 シュンさんですか?少し……あお君のことで話があって……」

 

 その後、意気投合した俺たちは……結婚をした。

────────────────────

「あ~あ。終わっちゃった。また同じ結果。同じシナリオ……つまらない」

 私はもう、正直うんざりしていた。

 どれだけ頑張っても、どれだけ違うことをしても、どれだけ………

 もう、終わりにしないといけないのに。

「後、一回だけ……」

 諦めきれなかった。何度も葵が死んでいくことに耐えられなかった。

 えへへ。どうしたら、良いんだろうね?

「……困っちゃう」

「待ってなさい葵。絶対に私が助けてあげるんだからっ……」

 だから涙を拭いて、立ち上がらなきゃ。

─あとがき───────────────

 最後まで呼んでいただき、ありがとうございます。

 区切りとしては、今回の章を『狂依存編』とさせて下さい。

 次からはシュンや謎の少女ちゃんもたくさん出せるように頑張ってみるので応援してくれると嬉しいです。

 では、また会いましょう。

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