阿頼耶識
七星北斗(化物)
序説
《ゾンビ》死してなお抗う者、生者に死を振り撒く存在。
神は、生きながら死んでいるという矛盾を、決して許さない。
死んでいるから存在しない。死んでなお生きているから認識できない。単直に言えば、お化けと変わらない。
ゾンビを狩る組織、死神。私もその一員だ。
存在しない者だから、ゾンビは基本的に人は見えない。それは、私たち死神も変わらない。
しかしたまに霊感の強い人間に見えてしまうのだ。
生者に迷惑をかけるな、それが私たちの教示である。
ですが、私も矛盾のその一人です。ゾンビでありながら、死神なのだから。
認識されないのと、認識できる。それもまた矛盾。
世界は、壊れかけているのかもしれない。だけど、それを守るのが、私たち死神。
血液に喜びを感じる変態死神に、髪の美しさを追求する変人死神。
癖の強い仲間ばっかりだけど、それなりに楽しいよ。
私の武器は鎖、ハンバーガー大好き女子校生。
今日は、早引けして、お仕事なんだけど……最悪。
OK、OK、わかってますよ。でも、かったるいな~。
阿頼耶識 七星北斗(化物) @sitiseihokuto
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