ダメなこと

俺は陸さんの妹であるめいが辛辣だったのだが妹をしかる陸さんがすごく怖くて


そんな陸さんを止める和弘が見たことのない顔をしていてだがその顔はおこっているだけじゃない


だって俺は和弘の怒った顔を見たことがあるから


ならなぜ見たことがないと思ったのかそれはきっと大切だと思っているはずの相手に怒っている和弘の姿だ


はずっと思ったのは和弘の気持ちが分からないからそれはどこまで親密になってもそれは変わらない


だって結局どこまで仲良くなっても他人なんだから


他人の感情なんて理解ができるわけがない


だけどそれは止めないといけないと俺は思った


和弘の顔がどこかつらそうだったから


「なにをやっているの和弘」


「えっわたしは陸を止めているだけなんですけどなんでわたしを攻めようとするんですか」


「そうだな陸さんはやってはいけないことをしようとしていることはなんとなくわかる」


「ならなんで止めるんだ」


「それはあなたまでいけないことをしてはダメだからだから止めるんだ」


「ダメなことってなんのことだよ」


「大切な人を自分のてで傷つけてそれでいいの」


「それでもめいちゃんを止めるのはだれがするんですかわたしが止めないといけないじゃない」


「だったら俺がやるしかないだろうが俺は陸さんともめいともあまり関わったことがない人間なんだから」


「なんでぼくを攻めるんですかぼくはわるいことなんてしてないのに」


「じゃあ教育ってなんですか」


「それは手や足が出てもわるいことだと分かってもらうためならしかたがないんじゃ」


「仕方がないわけないじゃないどんな理由があっても暴力をふるっていいわけない」

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