バレる怖さ

俺は和弘とデートをしていた


和弘の服装はフードを深々と被り下はスカートをはいていた


なんでフードを深々とかぶっているのかというと目立ちたくないかららしい


もしかしたら自分の知り合いにバレるかもしれないから怖いということだ


それにしてもなんで和弘は怖いんだろうだって女の気持ちならそんな恥ずかしいとか思わないと思うんだけど


俺の場合の話しになるけど俺は隠したりしないよだって恥ずかしくはないから


だけど親にバレたりしないかという怖さならたしかにあるからそのためかもしれないな


俺たちは恋人として適当に近くを通った喫茶店にはいる


俺は入って近くの椅子に座り和弘は俺とは反対側の椅子に座る


「和弘はなにたのむんだよ」


「えっわたくしですかそうですね」


和弘はメニューをじっくりみたあとこう答えてくる


「カップル専用のジュースみたいなものとかないのかな」


「えっあるんじゃないのかというかそれ頼むのか」


「うんだってカップルだろしてみたくわないか」


「いや分からなくはないけど恥ずかしくないのか」


「恥ずかしいよでもカップルって普通そういうもんだろ」


普通という言葉は俺たちにとってすごく大事なものだ


普通でないと俺たちはダメだから


そんな気持ちに俺たちは知らず知らずのうちに支配されている

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る