農家はみんな、ロリ巨乳がお好き

 さて皆さん、タイトルを見て「ついに狂ったか!?」とお思いかもしれませんが、そんなことはありません。自分は冷静です。


 では、ご説明いたしましょう。


 作物と言うのは、種や苗を畑に植えたからと言って、そのうち収穫できるものではありません。病気、災害、虫害、様々な理由で上手く収穫できないことがあります。


 そうしたリスクを減らす意味で重要なのが、“いかに作物が畑にいる時間を減らすか”なのです。


 仮に、植え付けから、収穫までに半年かかる作物があったとしましょう。その間、災害にやられることもあるし、病気にかかることだってあります。


 さらに言えば、そうした病気や虫害を防ぐため、定期的に農薬を散布しなくてはいけませんし、肥料を切らさないようにするため、施肥も必要になってきます。


 つまり、野菜が畑にあるということは、常にリスクとコストのことを考えなくてはいけないのです。


 それをどうこうしようとすれば、いかに畑にいる時間を短くするか、ということに行きつきます。


 畑にいる期間が短くなれば、災害に会う確率は落ちますし、肥料や農薬の量を抑えることができます。


 リスクとコストを鑑みるに、いかに育成期間を短くし、それでいてたわわに実らせるか、そこが重要になってくるというわけです。


 時間短く、それでいてたわわ。すなわち、“ロリ巨乳”である。


 そう、“ロリ巨乳”こそ、農業の最適解なのです。


 これについては、先人たちより受け継いできた技術があり、それも日々改良が加えられてきています。


 かつては半年以上かかっていた白ねぎの育成も、今では技術革新や品種改良も進み、時期が良ければ畑への植え付けから、4ヶ月ほどで収穫できるようになりました。


 特に自分の農園では“ひびき”ちゃんが頑張ってくれていますね。畑に植えて、収穫するまで4ヶ月に届くかどうかくらいで収穫できます。今年も頑張ってくれました。ハラショー。


 ロリ巨乳万歳! 農家はみんな、これを求めているのだ!


 他にも、今年大ブレイクしたのは、新規で導入した“はにゅう”ちゃん。この子も素晴らしい出来栄えでしたわ。あうあう~。


 豪雨でダメかと思ってたけど、持ち直した“ひかり”ちゃんも最高だった。


 春の主力となる“みどり”ちゃんもいい仕事してくれました。


 なんか品種名、女性名詞多いっすね。開発者も“分かって”いる方が多いという事か。


 これは妄想が捗りますわ。こんな可愛い子達を脱ぎ脱ぎさせるのがお仕事ですから、うん、お仕事ですからね。


 決して、変態ではないので悪しからず。


 なお、最後の品種で一気に冷めていただきましょう。




ワ シ「ゲェッ、関 羽!?」

関 羽「うん、お兄ちゃん♪(おっさんボイス)」

ワ シ「髭面にこの口調はアウトだろ・・・。お前の義弟だろ、どうにかしろよ!」

劉 備「無理」

関 羽「お兄ちゃん、バイビ~☆(おっさんボイス)」

ワ シ「そろそろこいつの季節が来るか・・・」




 “関羽”って品種がありましてね。9月後半から収穫が始まります。そろそろ上記のやり取りを妄想しながら、収穫に入りますね~。


 なお、“劉備”って品種もあったんですが、今は使っておりません。不人気!


 やはり、軍 神 関 羽 は格が違った。


 女性名詞で通用する品種名が多い中、やはり異色を放つこの軍 神。侮れぬ。


 などと妄想しながら、今日も畑を走り回ります。


 ロリ巨乳こそ、絶対正義! これを覚えておいてください。


 それでは皆様、次回をお楽しみに~♪

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る