死亡記事No.11
裏SNSにて
【
『
名前:
性別:女性
歳: 27
身長:158
体重:不明
職業:キャバ譲?
住所:○○県――
実家:○○県――
電話番号:――
関係:不明
死因:刺殺
(追記:その他)
闇映え関連でしょうか。ノコギリでバラバラにして箱へ。可愛くラッピングして依頼主に贈りました。表では投稿しません。こちら限定となります。神っちが腹を刺しすぎて内蔵やら何やらグジャグジャです。
写真リンク:xxxxxnnxxxyy
殺害:神っち
撮影:
返信コメント
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【
『グローい。加工なしだぁ~。内蔵さん、こんにちわぁ』
|
【トレイ@自警団】
『お美しい女性ですね。この方、離れたキャバクラで働いてたような。同伴ですかね。まぁ、暇なんで調べておきますよ』
└
【
『ありがとうございます』
ホテルに戻り、着替えてゆっくりしているとSNSの反応を観ていると珍しく
【
『いいじゃん。そういうの待ってた。死体を送り付けるなんていい発想。もっとやれ。拡散しとく』
気に入られたらしく次々と知らぬユーザーや関わらないフォロワーからコメントが届く。そこで少しだけ流行った言葉があった。
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【血濡れたい焼き@詐欺師】
『内蔵、こんちゃ』
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【ベルベット@A】
『内蔵さん、こんにちは』
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【黙示録@裏垢】
『
|
【■■■@gh】
『hello.internal organs』
:
:
:
【
『なんかバズってるwwヽ( ;゚;ж;゚;)ノブッ』
隣にいるにも関わらず嬉しそうにコメント欄を荒し、疲れベッドに横になる俺を他所にじゃれつく。
「朔也~朔也~」
何ですか、と相手しつつ目を閉じ寝ると“小春ちゃん殺そ”と囁かれたのは気のせいか。その言葉に離婚した誰かさんを思い出し、温かくヌメついた血が手についた感覚と痛みに叫ぶ断末魔の幻聴。
「あまり俺を刺激すると突然やらかし兼ねないので止めてください」
そう背を向け、布団を被るも俺は先程殺した女性を無意識に小春と重ねていた。
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