南の島に漂着した戦闘機乗りが、そこで思わぬ異文化に触れるお話。
異世界を舞台にしたコメディ掌編です。
もう読み始める前から半ばノックアウトされていた、というか、タグの「マイクロビキニ半脱ぎダークエルフ学園」のインパクトがものすごすぎて……。
一種のインターネットミームか何かのようなのですけれど、実際その通りの学園が登場するのだからもうとんでもないです。なんて作品なの……。
島の人たちの人生観というか、運任せかつ他力本願な文化がなんとも印象深い。
もし現実に存在していたなら、いわゆる「カーゴカルト」的な風習であったのでしょうけれど、しかしそこは異世界の物語。
ただの形だけの真似事では済まないというか、魔法の力でなにかしらの現象は引き起こせてしまうのだから大変です。
ガチャに笑いました。思った以上にガチャしてたので……。
コミカルな設定に笑わされちゃうものの、よく見ると結構大変な展開だったりするところもまた楽しい作品でした。