第16話


たった1人で数万の敵を打ち倒した勇者は一通り狩り終えると、俺の下に舞い戻ってきた。

 この人はいつも颯爽と現れては颯爽と消える。

 彼が最強だからできること。


「やあ久しぶりだね。

 ようやく君と話せるようでとても感動してるよ。

 長かったな君と話すまでは、ずっと悪霊狩りをして生計を立てていたからね。

 他にもボクサーになったから、結構お金は入ってくるになったんだ。

 君に教えてもらった料理のレシピなんかも役に立ったし、この国来るまでもなかったんだけど。

 どうしてもまた君に会いたいと思ってね。

 娘と同じ歳になっていたが、驚きだけど。」


「あのつかぬことをお聞きしますが、娘さんの名前ってノラさんと言いませんか。」


「そうだよ。その様子とあったみたいだね。

 娘にはちょっと悪い事したかな。

 見たところ君は帰ってきたばっかりだろう。

 そんな時に、大変なことを押し付けたばかりで自分の状況も整理してないだろうにすまないことをした。

 最も君を感知できるようになったのは、1日前っていうところを見ると帰ってきたのもほんとつい最近なんだろう。

 帰ってきた。娘が泣いてきたものだからほんとに罪な男だねー。」


 笑い事じゃねー。

 でも、この人娘が泣いても平気な顔しているあたり、結構良い父親やってんな。

 平気で、子供を千尋の谷に突き落とす。

 厳しさがあったからこそ、俺が許されたと見ていいんだけど。

 聖剣がかなりぎらついて見えるから、素直に喜べない。


「まぁ状況が整理できたら、娘のことをよろしく頼んでもいいかなぁ。」


「すみません。それはばかりは確約を致しかねます。」


「うんひとまずはその言葉が来ただけでいいよ。

 君はなんだかんだ優しいからね。

 言葉で、突き放してもうちの娘のようにしつこい人間だったらついてきてくれる。

 仕事も、なんだかんだ、自分でやっちゃう癖があるでしょう。

 それ直した方がいいよ。

 直さないとうちの娘が暴走すると思うから。

 ここだけの話、娘の初恋なんだよ。

 妻が僕と会った時と同じような顔をしている。

 僕の妻も結構尻に敷くタイプだったから、何とか早いうちに地位を築いておかないと食われるよ。」


 え、そっち?

 俺ってもう食われること確定なの?

 嘘だよね。嘘と言ってくれ。

 ここはもう話をごまかそう。それだけに重力を注げ注げ。


「それよりも、なぜ日本に。

 妖怪退治だけじゃないでしょう。

 娘さんのアレルギー体質から考えると日本が今のところをベストってわけでもないでしょう。

 学校の連携が甘いから、アレルギー込みで対応できる学校に通わせても良かったんじゃないの。」


「それは親の勘と言うやつさ。」


 答えになってないから、もう考えるのやめよう。最後 新作



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メイン小説

換金スキルとショップスキルでバグ技現代無双〜無限に増える1円玉でスキルを買いまくる~


酔っぱらってダンジョン行ってたらお姉さん持ち帰りしてて朝チュンしてた件~スキル乳化の美肌ボディエステは女性冒険者を虜にする~


こちら二つもよろしければ拝読ください。


スライム道

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