第15話

いやだねー彼らを相手取るのは本当にいやだねー

 数が無駄に多く、人質になる人間も多い。

 彼らと言うされても大丈夫なように自分自身で避難誘導しないといけない。

 その際、攻撃力は防御力が皆無な俺には相手の目線の動きを的確に理解しないといけない。

 伊達に世界にいたわけではない。

 戦闘経験は、確かに無いが目線の動きだけで、相手の行動を読み取る位の芸当はできる。


「皆さん、こちら移動してください。

 今まで通りの生活を送りたいのならね。」


 クモの巣のような救いの糸に縋るモノたちは一斉に俺の指示に従っていく。

 逆に指示に従わないものは、もうすでに生きることをあきらめた者たちと判断し切り捨てる。


「あの人外じみた人が殺ってる間に逃げたほうがいいですよ。

 あの人は強いですが、守ることに特化しているわけではない。

 どちらかと言うと、やられる前に攻撃をする人ですから。

 避難誘導はしますが、落下物に充分に気をつけて来てください。」


 異世界では、避難誘導はしたことがないが同じ日本人なら楽にできる。

 異世界は、自分の身は自分で守るのが常識なのに対して、日本は集団行動として避難行動がある。


 だから団体での指示も行いやすいし、1人リーダー格がいればそれなりに指示が通りやすい。

 ここにもリーダー格が何人かいた。

 おそらくは、この妖怪の奴隷になった人たちの古株だろう。

 どこに何があるか知っていて、武器や障害物を壊すためのハンマーなど幅広く道具を取りながら進んでいる。

 これは頼もしい。


 何かなぁ真面目に異世界行くと地球がファンタジーに見える現象ってマジあるんだなぁ。

 やだそんなの嫌なんだけど、平穏な生活に戻りたいよー。

 こんな危険に首を突っ込む俺も俺だけどさぁ。


 遠目に勇者のおじさんを見やる。

 現役で異世界勇者やってた時よりをたくましくなっている。

 ヘビー級のボクサーでも、やっていたかのような。

 筋肉の配置踏み込み方が以前の狩人特有の配列に加えて、腰の筋肉が異常なまでに発達している。

 ボクサーによくある配列と見た。

 突進型距離を詰めるタイプのインファイターとも呼ばれるスタイルのボクサーが体重を最大限攻撃に載せるため腰の筋肉が発達する。

 狩人の場合も足腰や上半身ともに鍛えられるがわざわざ攻撃するときに体重を載せる必要がないため腰に筋肉が付くことはない。


 彼は銃を使ったり、石を投げたりする狩猟技術を得意としている。

 斧も使うがあくまで投げたり邪魔な木々を切る程度にしか使わない。


 ボクサーになっていっぱつ当ててだって言ったら納得する。

 どうして日本にいるのか甚だ疑問だけど。最後 新作



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メイン小説

換金スキルとショップスキルでバグ技現代無双〜無限に増える1円玉でスキルを買いまくる~


酔っぱらってダンジョン行ってたらお姉さん持ち帰りしてて朝チュンしてた件~スキル乳化の美肌ボディエステは女性冒険者を虜にする~


こちら二つもよろしければ拝読ください。


スライム道

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