九月七日
ひるすぎは先生もたびたび
そこはこの前上の野原へ行ったところよりもも少し
前に
又三郎もきものをぬいでみんなのあとから泳ぎはじめましたが、
すると向う岸についた一郎が
「又三郎何してわらった?」一郎はまたききました。
「おまえたちの泳ぎ方はおかしいや。なぜ足をだぶだぶ鳴らすんだい。」と云いながらまた
「うわあい。」と一郎は
「
「するする。」こどもらがみんな
おれそれでぁあの木の上がら
又三郎はじっとみんなのするのを見ていましたが、みんなが浮んできてからじぶんもどぶんとはいって行きました。けれどもやっぱり底まで
すると一郎は木の上でまるで声をひくくしてみんなに叫びました。
「おお、
みんなは、淵の
すると
「さあ、
そのとき、向うの白い
庄助は、しばらく
そして中ぐらいの
「何だこの
又三郎はだまってこっちへ帰ってきました。庄助は
庄助はだまって、また
「
みんなは、とった魚を、石で
そのころ
「あ、生洲、
「あ、あいづ
「又三郎、うなのとった
「何だい。こわくないや。」又三郎はきっと口をかんで云いました。
「みんな又三郎のごと囲んでろ囲んでろ。」と一郎が云いました。
そこでみんなは又三郎をさいかちの
その男はこっちへびちゃびちゃ
「来た来た来た来た来たっ。」とみんなは
「お、おれ先に
あんまり川を
いつでも
「あんまり川を濁すなよ、
いつでも
「あんまり川を濁すなよ、
いつでも
「この水
「あんまり川をにごすなよ、
いつでも
「川をあるいてわるいのか。」
「あんまり川をにごすなよ、
いつでも
みんなも何だかその男も又三郎も気の
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