九月二日
「昨日のやつまだ来てないな。」孝一が云いました。
「うん。」
孝一はそこで
「来たぞ。」と孝一が思わず下に
「お早う。」とはっきり
そのうち又三郎は
みんなはやはりきろきろそっちを見ています。又三郎は少し
その時風がざあっと
そのとき先生がいつものように
「お早うございます。」小さな子どもらははせ
みんなは集ってきて
さあするとあっちでもこっちでも大さわぎがはじまりました。中にも又三郎のすぐ
先生は
そしてまるで何と云ったらいいかわからない
「では三年生のひとはお休みの前にならった引き算をもう一ぺん
それがすむと先生はまた
そのうち先生は教壇へ
そうして一まわり
二時間目は一年生から六年生までみんな
又三郎もみんな知っていてみんなどんどん歌いました。そしてこの時間は大へん早くたってしまいました。
三時間目になるとこんどは三年生と四年生が国語で五年生と六年生が数学でした。先生はまた黒板へ問題を書いて五年生と六年生に計算させました。しばらくたって孝一が答えを書いてしまうと又三郎の方をちょっと見ました。すると又三郎はどこから出したか小さな
* は小さい「な」
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