第7話 小説家になろう!❷

「アンさん入りますよ!?大丈夫ですか!?」


 風呂に入る直前だったんだろう。タオル1枚のアンさんが洗面台の前にへたり込み、血が抜けたかのような青ざめた顔で僕を見上げた。見えてはいけない部分は隠れてはいるけどかなり際どい格好だ。しかし、自分の状況に気をかける余裕がない程動揺していて、彼女の青い瞳が痙攣の様に細かく揺れている。


「大丈夫ですか!?大丈夫ですね!?」


 タオル置き場の中から一番大きなサイズを無意識に選んで彼女の体にかけて巻いてやった。しかしアンさんはそれを自分で体に押さえる余裕がない程目が泳いで体を震わせている。


「殺してない」


 けれども、僕に訴えるようにはっきりと口にした。


「違うの。私、スバル、あの」

「分かってます。アンさん僕は分かってますから、大丈夫だから」

「びっくりしただけで、その、急だったから加減できなくて」

「分かってます。大丈夫、落ち着いて?とにかく服着てください。というか、大丈夫ですか!?クリントンさん!!」


 僕は真っ先に家主の無事を確認したので、一旦アンさんをスルーして床に倒れてる人物の肩を揺らす。金切声をあげていてのは僕の予想通り、泡を吐き白目をむいて床に伸びている、先ほど追い返されたはずのミスタークリントンだったからだ。


「私に安楽死をしてくれ」


 縄でぐるぐる巻きにされてもなお、クリントンさんがカビが生えてそうな声で切望した。

 シスター服に着替えたアンさんは凄く不機嫌そうだ。仁王立ちで腕組みをし、ただでさえ吊り気味の猫目で睨みつける姿は阿修羅像のような迫力がある。僕はそんなアンさんの前に立ちはだかって、職務質問する警官のような口調でクリントンさんに話を聞いていた。


「ふざけないでください。無防備な女性を襲おうとして、そんな主張まかり通ると思ってるんですか!?」

「襲おうとしたんじゃない、シスターと話をしたかったんだ。彼女を探すために扉を適当に開けただけで、シスターが風呂に入ってるとも、そこが風呂だとは思わなかった、本当だ」

「大体あなたお断りされてましたよね?ここ自宅なんです。プライベートゾーンなので無断で入られるのは困ります」

「だから頼む、私を安楽死してくれ」


 警察に突き出したいところだが警察なんて組織この世にはもう無い。一応存在だけするボランティアの自警団に連絡すべきだろうかと思いつってる最中に僕の後で睨みをきかせ続けるアンさんが不機嫌な口を開いた。


「先ほどもお伝えしましたけど、今はきちんとした理由があって、決意も固いと判断できた方にしかエウタナーシャを施してないんです。ご本人にしかわからない苦しみはたくさんあると思いますけど、死んでから死にたくなかったと思いたくないでしょう?誰にも死人は蘇らせられないんですから」

「……頼む。もう生きるのが辛いんだ」

「ではお尋ねしますね。どこか体がお悪いんですか?」


 アンさんはクリントンさんの眉間に人差し指を突き出すと、僕らの指輪では解読できない言葉でボソボソと呟き始めた。青い瞳はクリントンさんのさらに奥を向いていて、クリントンさんではない何かと会話をしている様に見える。


「嘘をつかないでくださいね。あなた、どこかお体が悪いんですか?」


 そう言いながら、ネジを回すように人差し指で眉間を擦った。クリントンさんは不思議そうな顔で目を眉間に向けたけれど、意図の読めないアンさんの行動にそのままハテナを浮かべている。


「……健康だ。風邪をひいたことがない」

「あ~ら素直。私、素直な人好きですよ。では、最近身内を亡くされたとか、深い悲しみに見舞われたとかあったんですか?」

「……ずっと独身だ。家族はいるが、息災だ」

「うんうん。いい事じゃあないですか!いったい何が辛いんですか?恵まれてるじゃないですか、こんな時代に」

「良くない!」

「めんどくさ……」


 小声で囁いていたが僕には聞こえている。クリントンさんは縄の中、茶色い目でアンさんを瞬きもせず凝視した。


「……さっき私を気絶させたのはシスターの力かい?少し半信半疑だったが、シスター、君は本当に不思議な力を使えるのだな」


 アンさんは問いかけにつんとした態度を貫いた。しかしクリントンさんは無言の圧の裏側を読み取ることもせず続ける。


「君は私に手も触れず意識を飛ばしたな?君が手を宙に突き出した瞬間目がちかちかして真っ暗になったと思ったら、全身に痛みが走り、意識を失った。おかげで体中がナイフで刺されたかのように痛いよ、頭にたんこぶもできたし……。大体、人間業じゃないな。一体どのようにしてそんな力に目覚めたんだい?興味がある。良かったらどうしてその力を手に入れたのか」

「お答えできかねます」


 アンさんは営業用の笑顔でクリントンさんの質問を遮断する。クリントンさんはしつこく聞き出そうと何度か「どうして君がその力を使えるんだ」と食いついている最中に、話を聞いているだけだったはずの人物が急に横槍を入れたものだから目論みはすぐ崩れ落ちた。


「おっさんさぁ~、そんな死にたいならアンに頼まず、自殺したらいいじゃん!」


 レオンだ。急に介入した車いすの謎の少年に、クリントンさんはぎょっとしていた。


「あ、別に俺は死ぬのすすめないよ。でも1人で自殺する人なんていっぱいいるじゃん。何で死にたいのにしないの?」


 クリントンさんはレオンの生意気な態度と表情を嘗め回す様に見ると、本来あるはずの足がない事に気付きさらに注意深くまじまじとした。しかし、レオンの言葉には少しバツが悪そうにしていて、顔をどよんと曇らせている。


「……自殺は神が禁じている」

「そうなの?」


 アンさんがレオンの問いかけに「そうよ」とだけ答えた。

 この時代に信仰されている宗教では自殺は禁忌だ。僕も以前同じ疑問をアンさんに問いかけて『だから私が手を貸してあげてる側面もある』と教えてもらった。神が禁じていようがいまいが死ぬなんてみんな怖いに決まってるし、そういう人からすればアンさんはまさに女神に見えるんだろう。


「……自殺では天国に行けない。私は、天国に行きたい」

「そんな事言われたって、俺、天国とか神様って信じてないんだよね」

「はぁ?教会に住んでるのにかい?」

「信者じゃないもん。ここには住まわせてもらってるだけだよ。実家に仏壇なんてなかったしそもそも俺って無宗教なんじゃない?そもそも神様がいたんなら俺こんな足になってねーぜ、ほら」


 太ももごと短い足を持ち上げてぶらぶらと揺らす。今日のレオンは半ズボンですでに靴下も脱いでたから生々しい切断面が丸見えだ。直視したクリントンさんは少しうっとなっていた。


「それで何で天国?現世は楽しまないの?」

「て、天国なら私を評価してくれる人もたくさんいるはずだからだよ。尊敬する人や仲間はみんな死んでしまった」

「パンデミックってやつで?」

「あぁ。昔はね私にだって創作仲間がいたんだ。だけど、みんな死んだよ。家族は生き残ったが、みんな生きるのに必死で創作なんて興味がない。それどころか、私は意味のない小説にうつつを抜かすバカ者扱いさ。牛に朗読して聞かせても牛は理解できないし……。この世界じゃ私は孤独なんだよ」


 ――あぁ、これは、心が死にかけた人間の叫びだ。


「もう誰も、私の事なんて理解してくれない」


 クリントンさんの顔に漆黒の影が落ちて、僕まで思わず無言となってしまった。誰にも理解されない孤独、という感情は少し理解できる部分があったからだ。

 作る側の人間というのは、常に孤独という悪魔と戦い続かなければならない。悪魔は24時間創作者の耳元で色んな誘惑を囁き続けるけど、それを引きはがす精神力がある者が、創作者として一皮むけるんだと僕は思ってる。だけどそれはある日、急に反撃できない程大きくなって襲い掛かってくるんだ。


「ばっかみたい。いい年した大人が絵本みたいな事信じてるの?大体さぁ!それってひとりぼっちで寂しいだけじゃん!」

「……まぁ、そうかもな」

「死んだら終わりじゃん?死んだら何も残んないよ。そのうち忘れられちゃうだけなんだから」

「…………あのね、子供は黙ってくれないか?」

「残念〜!230歳だからぁ余裕で年上で~す!」


 クリントンさんはレオンのふざけた発言に最初不思議そうにしていたけど、すぐ「あぁ」と腑に落ちたような顔をする。


「ひょっとして君、タイムトリッパーか」

「うんそう。すごいね~。2223年の人てほんとにすぐピンと来るんだ」

「だって、昔はよくいたものだから」


 クリントンさんは懐かしそうに呟いた。


「友人にも似たのがいたんだよ、トリッパーじゃなくて異世界人だったけどね。いつも私の作品のいいところばかり盗む困ったやつだった」


 懐かしそうな顔をしてすぐ「パンデミックで死んだが」と、水底から浮かんだあぶくがぷくっと破れるように言った。そして、レオンの足をジロジロ見てまた口を開いた。


「君、その足はどうしたんだい」

「交通事故でぐちゃぐちゃに潰れちゃった」


 レオンはストレートに言い返す。クリントンさんは気の毒そうに眉尻を下げていた。


「そうか。そんな体じゃ何をするにも不便だろうに。災難だな。……じゃあ230年前から来たのか。多分君は13歳とかだろ。逆算すると……2006年ごろかな。いいなぁあの時代は毎日新作が発表され、紙の本もたくさんあったんだろう」

「しつれーな!15なんだけど!てか俺本読まないから本の話なんてよく知んないよ。ねーねーおっさんどんなの書いてんの?ワンピースみたいなの書いてない?」

「……はは、私が書いてるのは小説だよ。ワンピースは確かコミックスだったか?とにかくコミックスじゃない」

「えー!?だる。俺、字多いの読めない。じゃあ挿絵あるやつないの?ハリポタみたいなやつなのはないの?」

「ハリポタ?あぁ、ハリーポッターかな?へぇ、当時はそんなふうに呼ばれてたのか」


 意外だ。僕らには怒鳴るだけだったくせにレオンと普通に会話をしている。

 僕とアンさんは互いに目を見合わせて「まじ?」という顔をしたまま2人を見守った。


「ハリポタなら俺、読書感想文の宿題で1巻だけ読んだよ。仕事が忙しくて2巻読む前にこっち来ちゃったけどさー、面白いよねあれ」

「ほう……?」

「ねえねえあのさぁー、ハリポタみたいなやつある?あるなら俺それ読みたい。おっさんの小説読ませてよ」


 ………………

 …………

 ……


 2人はしばらくの間、冒険小説の話で盛り上がっていた。ハリーポッターや指輪物語など、小学生でも無理なく読めて、映画化された作品が中心だったけれど、レオンの語彙力のない感想が何故かクリントンさんの琴線に触れた様で話は大いに盛り上がった。1時間ほど談論をしたらクリントンさんは大変満足したようで、濃いクマはそのままだったけど顔に色が戻ったような気がした。


「また他の小説持って来てもいいかい?」

「いいよ~暇だし。悪いけど俺1人で外いけないからそっちが来てね」

「あぁ、わかった」

「あ!でもおっさんNGリスト入ってるからもうカウンセリング受けれないよ。てゆうか怒鳴ったことアンに謝れよ!」

「NGリスト。なんだそれ。はは」


 おかしい話を聞いたかのようにクリントンさんは笑う。


「悪かったねシスター」

「あはは、大丈夫ですよ……」


 謝罪を口にしたクリントンさんはアンさんの作り笑顔に安心したのか破顔する。そのままレオンと会う約束をすると、晴れたような顔つきでそのまま3つも向こうの州に帰っていった。


 夕食を終えたレオンがクリントンさんに貰った手書きの原稿用紙をソファに寝転がって1枚ずつ捲っていた。勉強を教えても不真面目な態度しかとらないくせに、真剣に羅列された文字を追っている。こんなレオンは初めて見た。


「こんなに文字書けるなんてすごいねあのおっさん」


 レオンは尊敬するようなまなざしのまま原稿用紙を一度机に置いて、そばに座るアンさんへと話しかけた。アンさんと僕もレオンが読み終わったページをもらっては1枚、もらっては1枚と読んでいた。……けれど、僕はすでに「もう眠いなぁ」と思い始めている。正直、読んでも読んでも主人公の人間像はつかめないし、ヒロインやモブキャラが良いように使われすぎていて底が浅い。心理描写には力を入れているけれど背景が書かれな過ぎて状況がよく分からないし、盛り上がりがどこなのかも分かりづらい。

 正に素人の書いた小説って感じだ。多分、校正や添削までしてくれるような人には読ませたことがないんだろう。アンさんはじっと読んでいるけど、僕は読む手を止めたい。


「レオン、これ面白い?」

「主人公がうじうじしてて暗いし、何がしたいのか説明不足で分かんないし、今んところつまんない。でもクスって笑えるときもあるよ。先が気になる」


 バッサリしてる。けれど僕らならもう少し色をつけた感想を述べるだろうからクリントンさんはこういう忖度のない感想がよかったんだろうか。


 僕らだって小説を読むと提案したのに暴れん坊の小説家を懐柔できたのはレオンだったというオチは少し納得できないけれど、まともに会話もできなかった命が失われないまま解決しそうな事は素直に喜ばしい事だと思った。レオンは背伸びをすると、汗でべたつく体を洗いに休憩がてら風呂に行った。僕らは車いすで風呂場に入っていったレオンを手を振って見送ると、同時にため息をつきながら机に突っ伏していた。


「あーもあっさり引き下がるとはびっくりしたわ。納得いかないけど良かったわね」

「承認欲求が満たされたんでしょうね。クリントンさんは極端な例な気がしますけど……」


 突っ伏した姿勢のまま会話する。僕は疲弊した脳みそで、彼の車の運転席で『こんなに楽しかったのも、笑ったのも、久しぶりだったよ』とレオンに感謝を告げるクリントンさんを思い出していた。


 『レオンくんに短編を読んでもらってる時、改めて気付いた。もちろん私が書きたいから書き続けていたんだが、読んでもらうことは格別の喜びがある。ずっと、誰にも読んでもらえなくたって自分は平気だ、と言い聞かせていたけど……、やはり人に読んでもらって、初めて書いた事に意味が生まれるんだな。今日、久々に小説家になれた気がしたよ。自称だがね』


 そう言って深緑色の車は去っていった。

 僕はクリントンさんとは分かり合えなかったけど、彼はきっと、20年分の孤独を今日埋めることができたんだろう。

 芸術家や創作者と言うのは孤独なものだ。『誰にも自分は理解されないかもしれない』という不安を抱えながらも、何かを作らないと生きていけない生き物だ。

 僕は素人小説にはみじんも興味がないけどピアノは好きだ。ピアノは1人だけで弾いても楽しいけど、「一生独りぼっちで弾かないといけない」なんて言われれば、僕だっていつかうんざりするだろう。

 僕がピアノを挫折しそうになった時は仲間がいたけど、理解者に恵まれなかったクリントンさんがあんなに落ち込んでしまったのはある意味仕方がない事だ。僕があぁなっていたって何ら不思議なことではない。

 だけどレオンはそんな1人の創作者の命を救ったんだ。そんな大それた事、一読者は1mmも気付いていないだろうけど。


「……大なり小なり、人に認めてもらえるのって生きる上で大事な事ですからね。レオンに読んでもらえたのが相当嬉しかったんでしょうね」

「そのまま長生きしてほしい~。アンちゃんは簡単に力は使いませんから」


 アンさんは大きく伸びをすると台所に行き、ポケットの煙草に火をつけた。いつもより深く煙を吸い込んで吐き出した白い煙が換気用の窓から出て行くのを見て不機嫌を察知した僕は自ら煙草を咥えてすぐに台所へと走っていった。


「私、不服なんだけど」

「……何ですか」

「何でお風呂ですぐクリントンさんに駆け寄ったの」

「……あんた強盗にやられるタマじゃないでしょ」


 アンさんは不機嫌そうに僕を睨んできたけれど、そんな視線向けられたとしても、この人はあんな一般男性にやられるような女じゃない。クリントンさんにはバレかけていたけれど、彼女は身体に触れずとも他人を気絶させたり、それ以上のことができる。だからこんな弱肉強食のピラミッドの頂点にいるような人物、いったい誰が狩れるというのか。そんな漫画のチートキャラみたいなデタラメな能力を持つ彼女に誰が勝てると想定しての怒りなのか、アンさん自身に問い質したい。

 僕はアンさんの能力に絶対的な信頼を寄せているし、彼女自身も自分がどれだけ凄い事ができるかという自覚をきちんと持っている。エウタナーシャや普段の治療は対象者に負担はほぼかからないが、【手を触れずに対象者を傷付けること】は対象者に大変な負担がかかる。それ故に、アンさんが自身で禁忌と決めていた特別な行為だった。

だからこそ、クリントンさんと出くわした際は相当動揺していたんだろう、反射的にとはいえ、自分で定めた禁忌をやってしまった事を彼女はとても反省しているはずだった。


「分かってるわよ!でも私、裸だったのに!」


 それでも今日の僕の対応はまずかったらしい。どんなに言い訳を並べようが今日はずっと機嫌が悪そうだ。


「僕だって言わせてもらいますけど、真っ先に心配したのはアンさんだけですよ」

「行動が伴ってないの!」

「ほんとに心配でしたよ。強姦魔ならぶっ殺そうと思って風呂場に包丁持っていきましたからね」


 そう言って僕は骨も切れる自慢の包丁をぱっと出して見せた。さっき風呂場に駆け付けた時、利き手に握っていった研ぎたてほやほやの自慢の業物だ。今回は使わないで済んだけれどもしクリントンさんの目的がアンさんの身体だったなら今頃風呂場は血でまみれていたはずだ。

 アンさんは鈍く光る包丁の切っ先を見ていや~な顔をすると、あっち行けのジェスチャーで片手を振る。


「――危ないからしまって」

「はい」


 本当に心配だったんだけどなと思いつつ、僕はアンさんが2本目の煙草を吸い終わるまで自分の分の煙草をちびちびと吸う。

 彼女の腹の虫が納まるのを隣で待つことが、本日最後の仕事となった。

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