『すき』で終わる、花束を

毎日、「すき」って言いに行くから

君と出会った瞬間  なんだか怖いくらい  その笑顔に惹かれたんだ

廊下で すれ違う・・・ 肩が当たった・・・

僕は急に 君にすきと言ったね  君は驚いたね  その顔も可愛かった


   だけどすぐ  ごめんなさい  って言われちゃった・・・ 


それでも 諦めきれない想いが 溢れだして来たんだ・・・


誰も知らない君を 僕は知りたい

その笑顔が 別人になるまで

僕は 頑張り続けるから・・・


     毎日 すきって言いに行くから

     毎日 フラれるけど  それでも・・・きっと


     そのうちいつ、僕が来るか 気になるくらい


     毎日 すきって言いに行くから


     待ってて。

  

また来たの・・・  そんな顔も可愛い  へらっと笑った僕に君は言った

もういつも通りの風景  クラス中笑ってる  僕らを見て・・・


僕はまたすきと言ったね   君は  そんなにすき?  って言った

僕は 思わず 一瞬だよ? 一瞬。  期待しちゃった・・・



誰も知らない僕を 君が見つけた

この心が 別人のようになるほど

だから 頑張り続けられる・・・!


     毎日 すきって言いに行くから

     呆れられても 無視されても   それでも・・・

だって  もう君しか見えないんだ 馬鹿みたいだね 知ってる


     それでも 言いに行くから


     すきって。






花占いで   『嫌い』   で終わっちゃった   くだらなくて


吹き出しちゃったけど   一緒に涙も出たこと   君は知らない



     それでも すきって言いに行くから

     

     「さようなら」するときには   お願い。


     今度は    『すき』   で終わるまで


         僕に花束をください

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