第30話『薄い擬態』

鳥長く鳴き飛びにけり別れ霜


若鮎の泳ぐ清流生みし山


芽吹く山黄色帽子のハイキング


永日の牛の石像鼻が照る


松の木に薄い擬態の春の蝉


きんせんか視界にひとつ灯りあり

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季節の俳句 @horai_japan

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