第16話、勇者(鎧馬鹿)が現れた!
城の中を案内され、僕達は
ともかく、僕達はそのまま椅子に座る。
「まあ、俺自身堅苦しいのは
言った瞬間、城の全域に
その警報に、魔王様はまたかとでも言わんばかりに頭を
えっと?そんなによくある事ですか?今の……
「えっと、魔王様?」
「……気にするな。鎧甲冑の事しか頭にない
「はぁ……え⁉」
僕達が
……なんでだろう?女性の方は頭を
「……またか、今は大切な話の
「魔王デモン、今度こそ我が勇者の
「待て待て、魔王を倒すのは俺のたくましい
「……はぁ、
そうして、三人揃って……いや、三人のうち二人がノリノリで襲撃してきた。
・・・ ・・・ ・・・
そして、勝負は一瞬で
「……ば、
「む、
「誰が配下よ、私は魔王の配下じゃない!」
無念そうに倒れる勇者と武闘家。そんな二人に、レインがキレながらツッコミを入れる。そんな中、聖職者の女性が僕とミィに
「本当にごめんなさい。馬鹿二人が
「いや、良いですよ。別に
「私も、レイが怪我をしたわけじゃないから良い」
そんな僕達の言葉に、聖職者の女性は
「改めて
「よろしくお願いします。僕の名前はレイ」
「私の名前、ミィ。レイの
「そして、其処で勇者さんと武闘家さんに
僕達の挨拶に、聖女のミーシャさんはにっこりと笑みを浮かべる。そして、続いてミィの言った言葉に聖女は
「ちなみに、レイは至高神の
「…………へ?」
その言葉には、キリさんとカルロさんも
僕は少し
「うん、まあ確かに神様の恩恵でこの世界に
「……えっと、本当にですか?」
「うん、本当だよ?」
瞬間、三人揃って頭を床に
え、えぇ~?
レインは、そんな三人のうち勇者さんを木の
魔王様は、そっと溜息を吐いて
「はぁ、だから言ったであろう?今は
「い、いやだからって神の子との話の最中とは」
「やかましい、いきなり
「うぐっ」
ぐうの音も出ないとはこの事か?何一つ言い返せずに
まあ、それよりも。僕はそっと勇者さん達に
「えっと、勇者さんに聖女さんに武闘家さん?三人にも三人の言い分があるとは思いますが、今日は取り合えず剣を
僕の言葉に、ミーシャさんが
「良いのですか?全くの
「ぐぬっ!」
「それこそ、問答無用で首を
「うぐぅっ……その通りだから文句が言えない」
「いえ、別に僕は
「れー、本当に良いの?今ならこの人達に
「……君、意外と
レインの言葉に、完全に心が
なので、レインの頭をそっと
「さっきも言った通りだよ。僕は別に謝罪を求めている訳でも罰を与えたい訳でもないから。僕は気にしてないよ?」
「…………れーがそう言うなら。まあ
「ごめんね?レインは納得出来ないかもしれないけど。後で一つ、出来る
「っ、れーが私の言う事を
「……うん、僕にできる範囲でね?」
苦笑しながら言う僕に、レインは大喜びして
そんな僕達を見て、周囲はほんわかした
そう思い、僕は
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