第15話、魔王が現れた
「ど、どうして?なんで
「知らないよ、そんなこと。私の
「な、なぜええええええええええええええっっ‼‼‼」
邪神の
浅黒い肌に、
適度に筋肉の付いた大柄な
唐突な男の出現、それにいち早く
「おっと、俺は別にお前達と
「……貴方、誰?」
警戒を
「まあ、其処の
「それもそうだね。レイン、ミィ、この人はきっと悪いヒトじゃないだろうしそろそろ警戒を
「レイが言うなら、分かった」
「……………………」
ミィが早急に警戒を解いたのに対し、レインはそれでも不服そうに男を
うん、まあ
けど、それでも僕はこの男のヒトは悪いヒトには見えなかった。
「レイン、僕は
「……分かった、れーに嫌われるのは私だって嫌だしね」
そう言って、レインは剣を下ろした。レインの持っていた剣が、魔力の
そのまま、僕は部屋の中央にあるテーブルに備えてある
「えっと、そちらの椅子にどうぞ。まだ
「うむ、では
椅子に座って、男は僕に
「さて、ではまず
なるほど、そもそも純粋な
ちなみに、この世界における魔族とは
そんな魔族の王、つまり魔王が今目の前に居る。中々感慨深いかな?
「えっと、その魔王様が僕達になんの
「うむ、用があるのはお前と其処の
「……はい、えっと?僕とレインに一体どんな用です?」
思わず首を
「別に、大した
「……魔王様の城に、ですか?いえ、それよりもハイブリッド?ハーフではなく?」
思わず、僕は聞き返す。レインやミィも気になったらしく、
そんな僕達に、魔王様は静かに
「うむ、其処の娘は単純な竜種と人間のハーフではない。高位の
「う、う~ん?えっと、つまりどういう事?」
「……つまり、だ。細かく
「えっと、つまりレインはただのハーフではなくドラゴンより進化した存在っていう事かな?」
「うむ、その認識で
なるほど?よく
それに、魔王様の城ね?それはつまり、
「えっと、
「うむ、
「転移の魔法、
ミィが
もし、そうなら心配してくれている事を少し
「その心配は
「…………分かった、私も付いていく」
「大丈夫だよ、ミィ。もし何かあったら、レインやミィが何とかするんでしょ?」
僕の言葉に、レインとミィは苦笑を
「うん、そうだね。もしれーに何かあったら、私が何とかする」
「うん、それにレイは私達に何かあったら自分が
やっぱり、ミィにはバレていたか。けど、
そんな僕達に、何を思ったのか魔王様は
「はははははっ!なるほど、ずいぶんと互いに
では、と魔王様は其処でぱちんと指を
此処が、魔王の城なんだろう。そう、僕は
・・・ ・・・ ・・・
そして、密林の
「……えっと、
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