第12話『雨宿り』
鬼六が住んでいる村では
どこの家も鍵をかけない
盗人がいないから
盗人の心が無いから
どこかの誰かが家の前に野菜を積んでいく
紙切れが乗っていた「雨宿りで軒を借りたので」
鬼六は思う
まるで昔話にある村だ
すぐそこにあるファンタジー @horai_japan
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