第3話『月の光の重さ』

詩『月の光の重さ』


月の光の重さは見ている人の数で決まる


無人島にそそぐ月の光の重さはゼロ


漁村にそそぐ月の光の重さは300位


地方の都市なら500位


東京都は誰も月を見ていないのでゼロ(特に都心)


#詩



=====



(1行詩)


●森の奥の賑やかさを新宿のビルの横にこっそりと置いたらビルが寝た。


●気位の高かりし君のプロポーズ今に想いてさびしくなりぬ




=====


(不可解)


●谷底の喧騒を忘れた僕は


わざわざ新宿まで出かけて喧騒を探したけれど


どこにも喧騒が無くて


がっかりしたので帰る



=====


(不可解)


●百科事典をめくる


百科事典は「あたりさわりの無い言葉」の事例集だった



●僕を信じてはいけないと僕に言う


●東京は抱きしめても、抱き返してくれない



(諸説あり)


●田舎のたんぼ道は、何も遮るものがないので、秋と夕日は、真直ぐやって来る。(諸説あり)


●話すと、口から出てくる言葉の端から端まで5mあるのがモアイ像


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