第2話『じっちゃんと坊主の会話:ニコニコ編』
「じいちゃん!」
「なんだ、小僧」
「どうしたら、じいちゃんみたいに、毎日、ニコニコしてられるの」
「ニコニコばかりではないが。ひとつ、秘訣を教えてあげる」
「どうすんの?」
「嫌なことを忘れる。面白いことを考えて無理して笑っても意味がない
人間は嫌な思い出を忘れると、自然に笑い顔のになるようにできているんじゃ。
嘘だと思うなら試してみろ」
「俺は、まだ嫌な思い出が無いから、いいよ。薪割り、手伝ってくる!」
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