「鈍感な僕を叱ってほしい」

耳が良い自分が苦手だった。







聞こえなくていいものが聞こえるから。







どうやらこのバンドにとっては、







夏の意味は「夏」じゃなかったようだ。







だから感じられなかったんだ。夏の終わりを。







太陽が眩しい、肌が焼ける夏のことじゃなかった。

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