第5話 『ナゾナゾ』

ダウンタウンまでの5キロを、ヘリからの機関銃の弾を避け、走り抜けた。


ヘリからの銃弾は崖にあたり、岩をはじき飛ばす。


破片がボンネットに跳ね返る。


タイヤを鳴らし、アクセルを踏みつづけ、街に入った。


さすがに、ヘリはここまでは追ってこない。


1枚目の地図にあった街にやってきたが、この街のどこに行けばいいのか。


地図には「朝日の当たる家に行け」とあるが。


今はまだ真夜中、朝まで待っていられない。


山間の街にある朝日のあたる家・・・。


最初に朝日があたる家は山の上にある家とあたりをつけ、街の坂道を車で飛ばす。


地図で見ると、街から山へ向かう1本道がある。


その道をひたすら登る。


家が見えてきた。


間違い無い。窓に明かりが漏れている。


車を乗り捨てると、ドアを叩いた。


老女がドアを開けた。


「ほい、兄さん、待っていたよ。次のあんたの行く先はここじゃよ。」


受け取った紙片には、たった1行の文。


「点滅する太陽」


・・・まいった。ナゾナゾか。。。


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