第2話イヤな長いトンネルに入る。

電灯は薄暗く、壁は廃墟の町を思わせた。


雨で水が岩盤からしたたり落ちている。


このトンネルは、いつ崩れてもおかしくなかった。


暗闇が永遠と続き、今、僕は坂を降りているのか、登っているのか分からなかった。


実際の地図で調べると登っているはずなのだが、まるでプラックホールに吸い込まれる星のような気分になってきた。


気が付くと、後ろから一台車がついてきている。


物好きなドライバーもいることだと思っていたら、その車は急速に僕の車に接近してきた。


そして、発砲された。。。


悪夢のような現実だ。

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