翻弄: 累と京吾の視点⑥
少し眠ると言いつつも、心身への負荷が何重にも積もっていたこともあり、累は数時間ぐっすりと寝込んでしまっていた。
目覚めたときには古びた狭い一室の中でベッドに寝かされており、何でこんなとこに!?と慌てて飛び起きた。だが京吾が奥のキッチンで何か料理をしているのを見て、ようやく自分の身の上を思い出した。
2人が身を隠している場所はビーチパラソル印の古い宿泊所で、南西部の田舎道では御用達な宿泊施設である。金さえ払えば誰でも泊めてくれる敷居の低い場所であり、それ故に行くあてのない若者や無法者にまでよく利用されている。京吾も金稼ぎのため各地を転々としていたときは度々世話になっていた。
すでに誘拐事件らしい状況は失われている。2人は宿泊所の一室で身を休めている2人にとって、一族が警察の手を借りようとしないために検問や警官の目を気にする必要がないことは、かなり好条件なことだった。
いつ次の襲撃者に襲われるかはわからないままではあったが、偶然にも京吾は車内に付けられていた発信機を見つけることもでき、そう簡単に逃げ道が知られることもなさそうである。どうやら累や赤羽の所持品にも同様のものが取り付けられていたらしく、玲亜たちに道を先回りされたのもそれ故だった。
荷物を洗いざらい調べて発信機を取り払えたため、しばらくの間は、一族の追手からも逃れられるだろう。とは言え、累が回復を見せればすぐにでも出発したいところでもあった。
「よう、お目覚めかよ」
京吾は作り終えたチリソースをボウルに盛って、小さいフライパンで焦げ目をつけたパンとともに、冷たいテーブルの上に並べる。
「ソーセージを挟みたいところだが売ってなかったんでな。代わりに豆いっぱいのチリソースを作ってやったぜ。ちょっと前にメキシコ人のツレから教わった秘伝のレシピだ」
いつの間に買ってきたのか、京吾はスーパーマーケットの袋からマスタードの瓶まで取り出す。ピクニックみたいなことをやってる場合かと言おうとした累だったが、考えてみれば長い間まともな食事を取っておらず、急に空腹を感じるようになると素直に口を閉ざした。
「じっとしてていいぜ。本物を食わせてやるから待ってろ」
何やら得意気な口調でそう言うと、京吾はパンに切込みを入れてチリソースを塗り込み、慣れた手つきでチリドッグを作った。
スパイシーな匂いに累は食欲をそそられた累だが、「まだだぜ、坊ちゃん」と京吾に言われれば、伸ばした手を遮られる。
京吾はマスタードの瓶を手に取る。そして嫌な予感を覚えた累を横目に、見栄えなんて気にしないといった様子で、チリドッグに豪快にマスタードをかけ始めてしまった。あっという間に皿の上は、黄色の大洪水が起きたかのようなマスタード色に染まっていく。累は慌てた。
「ちょ、ちょちょ、ちょっと!何してるのさ!せっかく美味しそうだったのに!チリドッグにそんなものかけるなんて!」
「馬鹿言うんじゃねえ。本物ってのはこうやって食うんだよ」
構わず京吾はマスタードをぶちまけ続ける。見た目からではチリドッグだとわからなくなっても尚、その手を止める気配を見せない。
「それじゃもうマスタードの味しかしないだろ!チリソースが沈んで見えなくなってるじゃんか!」
「馬鹿野郎!チリがなんだ、本物ってのはこうやって...」
「本物って言いたいだけだろ!もう十分だって!」
ようやく京吾が瓶を下ろしたときには、チリドッグは大量のマスタードの下敷きになってしまっていた。
言葉を失っている累に、京吾はアルミホイルで包んだチリドッグもといマスタードドッグを小皿に乗せて差し出す。累は何も言わず首を横に振るが、いいから食え!と言うように無理やり手渡されると、渋々ありったけのマスタードで塗りつぶされたチリドッグを受けとった。
「本物のチリドッグは、なるべく一口を大きくして食うのがルール…というよりモラルだな。騙されたと思ってみろ」
チリドッグって名前がもう『騙し』だろ、と心の中でつぶやきながらも、累は皿を受け取る。
どう持ち上げてもこぼれてしまうほどに皿の上はマスタードまみれになっている。ずっしりとした重みもあった。累は恐る恐る口に運び、躊躇いながらもかじりついた。
「美味あああああああああい!!」
驚きの声を上げる累の肩を叩くと、京吾も同じようにチリドッグをかじった。
「美味くて当然だ!本物だぜ、本物。舐めんじゃねえ!」
2人とも空腹だったこともあってか、3分もしない内に食べ終わってしまった。京吾は立ち上がって冷蔵庫から瓶のコーラを二本取り出し、累にも投げ渡す。古い冷蔵庫だったこともあってかほとんど冷えていなかったが、累も笑顔を見せ、栓を開けて飲んだ。
「さて。ここまで来れりゃあ、お前の目的地までさほど時間はかからねえ」
京吾は穴だらけのソファに座り新しい瓶を開ける。ついでにニュースを調べようと携帯式のラジオを付け、ダイヤルを回して周波数を合わせ始めた。
累も京吾の言葉に頷いているが、まだのっぴきならない状況であることに変わりなかった。赤羽は累の逃亡先をすでに知っていた。おそらくは譜亜島に迎える港に近づくほど、包囲網が濃くなるように。一族からの追手も多くなるはずである。しかしながら兄のことを待っているであろう遥のことを思うと、今更逃げ場所を変えることもできなかった。
一方、京吾の方は累と比べてやや楽観的だった。
もう少し南へ進めば、常に混雑し多くの人で賑う市街地に入ることができる。車にランチャーをぶっ放されたときはこの世の終わりかと思ったが、いくら一族でも街中で銃を撃ったり爆弾を放り込んだりはしないはずである。
ここから先は、映画に出てくる間抜けみたいに狭くて人気のない夜道を歩いたりしなきゃいい話。とんでもない事態の連続だったが、やれやれ何とかなりそうだぜと、京吾はコーラを飲み干す。
「もうさっきみたいなドンパチは仕掛けてこねえだろ。まして、街中で銃をぶっ放すような真似もできねえはずだ…幸い俺たちの敵はテロリストじゃないんだからな!.つまりこっから先は、騒ぎを起こしづらい道と街を通れば安心ってわけだ」
「そうだね……ちょ、ちょっと待って。ちょっと静かにして」
不意に累が、京吾の言葉を遮りながらラジオの音量を上げた。
京吾は首を傾げながらも、累に従ってラジオを聴く。すると真っ先に『誘拐事件について…』という言葉が飛び込んで来たため、思わず耳を疑った。いつの間にニュースになりやがったのかと、頭の中では、最悪の想定が次々と浮かび上がり始める。
困惑する2人を置き去りに、ラジオはそのまま報道を続けた。
『…で起こった強盗及び誘拐事件について引き続きお伝えしています。発表によると、誘拐されたのは茨城県虻内市市の高校生、九院寺累さん。今朝6時頃、家族とともに乗っていた車を何者かに襲われ、その後1人だけ拉致されたという情報が入っています。同乗していた家族2名は重傷を負っており、累さんの安否は依然として不明なままです。また…』
アナウンサーが早口で臨時ニュースを伝えるが、あまりに今の2人の状況と異なる内容に、累と京吾の頭はますますパンクしそうになる。
『注目すべきなのは…犯人がかの連続殺人鬼、人喰い男の名を語って犯行に及んだという点です。警察にも犯行を示唆するメッセージが届けられているとのこと。今なお解決の見込みが立つことのない一連の事件でしたが、予想だにしない形で進展を見せることになるのでしょうか?警察側はあくまで平和的な交渉を…』
その後アナウンサーは目撃情報を元にした犯人の人物像を報じた。長めの髪にヒョロりとした長身という情報は京吾の外観と合致しており、京吾は自分の髪を掴んでは「今からでも切るか?」とつぶやいた。
試しに局を変えてみるが、どこも九院寺累の誘拐に関するニュースを流し続けている。おそらくはテレビでも同様であった。
「どういうことだ!?車を襲ったとか、警察にメッセージを届けただとか…何の話だ!?何をありもしないことをべらべら喋ってやがるんだ、このニュースは!?」
京吾は自分の髪の毛を鷲掴みにしながらソファに仰向けになった。累の方も、ラジオに集中しながらも頭を悩ませる。
「これじゃまるで、アンタが本物の『人喰い男』みたいだ」
「お、俺は殺人鬼じゃねえぞ!ただその名を借りてただけだっての!」
「はじめから知ってるよ…でもニュースじゃ、そうは言ってくれてないみたいだ」
ラジオからは変わらず、九院寺累を誘拐した人物、すなわち京吾こそが『人喰い男』であると報じるニュースが流れ続ける。さらには送った記憶のない警察や被害者家族へのメッセージまで取り上げられている。累は一度黙ってラジオを聴き直し、徐々に状況を察していった。
「やられた…奴ら、僕が誘拐されたってことを警察に告げたんだ」
京吾は顔を上げる。今更になって自分が累を誘拐したという事実を思い返したが、それでも事態が飲め込めず、焦りを抑えることができない。
「お、お前を拐ったのは事実だがよ…そりゃもっと前の話なはずだぜ!それがなんで、俺が強盗を働いて、2人も半殺しにして、そこでお前を誘拐したみたいになってんだ!?あの場で襲われたのは俺たちの方だ!」
累は京吾を落ち着かせながらも、彼の推察を語り始める。
「どうやら連中は…僕とアンタがある種の協力関係にあるって勘付いたみたいだ。このまま2人ともに逃げられてしまうくらいならって、少し話をねじ曲げた上で、僕の疾走を公にしたんだと思う」
京吾は再びソファに倒れ込み、図らずしも一族の厄介事に自ら足を突っ込んでしまった自分を呪った。頭の中はとっくのとうに破裂寸前である。
京吾や累の顔が知られれてしまったことで、今や、街や都市部を抜けて逃げることも難しくなった。緊急で検問も貼られると報道されており、これで車での逃走も容易でなくなってしまったようである。
「連中はなんでここまでして、俺を殺人鬼に仕立て上げようとしてんだ!俺はただのチンピラだぜ?今だから言うが、アリ一匹殺せねえんだぞ!」
自分の非力さには妙な自信と自負があるのか、京吾は立ち上がって累の肩を掴み、涙声で喚き散らす。しかし本心では一族の狙いを理解しつつあり、何とかその最悪な想定を否定して欲しい累にとすがっていた。
しかし累には、淡々と事実を告げることしかできない。
「アンタが殺人鬼だってでっち上げれば…一連の罪を全部擦り付けられるでしょ?少なくとも、一族に疑いの目がかかることはなくなるだろうさ」
京吾は顔を引きつらせてガクッと肩を落とした。
「まさか誘拐された被害者の家族が真犯人だなんて、誰にも予想できないよ。僕の口さえ封じてしまえば、一族は無罪放免さ。見事な作戦だよ」
「関心してる場合か!?」
「…何にせよこれで、人混みに入れば襲われることはないなんてお気楽なプラン、役に立たないよ」
累は小さい椅子に腰掛けて京吾に言い放つ。そもそも国境に近づくこと自体が限りなく不可能に近くなり、警戒すべき追手も一族の者だけではなくなってしまった。逃げ道が一瞬で塞がってしまったようで、肩を落とさずにいられないのは累の方も同じである。
「どうすればいい?ただでさえやばい状況だったけど、これじゃ本当に多勢に無勢だ」
ラジオを睨みながら累はつぶやく。ようやく希望が見え始めつつあったが、まるで振り出しに返ったかのように、再び追い詰められた状況下へと引きずり戻されてしまった。
このまま宿泊所に残り様子を見るべきか、それともすぐにでも車を走らせて先を急ぐべきか。2人を追う者の数が無数に増えた今、累と京吾の前には、越えるべき壁が何重にも立ちふさがった。
すっかり意気消沈になりかけた京吾だったが、ふとある考えが頭によぎった。思いつき程度のアイディアではあるものの、悩んでいる時間すらないと思い、累の方を向いて口を開く。
「…なあ、こっちもサツの手を借りるってのはどうだ?」
累は顔を上げるが、京吾の提案に目を細め、首も縦には振らなかった。
「冗談でしょ。自首でもしようっての?」
「ま、聞けよ。今から壮大な逃亡劇を繰り広げたって、やすやすと逃げ切れるとは到底思えねえ。散々逃げ回ったあげく捕まったところで『実は犯人は別にいるんです!』なんて突拍子のないことを訴えても、信じてもらえずはずがないよな?」
京吾はソファに座り直し、累をの瞳真っ直ぐ見つめて話を続ける。累は口を閉ざしたまま話を聴いた。
「お前も俺も、一族の正体を握ってることに変わりはねえ。そこでだ。警察に人喰い男事件の裏を洗いざらい全てを話して…逆に、一族を潰してやるんだ!」
京吾は段々と口調に力を加えながら、累を説得するように考えを告げた。だが当然、そんなふうに上手くいくものかと、累は懐疑的な目を返さずにはいられない。
「幸い証拠なら連中から奪った車にありったけ転がってるじゃねえか。一族とのしがらみがなくなれば、お前も弟も自由の身になれるだろうよ」
「待ってよ。それってつまり、僕とアンタは一回捕まっちゃうってことじゃないか。僕を待ってる遥はどうなるのさ?」
「サツに協力者してもらえるなら、お前の弟だって保護してもらえるはずだぜ?どの道顔が割れてる中で国境から逃げるなんて真似、上手くいきっこねえ!一族がお前より先に遥に追いつこうとしてるなら、警察の力を頼った方が現実的じゃねえかよ!」
ついさっきまで楽観的なことを考えながらチリドッグを作っていた自分を棚に上げて、京吾は精一杯の考えを話す。
累は警察をそう上手く引き込めるのかと不安視して、すぐに頷くことはできない。だが確かに考えてみれば、追手が増え続ける中で逃げ切ることができるとは到底思えず、頬に手をついて考えを巡らせた。
京吾は黙って返答を待つ。彼自身も自分の考えに半信半疑だったが、その他には何も思いつくことができなかった。
「……わかった。そうしよう。もうなりふり構ってられないよね」
累が決心したかのように口を開いた。
「だけど、ただ自首しに行くだけじゃダメだ。ちゃんと信用を得られるように…取り引きしないといけない」
累の言葉に、京吾は「取り引きだと?」と繰り返す。累は何かを企んでるような表情で、指を二本立ててピースサインを作った。今度は京吾の方が不安そうな目をする。
「僕は、あと2人知ってる」
「2人って...何がだ?」
「一族に隠されて、まだ発見されてない死体の数だよ」
累の答えに、京吾は新しく開けて飲んでいたコーラを吹き出しそうになった。『そうだったな。コイツも大概おかしいんだったな』と、少し引きそうになるのをこらえながら息をつき直す。
「話を持ちかけるならそれなりに価値がある情報が必要だ。まして警察側がアンタを真犯人と思っているなら、尚更ね。情報と身の安全とを引き換えにしよう」
累はそう話すと腕を組んでソファに深く座る。天井を見上げては喉を鳴らし、赤羽の玲亜の襲撃を思い返しながらも、パズルでも組み立てるようにプランを練った。
「まずは…アンタが本物の人喰い男じゃないって証明する。あくまで自分たちは真犯人の敵で、そして一族が全ての裏で糸を引いているんだなだって何とかしてわかってもらわないと。その点、見つかってない情報を握ってるのはすごく有利」
累は頭の中を整理しながら話す。時折ラジオの方を見る目の動きには、少しの焦りも現れていた。
「一応アンタは誘拐犯って身分なんだ。おまわりさん方もイタズラだなんて思わずに話を聞いてくれると思う」
「そんで、一族の正体を教えてやろうってわけだな?」
「そうだよ。これを見せれば、あっちから僕らの話に乗ってくるだろうさ」
累はそう言いながらポケットから写真を取り出した。充とともに撮ったスナップショットである。テーブルの裏返せば、裏面に手書きされていた数字と記号の羅列を京吾に見せた。
「このコードから、僕がこっそり作っておいたウェブページに入れる」
「ウェブページだ?日記でも見せようってのか」
よく理解できずに聞き返す京吾に写真を渡しつつ、累は頭の中で、以前家族の目を盗んで作り上げたウェブページの中身を思い出した。一言で言うならば密告のためのページであり、簡素な掲示板に、一族の犯行の数々が記されているのだ。
「まあ日記と言えば日記だけど、もっと価値があるやつさ。警察も掴んでない一族の情報、今までの被害者、遺体の隠し場所、殺しを依頼してきた奴ら…全部が載ってる魔法の日記ってとこかな」
そう話す累の表情はどこか生き生きとしていた。イタズラを仕掛け、大人がそれにかかるのを今か今かと待ち構えている子供のような、どこか加虐心を感じさせる笑みである。
「玲亜でか!?そんなものがあるなら、何で今まで黙ってやがった!?」
話を聞きながらも安心できない様子の京吾だったが、累からページの存在を聞かされれば顔色を変えた。
「僕と遥が安全な場所に着くまで公開しないつもりだったんだよ。アンタに誘拐さえされなきゃ、今頃全世界に公開してただろうさ」
嫌味を言われれば京吾は何も言い返せず、誤魔化しなのか覚悟を決たのか、最後のコーラを一気に飲み干した。何とか警察を言いくるめられなければ、逃げ切ることもできず捕まるのがオチである。京吾には、累の話した策以上の方法を考えつくことができなかった。
「とにかく何とかして、一族のクソッタレどもが僕らの共通の敵なんだってわかってもらわないと。敵の敵は何とやらって言うだろ」
話を終えた累は椅子から立ち上がる。
体の痛みは少しはまともになったが、まだ走れるほどには回復していないようだった。不利な状況であることには依然変わりないが、彼の目には未だ、何としても遥の元に辿り着こうとする強い意思が写っている。
「……それしか道はないみてえだな。自分で買った切符だ。こうなりゃ、地獄の底まで行ってやるぜ」
累の覚悟を見た京吾もまた、重たい腰を持ち上げた。
「じゃあ今すぐにでも行動しないとな?サツに話すセリフでも考えとくか?」
京吾の問いに、累は手のテープを巻き直しながら答えた。
「紙とペン、持ってきてよ。連中の鼻を明かしてやる」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます