舞台で披露された漫才の書き起こし、という形式で綴られたお話。 まさにタイトルの通り、漫才の台本形式の物語です。 古い因習のある寂れた田舎に憧れる相方に、自分の地元である南の島を薦める人。 パッと聞いた感じでは閉鎖的な田舎のようで、でも詳しく掘り下げてみるとやっぱり陽気でオープンな南国気質……という、このボケとツッコミの応酬がとても素敵。 でも一番好きなのはやっぱり最後の大オチ。 テンポのいい掛け合いが楽しいお話でした。