第七章
そして俺は家に帰ったが彼女のことが気になってしまい朝まで寝れなかった。
何か俺はしてしまったのかと思ってしまった。
そして俺は凛香の家に向かったがとても緊張してなぜかインターホンを押せない、でもここで勇気を出さなかったら真相がわからないのでインターホンを押した
そしたら母親が出てきてリビングに案内された
場の雰囲気からわかるがとても深刻そうだ!
そして俺はイスに座って少し間があいて父親が口を開いた
「今日は来てくれてありがと、今のところ凛香は意識はあるが呼吸ができてないから酸素マスクをして病院で入院してるよ!」
俺は驚いたまま又父親が口を開いた
「君は凛香の病気は知ってるのかい?」
俺は凛香の病気と聞いてまたもや驚いてしまい
「いえ、凛香からも何も知りませんでした」
「やっぱり」と母親がいう
「凛香は優しいから絶対に言わないんでしょね!それに幼じみだからかな?」
「えっ!」声に出してしまった
その前に会った記憶がない
俺は母親に問うた
「俺と凛香は幼じみなんですか?」
「あーそうよ!覚えてない?保育から小学生まで一緒だったわよ!でも四年生の時にお父さんが仕事の関係で転勤だったからね!」
俺は全く覚えてない
なぜかと言うと俺は小学四年の時に交通事故にあってしまいまだ記憶が完全に戻ってきてない
だから凛香がこの学校に転校した時も初めて会った感覚じゃなかった!そして連絡先交換した時も入っていたので不思議に思った!
これで辻褄が合って俺はその時の記憶も今戻ってきた!凛香にはとても残念な思いをさせてしまったと思った!
しばらく驚いて記憶を辿っているとお父さんが口を開いた
「凛香の病気なんだが悪性リンパ腫なんだよ!ステージがII期、上半身または下半身のみの2ヶ所以上のリンパ節領域がはれているんだ!気づかなかったかい?驚かせてごめんね。朝陽君はてっきり凛香から聞いていると思っていたから!」
「えっ?それって癌ですか?」
「まぁ一言で言うとそうだね」
「俺たちも病院の先生から聞いた時はとても驚いたしちょっとそこで固まってしまったんだよね。だから朝陽君も帰るなら帰っても良いしここに泊まっていってもいいからね!」
俺はとても驚いたしあの楽しそうにしていた凛香が病気なんて、、てかなんで僕に話してくれなかったのか気になる!そしてステージIIってことは治る可能性も高い
「その病気は治るんですよね?」
「ごめん!もうさっき病院の先生から連絡があってステージⅣになっちゃったみたいだ!だからこれからは病院生活になるみたいだ!凛香には辛いがね。」
「そうですか!僕に凛香さんの事を話してくれてありがとございます!気持ちを整理したいので一旦帰ります!では」
そして俺は凛香家を後にして自分の家に帰っていった
一週間後俺の携帯に凛香の父親から連絡が来ていたので『凛香の意識が戻ったみたいなので一応報告しておく、面会は家族や親しい人限定だけど朝陽君は大丈夫だよ』とメッセージに書かれていた!
俺は急いで支度をして凛香のいる病院へ向かった
そして彼女のいる病室を開けると酸素マスクをしている彼女と親たちが来ていた!
俺が来て親たちは病室も出ていったその際に父親が「凛香の事をよろしく」と何によろしくとわからなかったが、一目散に彼女元に急ぎ足で向かった
「朝陽来てくれたんだ。ごめんねせっかくの旅行がもっとたくさんの方ところに行きたかったんだけどね!」
「謝るのは俺のほうだよ!おれ、おれ、俺が凛香が病気なんて知らなかったし」
「朝陽泣かないで、私が伝えるのを忘れてただけ、本当はあの夜伝えようとと思ってたけど私に勇気がないのと朝陽に迷惑かけたくないと思っちゃって!」
そう言うながら彼女は喋るのも苦しそうだった
「そんなの迷惑じゃないよ!むしろ言って欲しかったよ!」
「やっぱり朝陽はそう言うと思ったでも言えなかった私の勇気がなかったからね!」
「後聞いたよ!母さんから聞いんだだよね!私と幼じみってこと!」
「あぁ!全て聞いた!」
「保育園から小学四年まで一緒にいたのに転校前に朝陽が事故に遭って
私のこと覚えてないって言って私は一生懸命やったけど無理だった!それから年月が経ったやっと高校で会えたと思ったらまだ朝陽は私のこと覚えてないてちょっとショックだったんだだからね!」
「それはごめん!だからあの時連絡先交換した時に入ってる時も辻褄も合うね!」
「そうだね」
「後気になったんだけど私の自転車処分してもいいよ!もう使えないしもうこの身体じゃ!」
「俺は大事に取っておく」
「えー!なんか気持ち悪い、色ピンクだよ男の子が乗ってったら気持ち悪いよ!」
「乗らないよ!飾っておくんだよ!もし治った時に走りに行けるように」
「もう朝陽気持ちの悪い変態さんだな」
そして俺は面会の時間が終わるまで彼女と話していた
なんか楽しい時間は過ぎてるのが早すぎると思ってしまう
「じゃね凛香明日もくるから」
「うん待ってるよ!」
そうして俺は病室も去っていく!
外に出ると彼女の両親が車で待っていた
「凛香とたくさん話せたかい?」
「はい!おかげさまで話せました!今日はありがとございます!」
「いいのよ!それよりさっき先生と話してきたけど凛香余命は長くて二ヶ月短くても一ヶ月って言われた」
「ほらお父さんを見てみな!」
俺は車の中を見ていると運転席で泣いている父親がいた
確かに娘が余命一ヶ月言われたら誰しも涙するもんだ!
そして俺も段々目から涙が出てきて嗚咽してしまった!
母親が車の中に乗りなと合図して俺はそのまま泣き崩れでしまった!
そして落ち着いた頃には自分の家についていた!
「ほんとに今日はありがとございました!」
「いえいえ、悲しいけど頑張りましょうね」
そう言って俺は車から降りた
そしてひと段落して俺は凛香とメッセージのやり取りを眺めていた
これは言葉で表すことは難しい気持ちだ!
そしてまた涙が出ていることに気づかなかった!泣き過ぎて目が腫れているので俺はベッドで寝た
翌日俺は一週間ぶりに学校に行った
凛香がいないのでいつもの道が寂しかった
教室に入るとみんな俺に視線を向けたが何ごともなかったようにいつもどうりに戻った!
俺は席に着くと春翔がやってきた
「聞いたぞ!凛香ちゃんが旅行先で倒れて今は病院生活してるって、大変だったな」
「あぁ!」
「そんなくらい顔するなって大変だったのはしょうがないよ!」
「あぁ」
「なんかあったのか?」
「お前だから話すけど誰にも話すなよ!」
春翔はいきなり話出したから驚いた様子だっけど元に戻った!
「凛香は実は癌なんだ!そして余命は一ヶ月」
えっ!と春翔も、驚いていた
「それじゃあもう会えないのか?」
「いや面会はできるが外にでれない」
「てかお前こんなところでなにやったらんだよ、だったら凛香ちゃんのためになんかやったらどうなんだよ!」
「なにもすることないよ!」
「一緒にいることぐらいできるだろうが!先生もそれもわかってて出席扱いしてるんだぞ!」
「えっ!」と驚いた
「ありがとう春翔お前が言ってなかったら気づかなかった!」
「おう!あとは頑張れ」
と春翔言って俺は急いでタクシーで凛香のいる病院に向かった!
そして病院について彼女の元にいった時はまだ彼女は寝ていた
「そりゃそうや!まだ朝の八時だもんな!」
そうして凛香が起きるまで花を変えたりしていた
俺はいつのまにか寝てしまっていて起きたのは十時過ぎだった!顔を上げると凛香が俺の寝顔を絵に描いていた
「あっ!おはよう朝陽!朝陽の寝顔可愛いから絵に描いちゃった!」
絵に目線を向けると
俺が凛香のベットで座って寝ている様子が描かれていた
「おい!勝手に書くなよ!恥ずかしいじゃないか?」
「いいじゃん!だって朝陽のこんな一面あんまり見せてくれないじゃん!記念にと!」
まるで自分の余命がわかっているような返し
とても悲しく思えた
「まぁいっか!凛香の趣味だから仕方がないしね!趣味を奪えないしね!」
「そうだよ朝陽!私から趣味を取ったらなにすればいいのかわからないしね!」
「うん!そうだね」
ちょっと間があいて
「で、朝陽私になんの用?わかってるよ!」
「ご両親から聞いたのか?」
「まだ、でも雰囲気でわかるよ!話して、朝陽覚悟はできてるから」
凛香の真剣な目をしていた
俺は深呼吸をして口を開いた
「実は昨日ご両親から聞いた話だと、凛香の余命は一ヶ月長くて二ヶ月なんだ。」
そして沈黙が続いた時間にしては一分経ってないだろうがそれがとてもすごく長く感じた
「えっ?朝陽なんて?」
「余命が一ヶ月なんだ!そして癌のステージ四みたいなんだよ」
そして俺が言って後、彼女は目から涙が出ていた
「うっっっっっっ!早くないだって前まではステージIIだったじゃん!なんで、それにまだ朝陽とやりたいことあるのに
まだ、、、死にたくないよ。
彼女は泣きながら嗚咽していた
「俺も泣いたし悲しかったそれに俺も凛香といっぱいやりたい事あるし死なないでと思ったよ!」
「やっぱり、私と朝陽まだ恋人らしい事なんもしてないしね!」
そして彼女は俺にキスをしてきた
「えっっっっっっ!」
俺は急すぎて驚いてしまった
「はい!これで恋人らしい事できたね!私のファーストキス最初で最後かもしれないけど!」
そして凛香も、俺も照れていた
「凛香大好き!」
「うん!私も大好きだよ!もう愛してる!
そうして俺も再度キスをした
「これでおあいこだね、」
「うん!朝陽最高!大好き
世界一だーいすき」
そして俺はこんな凛香に提案をしてみた
「凛香さ一つ提案なんだけど今まで描いてきた絵をコンテストとか出してみたらどう?」
「うーん!大丈夫だよ!この絵は朝陽の為に描いている様な物だもん!私がいなくなったら売ってもいいし家に飾ってもいいし!それに私の自転車も飾ってあるんでしょう!」
「そうか!いい案だと思ったんだけどな!」
「うん!ごめんね!」
まぁ確かに凛香の絵はとても綺麗だしとてもうまい!生きていたらこのまま食っていける様なうまさだ!
そして看護師がやってきて
「凛香さんお昼の時間ですよ」と声が掛かった
俺は邪魔だと思い退室しようと思ったが看護師に声を掛けられた
「あっ!大丈夫ですよ!面会時間外ではないのでそのままでいいですよ!そばにいてあげてください!カップルなんですよね!」と
俺は「ありがとうございます親切に」と軽く会釈をしてさっきまでいた椅子に腰をかけた
そして時間が過ぎるのが早いくらい外が真っ暗になっていてお月様が出ていた
「じゃあ帰るよ!またね」
「うんまたね朝陽」
と笑顔にまた溢れている笑顔だった
そして俺が寝る二十二時凛香からメッセージがきた
『朝陽起てる?』
「うん!起きてるよどうしたの?」
『今病院抜け出してる』
「えっ!何してるの?」
『ごめん!だけど朝陽が告白したところに連れて行って』
「足とか大丈夫?」
『うん!辛いけど頑張る』
「オッケー!待ってて」
俺は慌てて準備をしてバイクで向かった
そして病院にいない為探したがすぐ横のコンビニの中のイートインスペースで座っていた!まるでまだ元気だった凛香を思い出す!
「お待たせ!待った?」
「うん!待ったよ!じゃあ早く連れて行って!看護師にバレたらパパとママにバレちゃう!」
「うん!了解!じゃあバイクで来てるから乗って」
「朝陽免許持ってたの?」
「うん!実は隠してた!」
「なんで?」
「だって事故に遭わせてたくなくて!」
「なんだよ!もうだったらあの時もバイクで行けば疲れる思いしなかったじゃん?朝陽の意地悪!」
そう話しながら俺が初めて彼女に告った場所についた
「何するの?」
「内緒!」といい凛香はポッケから白紙とペンを取り出して何か書き出しそうしておれは覗こうとしたが「見ちゃダメ」と怒られてしまった!
俺はあたりを見渡すと月明かりと街灯の灯りが綺麗だった!
十分過ぎたころ凛香から声がした
「みて朝陽、これ!」
それは俺が凛香に告白した時の様子のイラストだった!
まるで昨日ようにはっきりと覚えている
いまだに俺はドキドキをしている
「えっ!すごいその時のイルミネーションまで再現してるとはすごい」
「でしょ!ここが私の大切な思い出の場所」
「なんで?」
「朝陽が頑張って勇気振り絞って出してくれた場所だから私にとっても大切な場所」
「そうだね!俺にとっても大切な場所だ」
「うん!二人にとって大切な場所」
「うん」
そしてもう日またいでいた
「うん!もう帰るよ!」
「じゃあ送るよ」
「うん!お願い」
そして俺は送ったあと家にもどったが告白したときの事を昨日のことような感じしてドキドキが止まらなかった
そして俺は眠れずに朝をもむかえた
そして彼女{凛香}は朝看護師が見たときには死んでいた
涙を流していた跡があったことを看護師さんからきいた
病院の先生にいうには亡くなるにはまだ速すぎると悲しさ声だった
まだ一か月も経ってないのにと男子トイレの個室で聞こえてしまった
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