第六章

そしてデート前日の夜、俺は結局凛香とのデートを楽しみすぎて一睡も寝れなかった!まるで子供みたいに!バカバカしいと思った。

そして俺は約束の時間になりそうなので急いでリュックを背負って集合場所に向かって行った。

そして俺は集合場所に着いたがまだ凛香の姿はなかった。スポーツバイクのスマホホルダーから携帯を外すと凛香からの着信があった!

『ごめんね!ちょっと準備に時間が掛かってちょっと遅れるから、近くで私が来るまで時間潰してて』

「全く凛香って奴は!」

俺は当たりを見渡して近くにコーヒー屋にあったので入っていった


カランカラン

「いらっしゃいませ!お好きなお席へどうぞ」

ダンディなおじさんだった。

そして俺はカウンターに座った

「コーヒーひとつでお願いします」

「かしこまりました!シュガーは入れますか?」

「大丈夫です」

俺は今日いくルートを再確認しているとこだった、

「こちらコーヒーでございます」

「ありがとうございます」

「お客様今日どちらからお出掛けへ!」

「あー!わかっちゃいましたか!今日デートなんです!」

このおじさん結構勘が鋭い!デートなのはなぜわかったんだ。

「あら!いいですね!そのお方は?」

「あー、さっき遅れるとの事で!」

「あれま!気長に待つといいですよ!ここでゆっくりと!」

「まぁ、ゆっくりしたいんですけどね!」

「ん?どちらに行かれるんですか?」

「隣の県の温泉に行くんですよね!有名の温泉じゃないですか!」

「おー!私も行きましたが気持ちがよかったですね!あそこまで何で行かれるんですか?」

「あそこに止まってあるあの自転車で行こうと思っているんですが、彼女から遅れると言う連絡がありまして」

「あら。気の毒にここからだとどのぐらい掛かるのですか?」

「本来ならば十五時くらいに着く予定なんですけど、遅れているので夕方くらいには着く予定ですね!」

そうしてマスターと色々話している時俺の携帯から音が鳴った!相手は言うと凛香からだった

『朝陽ーごめんね。もうついたよー。どこにいるの?』

『オッケー、今からそっちに向かう』

そして俺は凛香との通話を終えた

「じゃあマスター着いたみたいなので僕は出ます!」

「あら!そうですか!じゃあ無事に着くといいですね!」

「はい!お代は?」

「お代は結構です!あなたに良いお話を聞けましたから!」

そして俺はコーヒの店を出た


「ごめん朝陽!遅刻して、なんか奢るから許して!

「ふっ!なんか可愛いなー!大丈夫だよ!そんなに謝らなくて、とっくに許してから」

「えっ、いつもの朝陽なら怒ってるけどなー?」

「それよりこれ、はい!」

俺は凛香向けてマスター特上のコーヒーペットボトルを投げた!

わあ!温かいなにこれ

それは内緒、それよりそれ飲んで暖まったらいくぞ

そして俺もコーヒーを飲んで少し待った


午前:六時三⚪︎分遅れて出発

りんかー遅れたからってあまり飛ばすなよー!

あまり飛ばすと体力の消耗がひどいから

わかった!ありがとう

そして

午前:九時00分

県を跨ぐと同時にコンビニに休憩

「あー疲れた!なんで朝陽は余裕そうなの?」

「えっ!疲れてはいるよ!顔に出ないからかな!てか凛香が途中から飛ばすなよー!本来なら十時にここに到着予定なのに!」

「まぁいいでしょう!旅館の人に遅れてきた人と認識されちゃうでしょ!」

「う、そうか!」


「てか朝陽あそこに海あるからさ今から行って写真撮ろうよ!」

「まぁ時間も早いし良いよ!」

「やったー!じゃあ行こう」

そして海にまで行って凛香は写真をとって今度は二人でツーショットを撮った!

あと通常のスピード行ったら三時間かかるが夕方前には着くと思った!

そして凛香と二人で海を見てると自転車の集団が止まった

集団達も海を見ていた

そしてこちらに気がついてリーダー格の人がこっちに向かってきた

「すいません。僕たち鬼の川温泉に行こうと思ってるんですけど道に迷ってしまって、もしよかったら教えてくれませんか?」


『どうする?凛香。まぁ私たちも同じだし案内してあげようよ!』

『まぁ凛香が言うなら』

 

「いいですよ!ちょうど私たちも行くところでしたので」

「本当ですか!ありがとうございます!では僕たちはあなた達の後ろを走りますので、スピードは気にしないで自分のペースでいいですよ

私たちが無理難題を言っているので!」

そう言って集団の人たちは仲間達のところに戻っていった


じゃあ朝陽あの人達にもう出発するからって伝えてくれる?

了解!

「すいません!もう出発するので準備お願いします!」

「はい!」

そしてリーダーの人が俺に話しかけてきた

「すいませんね!デート中に」

俺は一瞬顔を赤らめた

「いえいえ!困ってる人を助けたいと彼女のお願いなので!」

「いやー!彼女さんはほんとに優しくて綺麗ですてきな人ですね!」

こんなに彼女のことを褒められたので初めてだったので恥ずかしっかった!


午前:十一時三十分自転車の人達と出発


そして信号待ちをしている時にリーダー格の人にこえを掛けられた


すいません!ちょっと休憩とりませんか?仲間が疲れてきて!

わかりました!彼女に聞いてみます

りんかー!ちょっとそこのコンビニで休憩しようと思うけどどう?

うん!いいよ!私も疲れてきたし!

良かったですね!そこのコンビニで休憩とってくれるそうです!

そうして一時間三十分経って休憩に入った!


午後:十二時三十分コンビニ休憩


リーダー格の人は佐々木と言うんだと!

そして佐々木は俺たちにチキンを買ってくれた!

道案内のお礼だとか!まあ貰えるもんはもらう俺のポリシーだからな!

でも凛香は最初遠慮してたけど最終的にもらってた!


でも当たり前だけど味は美味しかった!

集団達のみんなはプロティンバーを食べて補給していた

午後:十三時00分コンビニから旅館に向かって再出発

そして何もなくトラブルもなかった

午後:十五時三十分

旅館に無事に到着

「いやー、ここまで道案内ありがとございます!おかげ様で助かりました!」

『ありがとございましたー!』

団体の人たちが私たちにお礼を言ってくれてなにか照れた!

「いえいえ、私たちはね、おなじ旅館に泊まる仲間ですからね!そして自転車仲間ですもん」

「そこまで言ってくれて嬉しいです!ではまた」

「はい!ゆっくりとおやすみなさい!」

そして団体はゆっくりと旅館に入って行った!

私たちも旅館に入っていく!

入っていくと女将さんが

待っていた

「お待ちしておりました。佐藤朝陽様

お部屋の準備はできおります」

「お夕食の時間はいかがになりますか?」

「うーん?じゃあ十九時でお願いします」

「かしこまりました」

そして俺たちは女将に案内された部屋についた

「わあ!めっちゃ綺麗!海も見えるし!最高、夜だと絶景も見えるし楽しみだなー!」

そして俺たちは浴衣に着替えて温泉に行った!

じゃあ各々これから自由で、十九時までにはここにいることだなと凛香と約束をした


そしてなんと脱衣所にさっきまで一緒だった自転車集団の人達がいた

相手も気づいたようで驚いていた!

「あれ!さっきぶりですね!」

「そうですね!やっぱり温泉は気になりますよね!」

「そうですねー!

「なにせ、疲労回復ですからね!ここまで自転車だったのでちょっと疲れますよね!」

そしてあっという間に温泉を入っているともう十八時三十分を回っていた

「じゃあ僕はこれからご飯なので上がらせて貰いますね!」

「おっ!そうですか!沢山佐藤さんとお話しできて楽しかったですよ!特に彼女さんのお話が!」

「はい!では」

そして俺は浴衣を着て部屋に戻ったら既に凛香がいた

「おっ!珍しく凛香がいる!いつも通りなら遅れてくると思ってたんだけど」

「バカにしてるの!私だって時間を守れます!好きで遅刻してるじゃないの!」

「ごめんごめん!わかったからそう怒んな!

ほらあと十分すればご飯だから」

「やったー!ごはん、ごはん

楽しみ!何が入ってるかなー?」

「マジで子供みたい」

静かに笑った

「子供じゃないです!もうバカにしないでよ!」

「わかった、わかった、わかったからね!もうやらないから怒らないで!」

でも怒ってる凛香も可愛いと思った

そして十九時丁度の時間の時俺たちの目の前に料理が運び出された!

沢山の料理が美味そうだった!豪華な料理が並べていく。特に凛香が目を光らせていた!

「朝陽まだ食べちゃダメなの?」

「きっとダメでしょ!こいうのは女将がいなくなってからじゃないの!」

「そうなのね!わかった我慢する!」

そして準備を終えて女将が

「ではお食事の準備が終わりましたのでまた私は失礼します!ごゆっくりどうぞ」

そして俺たちは合掌をして食べ始めた

そして凛香は、美味しそうに食べてたし僕も食べて実に美味しかった!凛香はご飯食べたら

また温泉入るみたいなので僕も一緒に入ることにした

「朝陽!明日はどこにいく?」

「そうだなー!下見もしてないから今から調べるから待ってて」

そうして俺は一緒に行きたいところとグルメを調べた

足湯のカフェがあったと同時にグルメを見てると凛香が覗き込んで来た!

「あっ!私このバウムクーヘン食べたいから行こう!」

「いいよ!じゃあ今調べて目星ついたから明日楽しみにしてて!それまでおあずけ」

「えーー!楽しみすぎて寝れるかな!」

「何言ってるの!寝る前に楽しみがあるでしょ!旅行って言ったら?」

「あー!忘れてた。枕投げだ!」

「じゃあご飯食べてお風呂入ってからだね!」

「そうだね!でも他の人もいるから静かめにやらないと怒られちゃうね!」

「そうだ!学校で来てるわけじゃないからか!」

「そうだよ。春翔も来ればよかったのにな。

絶対3人だともっと楽しかったのに!」

「まぁそうだね!でも私たちに気を遣ってくれたんじゃないの。」

そうして俺たちはご飯を食べ終えた!

「じゃあ好きな時間までお風呂入っててもいいけどお互いが来るまで寝ちゃだめだよ!」

「そっちこそ!じゃあね!朝陽!」

そして俺は露天に入ったりサウナを五回をした時に時計が二十三時三十分を回っていた

『うわ!三時間も入ってる!流石に上がらないと凛香に怒られる!でも好きな時間って言ってたけどな!』

そうして俺は急いで浴衣に着替えて速足で急いで部屋に向かった

でもまだ電気は付いていた

扉を開けた瞬間

「遅い!いくら好きな時間まで言ったけど遅すぎる!私なんか一時間も待ってるのに!

「ごめん!サウナに夢中になってて遅くなった!」

「サウナ何回やったの?」

「五回」

「多すぎ!遠慮して3回ぐらいでしょ!」

「まぁ過ぎてしまったものは仕方ないから許すけど今度はしないでね!じゃあ速く枕投げするよ!」

「うん!今度は遠慮してする!」

そうして俺たちは三十分間して疲れてしまった!

「じゃあ明日は楽しみな事あるから寝ようか!」

「うん!疲れたから寝れそうかも!」

「おっ!それはよかったじゃあおやすみ凛香」

「うん!朝陽もおやすみ」

午前:00時丁度就寝

そうして俺たちは就寝した

俺は途中目が覚めた、隣を見ると凛香がいない

あたりを見渡すとバルコニーにいた

「よっ!」

「あっごめん起こしちゃって!」

「大丈夫だよ!やっぱり寝れなくて!」

「やっぱりか!じゃあ寝れるまで付き合うよ」

「ありがとう」

「単刀直入に聞くけど朝陽って私の事好き?」

「えっ!急だな!好きだよ!」

「良かった!じゃあ私のどこが好き?」

「うーん!全部だけど今は嫌だよな!

そうだな!性格も良いしなんか凛香といると親しみやすいのが一番かな!もちろん凛香が転校して時にはちょっと緊張したしちょっと怖かったけど、俺がノートとプリントを職員室に持っていく時『量多いでしょ!持つよ』って言ってくれてなんて親切な子なんだと思って

それで一目惚れした事かな

ちょっと長くなったけどね」

「私は転校した初日から気になってただから朝陽が告白して日私は嬉しかったよ!」

「それはよかったよ!じゃあもう寝れるね?」

「うん!もうすっかり眠くなたっちゃったから寝れる!じゃあ明日も楽しみな事あるしおやすみ」

そして俺たちはまた眠りについた

俺はカーテンの隙間から陽が刺してきて俺は起きた!また隣をみると凛香がいなくてテーブルに置き紙が置いてあった

『少し朝風呂に行ってきます』と紙に書かれていた

そうか朝風呂に行ったのか!じゃあ俺も朝風呂がてらサウナもやろうかなと思って俺は脱衣所に向かった

歩いている途中女将さんに会った

「おはようございます。朝陽様!朝食はいつの時間にしますか?」

「すいません!時間見てなくて今何時ですか?」

「そうでしたか!今の時間は六時です!お早いですね!」

「ありがとうございます!じゃあ七時にお願いします」

「かしこまりました!では失礼します」

そう言って女将さんは急いで何処かに行ってしまった

脱衣所に着くと誰もいなかった

まぁ一人でも落ち着くからいいやと思った!

そして露天に入った夜と違う風景に感動した

夜は星の光といいとても綺麗だったけど朝は太陽の光が仕事をしてとても綺麗だ!誰もいないので一人占めしてるみたいで嬉しかった

時間が経ったと思った俺はサウナを二回して私服に着替えた

廊下の時計を見ると六時三十分だったので俺は部屋に戻ってみるとまだ凛香がいなかったので今日行くところを最終確認をしている時にドアが開いた

それは凛香だった!

「あっ!朝陽起きたんだおはよ!」

「おはよう」

「朝陽もお風呂入ってきたら?」

「入ったよ!もうすぐご飯も来るはず」

と話していると

「朝陽様ご朝食の準備ができました」

「えっ!待って私聞いてないよ!」

「だって俺が六時頃に廊下で女将さんに会ってご飯は七時にお願いしますって言ったからね」

「では失礼しました!ごゆっくりどうぞ」

そうして女将さんはご飯をテーブルに置いて去っていった

「まぁ喧嘩しても無駄だし食べよう」

「うん」

至ってご飯はシンプルだ!納豆にたくあんに卵

シンプルが一番良い

凛香がまた『今日行くところまだ教えてくれないの』と言って来るが俺はお楽しみにといってある

多分凛香も楽しみすぎてたまらないんだろう!

俺たちは朝食も済ませ出かける準備をして旅館の外に出た

「お日様が出てて気持ちいね!雲一つもないし」

「そうだね!おでかけにちょうどいいね」

「さあどっちに行くの?」

「まぁついてきて」

「えー!ちょっと教えてよ」

「まぁしかたがないけど、これからロープウェイに乗るよ」

そして凛香はロープウェイと聞いて嬉しそうな目をしていた

「じゃあ速く行こう!いっぱい行くところあるんでしょ!時間がなくなっちゃうよ!朝陽」

「おう」

そして俺たちははロープウェイの受付まで行き順番待ちをしている時俺たちの順番が回ってきた

スタッフの人にインカムで話しているようだった『カップル一名様向かいます』こちらに目線を向けて「ではお気をつけていってらっしゃいませ」

と言ってロープウェイが動き出した

そして真ん中あたりにきた時に外の風景を見てみるととても綺麗だった

「みてみて朝陽外めっちゃ綺麗だよ」

「確かにめっちゃ綺麗だな!俺でも惚れちゃうな!」

「なにそれ」

と言って凛香は降りるまで笑っていた

俺はと言うとめっちゃ恥ずかった!

そして降りて猿園に向かった場所は目の前だ

なんと餌が一00円でとても安かった!

そして凛香があげようとした時にちょっと乱暴ちお猿に取られた

「あーちょっと怖かったー!でも餌やりなんて貴重な体験だからびびってちゃダメだよね!」

「でも大丈夫だと思うよ!また俺とこればまたやれるし!」

「そっか!じゃあ朝陽もやってみな」

そして俺もやってやっぱり乱暴な猿がやってきた

男の俺でも怖かった!でもこのことは凛香に言えない!

そして展望台の裏手神社があるのを凛香が発見してお参りしていき最後は展望台をみてまたロープウェイで降りていった


じゃあこの後の予定を発表します

おっ!やっとですか待ってました

「ちょっと疲れてると思い無料の足湯に浸かってその後は凛香が行きたいと言っていたバウムクーヘンのお店に向かいたいと思います!

「やったー!バウムクーヘンだ!早く食べたいか先に行こう

「ダメ!先に足湯に浸かってから行くよ

「わかったよ!朝陽がそこまで言うなら

「わかればよろしい

話している間にロープウェイが一番下まで着いてしまった

そして俺たちは足湯温泉に向かった!

「さっきのところは楽しかったね!」

「そうだね」

「特に朝陽の『俺でも惚れちゃう』は特に笑った」

「おい!笑かすつもりで行ったじゃないからな」

「わかってるよ!また笑いが込み上げてくるから待って」

俺はめっちゃ恥ずい事をいったつもりがないが凛香が笑って楽しそうにしてるのがとても嬉しかった

話をしている間に足湯温泉についた

足をつかるととても気持ちよかった!

疲れが取れるような感じがした。どうりでとてもこんなに人気なんだと改めて実感した

「朝陽気持ちいいね!」

「あー、そうだな気持ちいなとても!」

そして会話をしてると隣にいたお婆さんに声を掛けられた!

「お二人さんは恋人同士ですかね?」

急に話しかけられて凛香と俺は驚いた!

「ごめんなさいね。驚かすつもりはなかったのに!」

「いえいえ!一応他の人からみるとカップルです」

「おっ!旅行ですかね!」

「はい!そうです!」

「旅行ならバウムクーヘンお店に行くといいよ

地元でも人気だからね!」

「ありがとうございます!こことさっき言ってくれたバウムクーヘンお店とはなんか違いがあるんですか?」

「あー!そこは焼き方が違くて味がしつこいんだよね!でも私が言ったところは若者にも人気で味も美味しいから保証していいよ!」

「ありがとうございます」

俺が当初行こうと思ってたお店は違ったみたいだ!ばあさんに感謝しないと思った!

「良かったね朝陽!親切な人がいて!」

「おう!結構本当に助かった」

「おばあさんもありがとうね!私バウムクーヘン大好物なんです!」

「いいのよー!バウムクーヘンが大好物か!ならこれどうぞ」

おばあさんはポッケから何か取り出した

「私の息子が東京でバウムクーヘン作っててお菓子だよ!しかも社長だしね!立派だよね!」

「えっ!これって最近新しく出たお菓子会社じゃないですか、私も気になってんですよ!」

「そうか!ならよかったよ!じゃあ私はまだじいさんに怒られるかもしれないから戻るね!

楽しんでいきなよ!」

「ありがとうございますおばあさんもお身体大切にしてくださいね!」

そして凛香はおばあさんからもらったバウムクーヘンを美味しそうに食べていた

「じゃあ疲れも取れましたし凛香もバウムクーヘンをもらって嬉しそうだから速めにお婆さんに教えてくれたお店に行きますか?」

「やったー!」

そう言って凛香駆け足で行っていく

「でも驚いたよ!おばあさんがあの有名なお菓子会社の息子さんなんて」

「あー、俺も話を聞いていて内心驚いていたよ!」

「だよね!私も驚いて言葉も出ないと思ってけど出たから良かったけどね!本当だったら腰抜かすよ!それくらいすごいよね!」

そしてこの話をしている間におばあさんが行っていたお店にいたがさっきまでいたおばあさんが男の人と一緒にいた

「お!そろそろ着くと思ってたよ!」

「えっ!そちらの方は?」

「あー!俺はさっきばあさんから紹介してくれたと思うけどバウムクーヘンを作ってる社長の福田だ!よろしく」

「えー!あの福田さんがなんでいるんですか?本社は東京ですよね!」

俺は凛香が嬉しそうに話してるのをみているだけだった

「ちょっと家に帰ってきたらおばあちゃんが『バウムクーヘンを大好物な子がいる』って話を聞いてどんな子かみたくて急いでここにきたわけだな」

「でもなんで私たちの場所が?」

「それもおばちゃんから聞いてなおばちゃん」

「あー、そうだよ!」

「このお店も俺の子会社なんだよね!実は言うと!まだ公表してないんだよね!」

「えー、!もう驚きすぎてもう心と身体がヤバいです!」

「それは大変だね!でそちらのお方は?」

「あーごめんなさい!私の彼氏です!朝陽と言うんです!」

と言って社長の福田さんはこちらに体を向けて握手してきた

「よろしく朝陽君!こんな頼もしい彼女を持っていいねー!俺ももう少し若ければ凛香ちゃんと付き合ってかもしれないね!」

「辞めてください!」

「ごめんって冗談だよ!でもそんなに言うことは凛香ちゃんを大切に思ってる事だね!」

「良かったね!凛香ちゃんいい彼氏さんをもらったね!」

社長の福田さんが言うと凛香が顔を赤くして照れてた!

「じゃあ俺たちは失礼するよ!ばあちゃん行くよ」

「またどこかで会いましょ!」

そう言って福田さんとおばあさんは車に乗って去っていった

福田さんが去った後俺は一足先にお店に入っていく。その後ろで凛香が駆け足で寄ってくるのがわかった


俺は家族たちのために土産を買っていたが凛香の方を視線を向けると目をキラキラさせてながら商品を選んでいた!

俺はお会計を終えてまだ選んでいる凛香に小声で「俺は先に店の外で待ってるから焦らなくてもいいからな!ゆっくりと選びな」と言って外に出た

かと言って店の外は何もないので暇だ!

夏なのでとても暑い

あたりを見渡すとカフェがあったので先に凛香に連絡しておいて俺はカフェに入った

ここのお店はやっぱりバウムクーヘンを関連しているようです

バウムクーヘンのケーキがあった

多分凛香がいたら『バウムクーヘンのケーキなんてみたことないから頼もう』と言って言っていただろうにでも凛香は絶賛お土産探しをしている

そして店員がこちらにやってきて、

「ご注文は」

「アイスコーヒーとこのバウムクーヘンケーキで」と

「かしこまりました」と言って店員は戻っていった

そうしてケーキがやってくると味は問題なく美味しい。バウムクーヘンのケーキなんて聞かないからどんなもんだと思っていたがとても美味しい。

そうして三十分したころスマホに連絡が入った

『今終わったよ!どこにいるの?』

俺はこのケーキを味わいさせたくて凛香を呼んだ

そしてお店のベルが鳴って俺はこちらに手招きした

「てか荷物多すぎ」

「えっ!そうかな!色々買ったんだよね!さっきいた福田さのお菓子もあったからどっちも買っちゃったらこんなにも多くなっちゃって!」

「まぁそれはいいけど、それよりこのバウムクーヘンのケーキ食べてみて本当に美味しいから!初めて食べた中で美味しい」

「うわー!本当だ!私も食べたことないから楽しみ」

凛香は店員を読んで紅茶とケーキを頼んだ

三分もしないうちにケーキが運ばれてきた

「そうして凛香はフォークを手に入れてケーキを口に運んだ!

「んー!甘くてバウムクーヘンの味もあって美味しーー!これも朝陽がここに来なければ発見できなかったものだね!ありがとう私のために呼んでくれて!」

「いいや!凛香が好きそうな物だからそれと食べてないで俺だけ食べて凛香が可愛そうと思っちゃってそれだけだからあまり気にしないでね!」

俺たちは三十分程話をして外を見てみると外が夕焼けになっていた。

そして凛香も外に目を向けていた

とても見惚れていた!

「いいねー!旅行先で夕焼けを見るなんてとてもとてもすてき!わたしこうみえて結構好きなんだよねー!」

「確かに!地元では見慣れているけど旅行先ではとても綺麗に思うよね!その気持ちわかるよー」と言う俺

俺はこうみえて星とかすきなタイプだ!

さすがにまだ凛香に言えないが言える時に言うつもりだ!

日が落ちてあたりが暗くなっていく周りも電気をつけ出す頃だ!俺たちがいるカフェも電気がついた!

そして俺たちは暗くなってしまったので旅館に戻った!

旅館に戻ったら女将さんにご飯に先かお風呂先にか聞かれたが凛香がお風呂!と元気そうに言ったので女将さんは疲れているようなので承知しました!ごゆっくりどうぞと言った

俺たちは部屋に戻った後お風呂に入った

俺は人がたくさんいてゆっくりできなかったので三十分程で上がった

『まぁ明日の朝でもゆっくり浸かろう』と思った

部屋でゆっくりとしている時とても残念な悲報が俺に飛び込んできた

まさか凛香があんな事になっていたとは

女将さんが急いで飛び込んできた


「朝陽様、凛香様が脱衣所内で倒れてしまいました!今救急車を呼んであります」

俺は体が固まって数分唖然してしまった

そして「息はしてますか。」

「いいえ、心臓マッサージをしていますが息を吹き返しません」

「特別ですか、朝陽様女性の脱衣所に案内します!もし朝陽様ならお声かけてください!もしかしたら戻ってくるかもしれません!」

「わかりました!」

と言って女将に案内されながら女性脱衣所に入った

周りの女性達は俺がくることを知ってたことぐらいみんな服を着ていた!その方が俺は良かった!


「凛香起きろよ!さっきまで元気だったろ!

なんで突然、俺凛香がいなくなったらおれ、おれ、無理だよ!生きられないよ!凛香戻ってきてまた楽しい学校とかこれからあるお祭りデートだって計画してたに!」

と思ってることを言ったが凛香は戻ってこなかった

ちょうどいいタイミングで救急隊がきた!

その様子を見て大変なことをわかったのかすぐに「一番危険な状態なので早急に運びます!お連れ様はいらっしゃいますか?」と

「はい!」

「では着いてきてください」って救急隊が言った

俺はその後を追うように着いていった!

そして廊下を歩いているとロードバイクの自転車仲間にすれ違いであった

顔を見ると驚いた様子だった!

俺は軽く会釈をして立ち去った


そして俺たちの地元の病院に向かっていた

着いた時には凛香のご両親が待っていた

俺は真っ先に降りて次に担架に乗った凛香が降りてきた!まだ意識は戻っていない


そして担架に乗った凛香は病院の中に入っていった!ご両親も一緒に行ってしまった!

俺は外のベンチでとても寝てしまった!

そして病院の中から出てくる凛香の両親達が出てきた!

「ごめんね!こんな事になって!まさか君たちが付き合ってるとは知らなかったから!」

「あの娘も私たちに話してくれなかったから、突然『一人で旅行行ってくる』って心配してたけどね!それがこんな事になってしまって!」

「いえ、俺が挨拶に行かなかったのが悪いんです!」

「ありがとう、今日は遅いから帰りな!詳しいことは明日話すから凛香の家まで来るといいよ」

「わかりました!では俺はこれで失礼します!おやすみなさい」そして俺はタクシーで家に帰った

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