第三章

そうして、年末年始が、過ぎていった

俺の学校は一月まで冬休みなのでのんびり過ごす事ができる

その間彼女(凛香)との沢山の所に行った

そして2月になり学校が始まった

俺は例の噂が消えるのかドキドキしながら登校した

まぁもう付き合ったので噂が消える消えないはどうでもよかった

俺は真っ先に春翔向かった

「おはよう春翔久しぶり」

春翔はまた気持ち悪い顔をしながら聞いてきた

「おはよう。もう噂は消えたけどお前らが付き合ったのは隠しがたいな」

そうだ。俺は凛香と付き合った当日にこいつに連絡してるのをわすれてた

「てかお前噂月消えるって言ったか?」

「あぁ言ったぞ。よかったな。噂が消えて」

俺は安心した様に椅子から崩れ落ちた。

そうして凛香が驚きながら俺の所に来た

「朝陽。噂が消えてるね。ほんとよかった。」

「あぁ俺も春翔から聞いた。」

春翔がまた聞いてきた

「まさか、本当にお前らが付き合っちゃうなんてな!」

そうして凛香は驚いている

「まさかそれも噂になったの?」

「あぁ大丈夫だよ。それは凛香と付き合った時に春翔に連絡しただけだから噂には流れていない」

凛香は安心した顔つきだった

「ふぅ。よかった。」

そして新聞部の部長から連絡があった

綾音先輩だった

『おめでとう。本当に良かったよ。』

『ありがとうございます。もう綾音先輩にはもう感謝しきれないです』

『ハハ。そう言ってくれてありがと』

そうして俺が切ろうと思った時に

『あっ待って。ちょっと春翔に代わってくれないか?』

『あっはい。わかりました』

そうして俺は春翔に携帯を渡した。

「ありがと。朝陽。」

そうして俺のクラスにも担任がやってきた。

もうお前らは来年度から後輩ができる

だから頑張らないといけない時期だ。

後輩が出来たからって悪巧みはやめとけよ!

全員が返事をした

特に春翔特に怪しい。だから先生は監視してるから気をつけろよ!

「えっ!なんで俺なんすか?」

「ちょっと先生だるいって」

「ハハ!覚悟しておけ」

そうして初日が終わった

その夜凛香から連絡が来た

俺は読書していたのですぐに読むのを終えて電話にでた

『久しぶり寝てた?ちょっと朝陽の声が聞きたく電話したんだ』

『寝ては無いわ!あと明日学校で会えるだしいいじゃないか』

『全く朝陽は彼氏の声が聞きたくなる時もあるんです!それくらい気づいてよね!』

『ごめんね』

『で、電話してきた要件は何』

『あー!聞いてきちゃったか!』

『えーとね。私朝陽と一緒の部活に入部しました!』

俺は驚いて声も出なかった。でも彼女と部活は嬉しいし楽しそう。

でも周りの目が気になる

『おーい。朝陽?聞こえてる?』

『ごめん!聞こえてるよ!』

『ごめん!えっ!俺の部活に入った事だよね』

『うん!そうだよ。何回も言わせないで』

『で、でもなんで入ったの!』

『うーんとやっぱり彼氏と一緒に居たいからかな!』

『あとその部活の女達に朝陽を取られないためかな』

『そんなことかよ!それに俺陰キャだから嫌われてると思うよ!』

『それでもダメなの!』

『てかいつ行ったんだよ!』

『えっ!放課後だよ』

『だから!一緒に帰れなかったのか!楽しみにしてたのに!』

『ごめんね!明日からまた一緒に帰ろうね!』

そうこう話していると時間が過ぎるのを早く感じた

『待って!もうこんな時間だよ。もう十ニ時回ってるよ!』

『うわ!本当じゃん!早く寝ないと!じゃあね!おやすみ朝陽!』

そうして俺は風呂に入って俺は一時を過ぎた頃に眠りについた



そして翌日の放課後、俺はいつも通り部室である図書室に向かった

もちろんその中に凛香もいた

そして先生も入ってきた

「はい!皆んな聞いて!今日から入ってくれた冬野凛香さんよ」

「皆んな仲良くしてね!後わからないことあると思うから教えてあげてね!

特に朝陽君!一緒のクラスだからね!」

「みなさんこれからよろしくお願いします!」

「はい!みなさん自己紹介は終了!自分の席に着いて!

あっ冬野さんは朝陽君の隣ね。」

「はーい」

「やっと!放課後も一緒になったね!」

「おい!あまり近づくな。周りの目が気になるから!」

「えー!私はそんなに気にならないけど!」

「俺は気になるから本当にやめてくれ!」

「んー!朝陽がそんなに言うなら我慢するよ!

「ありがと!助かるよ!」

そうして図書部はあまり仕事がないためみんなは読書をしていた。結構自由だ。おしゃべりもしても怒られないしゲームもしても怒られない。それに真面目な人は勉強してる人もいるくらいだ。

そして俺の彼女凛香は何をしているかと言うと

読書を読んでいる風をしているが俺の顔をずっと見ている。俺が凛香の、ことを見ると本に目線が戻っている

もうバレバレだ。でも言うのも可哀想だから言わないでおく

そして部長が何かを言い始めた

『はーい!皆んなお取り込み中すまないがもう最終下校時間だ。だから準備をして帰るように

さよなら!』

そして続々部室を出た!

やばい本に夢中になるとこんな時間になってしまう。

時計を見るともう外が真っ暗。一八時だ。

そしてまた俺が最後の部活組だ。もうどこの部活も帰ったみたいだ。


「もうすっかり真っ暗だね。」

「そうだね。」

「いつもこの時間までいるの?図書部は!」

「うーん!そうだね。でも稀に速い時もあるよ」

「なんだ。暗いのが怖いのか!」

「全然怖くないもん!だって朝陽がいるから守ってくれるから」

「えっ!ちょっと照れるよ!」

そうして俺たちは暗い道を歩きながら家に着いた!





そして一ヶ月経ち俺は二年生になった

特に変わりもなくクラスも担任も変わらなかった



そして俺たちの部活にも後輩が入部してきた

その横で凛香は後輩ができて目がキラキラしていた

俺は小声で凛香に言った

「後輩ができたからあまりこき使うなよ。俺が先輩に怒られるから!」

そして先輩も言ってきた

「そうだぞ。冬野!お前も入ってきたばかりだから一年とはあまり変わらないぞ!」

「あっ。そうでした。覚えておきます。」

「注意されちゃった!」

「ほら。言った側から!」



その後俺たちは後輩達に自己紹介をして下校する時間になった

そして俺たちの元に後輩の一人がやってきた。

「先輩お疲れ様です!一つ質問しても良いですか?」

「おっ!なんだ。質問なら大歓迎だぞ!」

「えーっと!お二人は付き合っているんですか?一年の間で気になっていて!」

「あー!一様皆んなには公表してないけど君だけに秘密にしてくれたら教えてあげるよ!

ちょっと悪いけどね」

「あー!そうでしたか!わかりました。秘密にします」

「ありがとう。助かるよ!」

「君の言う通り俺たちは付き合ってるもんね!」

「うん!そうだね!朝陽」

「本当ですか!やっと疑問なっていた心がわかりました。ありがとうございます!」

「良いよ!こんなもん」

「あっ!朝陽ちょっと先に行ってて!

この子と少しだけ話してくるよ!」

「あんまり悪巧みすんなよ。」

「うん!わかった」


そうして凛香は俺から離れ一年生の所に向かって行った

そして俺はこの帰りに一人でいるのが久しぶりに思った

「あー!そいえば凛香と付き合ってから久しく一人で、帰ってないな」

「凛香と付き合う前は夕焼けや星を見ながら帰ったけ!」


星に夢中に、なっていて立ち止まっていた

多分三〇分以上経っていただろう

凛香が近づく音に気が付かなかった


「ねぇねぇ朝陽朝陽!大丈夫」

俺は彼女の一声で戻った

「あっ戻ってきたんだ。」

「戻ってきたんだ!って朝陽立ち止まっていたんだよ」

「あっ本当だ!さっきいた場所から全然離れてない!」

「あと朝陽気づいてないと思うけど、泣いてるけどどうしたの?」

「えっ!本当だそうでも泣いてる理由があるはわからない」

そう俺は泣いてるのが凛香に言われるまで本当に気づからなかった。

俺が思うに久しく帰るのと星空が綺麗だったので無意識に泣いていたのだろうと自分の中で解釈をした。

その後の帰り道でずっと凛香に笑われていたのは今でも鮮明に覚えている


そして俺は一つだけ悩みがある

それはそれは遊園地や水族館に付き合ってから行ってない事だ。

それ以前に俺ははじめて行ってみたい感情もあるかもしれない。

凛香から言ってこないことは俺に期待がないのか、いつか誘ってくれると思ってずっと待っていると思うと心が痛くなる。

それにもうすぐ近くにある行事、体育祭

があることだ。デートに行ってる場合かと思いたくなる。でも俺はとてつもなく行きたい。学校以外で二人きりになりたいと毎日学校で考えている。

それ以前に俺は春翔に電話で相談に乗ってもらってた!

春翔からの助言は

「男ならガツンと誘ってみろ!去年のクラマスはお前から誘ったんだろ。なのになんだこんなちっぽけみたいなことで」

「ちっぽけって!」

「本当にちっぽけだぞ!お前に男と名乗れない価値だ!」

「あっちょっと待てよ。良い案が一つだけある。」

「えっなんだよ。教えてくれ春翔」

「近くに体育祭あるだろ。確かなんの競技か忘れたが景品がチケットだった筈だ。」

「あー確かに言われてみればあったな」

「そのチケットは水族館か動物園のチケットが毎年どちらかが二枚入ってるわけだ。」

「てかなんで二枚入ってるんだ。ここって男子校だよな」

「あぁ。まぁ噂になるけど昔元々は共学だったと言うまぁ噂だけどな」

「共学かぁ。まぁ俺は気にしないけどそいう事だったんだな」

「まぁ話しに戻るけど」

「その競技で一位になれば景品がもらえるけど

お前足大丈夫か」

「あぁ。多分大丈夫だろ。まぁなんとかなるよ。」

「本当に気をつけろよ!また俺が寂しくなるだろ。入院なんかしたら」

「あぁ。気にすんな、今度はヘマしねぇから!」

「じゃあまたな朝陽。学校で」














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