カツアゲの果ては・・・
[日々 和也視点]
俺は謎のお姉さんとゲームセンターを歩き回った。太鼓を叩くゲームやエアホッケー、最近流行りの脳波で動かす格闘ゲームなどもやった。
結果・・・まぁ普通だな。体力が無いらしく、体を使うゲームは最後までもたない。でも楽しそうにゲームをしている。あぁいい目の保養だ。でも流石にお金がきつい。
「さぁ次は何をしますか?」
ゲームが終わったのだろう。俺を金蔓にした彼女が戻ってきた。
「もう金がねぇよ。それにそろそろ大学に戻らなきゃいけねぇし終わりだな。」
俺は正直すぐに戻りたい。次もはっとり先生の授業だから遅刻が怖いんだよな。
「あら、最初話した時そんな口調でしたか?」
「あ、いやでももう一緒にゲームした仲じゃないですか。ため口ぐらい許してくださいよ。」
やっべー、格闘ゲームで彼女をボコボコにしたあたりから口調が戻ってた気がする。暴言とか吐いてないよね?記憶無い。うわー、やった気もしてきた。
「ふふっ、ため口で構いませんよ。そちらの方が心の中を覗かなくていいので助かります。」
「なら良かった。・・・良かった?心を・・・覗いた?」
心の中を覗くなんて事出来るのは神しか・・・。
「さぁ次は何をしましょうか。ゲーム中「死ね」とか「くたばれ」とか言っていた日々和也さん?」
あ、これ俺の人生が終わったかもしれん。
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