盗賊団潰しな日常
この五日間
ただ、ひたすら盗賊団を監視していた。
そして俺は待った、ただひたすらに待った。
こいつらが酔い潰れるのを。
こいつらは、昼、全員を連れて、ある程度の規模の行商人達を襲った。
襲う前に、何人かの男達がアジトに戻ってきてたので
おそらく、そいつらは冒険者のふりかなんかして、行商人や護衛などの情報を
ながしてたのだろう。
こいつらの一番の目的は、酒っだたらしく。七人ほどの犠牲を出したが、
下っ端だったのだろう。悲しんだ雰囲気はなかった。
『次は女を襲うぞ〜グへッへへ』とか、リーダーみたいなやつが言ってた。
そんな、彼らは、全員酔い潰れて、寝ている。
この五日間、適当な魔物はこいつらが気付く前に対処していたのがよかったのだろう。
この森は安全だと思いこんでいるのか。見張りも途中から酒を飲み始めて、ついには呑み潰れた。
『お前らも、飲め、飲め、どうせ魔物なんて出ん。うさぎしかおらんわ。ワッハッハ!!』とか馬鹿なことを言われていた。
そう言っていた、盗賊団のリーダーみたいなやつも酔ってたんだけど。
「こいつら、人数が多いだけで、盗賊検定5級だろ。
さてと、アッシュ予定通りに行くぞ。」
アッシュが動いてのを確認してから、俺は盗賊団に気配、魔力を隠蔽して近づく。
影魔法を使い、音を立てないように、盗賊達の武器を一つ一つ奪って、収納する。
見渡す限り、盗賊の武器を盗んだことを確認して、
一番威張っていたやつに近づき、収納から、大剣を取り出して、身体強化、魔力強化で首をかる。
ザシュ
同様に強そうなやつから順に、暗殺する。
ザシュ、ザシュ
10人ぐらい暗殺しても、他の盗賊が起きなかったからなのか、
アッシュも出てきて、一緒に暗殺する。
数分後、盗賊団全てを暗殺し尽くしていた。
「こいつら、弱すぎる。盗賊失格だぞ。」
冒険者に内通者がいたから、安心し切っていたのだろうか。
それとも、盗んだ酒がうますぎたのだろうか。
後で、ちょっと飲んでおこう。
「アッシュ、死体漁りするから、影魔法で手伝ってくれ。」
「ワン」
「せっかく、アッシュを待機しておいたのに、無駄になっちまった。せめて、簡易網ぐらいは使わせて欲しかったな。盗賊と護衛達の服はいらないけど、行商人の服は貰っとくか。」
死体は森の動物に食わせて、めぼしいものを盗んだ後は、さっさと退散する。
「アッシュ、五日も粘る必要なかったな。」
「ワン」
「でもなんか、調味料らしきものがあったから、後で料理してやるぞ。」
「ワン!!」
「食ったら、腕が鈍らないように、ちゃんと訓練するからな。」
「ワン!」
「盗賊が儲かるって本当なんだな。あいつら金貨30枚ぐらい持ってたな。
盗賊狩りって、儲かるのに、なんでやる奴が少ないのか?
ダンジョンの方が安全に稼げるのか?それとも、盗賊を見つけるのが難しいのか?」
仁は、無理も無茶もしない。ただ安全に、自分の欲を満たそうとする。
「物語の主人公なら、盗賊狩り一つでも、ピンチに陥るのだろうか?
安全に行けばいいのに。」
仁は、自分の人生が語るべくもない、安全な人生であることに誇りを持っている。
安全ということは、小悪党として成功し続けているからである。
「アッシュ。ドラゴンっているのかな?どんな味がすると思う?」
「ワン!!」
「蛇と同じ味か。確かにそうかもな。蛇と同じ味かもしれんな。爬虫類ぽいからな。ああ〜女を抱きたい。」
盗賊狩りをしていた時に、盗賊に捕まった女はいた。いたのだが全員事切れていた。
盗賊は全員、手加減というものを知らないのだろう。
俺とアッシュで飯を食った。
最近は、水魔法でお湯を出せるようになってきたので、ペニスハウスの鬼頭部分を変形させて、お椀のような形にして、風呂のようにする。
鬼頭に穴を開けて、お湯を吐き出し、風魔法で水分をなくし、鬼頭を閉じ、
羊の毛と行商人が持ってた、敷物で作った、布団を敷いて、就寝する。
「今日は俺から寝るぞ、アッシュ」
「ワン」
アッシュが見張りができるようになってから、俺は熟睡できるようになり、
睡眠時間が6時間(浅い眠り)ぐらいから2時間30分くらいになってる。
体力回復スキルが優秀なのだろう。
ちなみに、最近のアッシュの流行りは、俺に撫でられながら、眠りにはいことだったりする。
俺の最近の流行りは、オナニーで射精する時に身体強化を使い、飛距離を伸ばすことだったりもする。
ーーー1週間後ーーーー
ダンジョンのある街が見えてきた。
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