説明会

それから仁は、一月ほど、人気のなさそうな道で雑魚盗賊を狩りしていく。


「物資も情報も結構集まってきたな。やっぱり田舎出身より都会出身の盗賊の方が知識があるな、臭さも違うし。」


仁は今まで、得た情報をまとめる。

このなんとか王国は貴族制でこの大陸には他にも色々と国はあるそうだ。

ただ、国境線がはっきりせずに、森や山、大河などざっくり分かれているらしい。。

スキルレベルについて

レベル1,2は初心者

レベル3,4は中級者

レベル5,6は上級者

レベル7,8は達人

レベル9以上は伝説級らしい。

上に行けば行くほど、上がりにくいらしい。

ジョブによって、スキルレベルの上がりやすさ、上がりにくさがあるが、

本人の才能にもかなり影響を受けるらしい。


ちなみに、俺のジョブ配達人は戦闘系のジョブでないから、戦闘系全て上がりにくいらしい。


ジョブはドラクエみたいに下級職や上級職があり、12歳になったら、自然と授かるらしい。

ほとんどの人間は最初は下級職(剣士など)だが、ごく稀に最初から

中級職(剣豪など)で授かるやつがいて、

さらに極々稀に最初から上級職(剣聖など)を授かるやつがいるらしい。


ジョブレベルが上がると、それぞれのジョブと才能に適した、基礎能力値が上がり。

ある程度レベルが上がったら、それぞれの職業の下級職から中級職へ、中級職から上級職に上がるらしい。(このレベルは人それぞれらしい)


「まさか、配達人が下級職だったとは。」


戦闘職以外に生産職がいるが、その中にも上級職があるが、配達人は一生配達人らしい。

その代わり、収納が使えるらしい。


「だからと言って、特に不便はしないけどな。」


下級職と上級職の違いは単純に基礎能力値の差しかないらしい。

ただ、その職業専用スキル(収納とか)があるので、これも下級職と上級職を差別化している。

職を下級職から中級職などジョブチェンジをすると

レベルが1になるらしく(スキルはそのまま継承)

下級職、中級職、上級職へと上に行けば行くほどジョブレベルが上がりにくくなるらしい。


ちなみに、配達人は上級職並みにジョブレベルが上がりにくいらしい。


「それにしても、この世界が盗賊狩りが一生できる世界だったとは。」


この世界は、とにかく魔物などの野生動物が溢れているため、子供の致死率は高いため、子供は多産になってしまう。

その結果、子供は大きくなったら盗賊フィーバーができる。

盗賊は給料が割といいらしい。

ソマリアの子供が大人になったら海賊になるみたいなもんだな。


「さてと、これからどうするかな、ダンジョンに行くか、

ポーション作りを習いに行くか、王立図書館なるものに本を読みに行くか。

それとも、もう少し強そうな盗賊を狩りに行くか?」


異世界に来て、やりたいことがありすぎて、仁は迷う。


「高級娼館とやらにも言ってみたいし、人妻いるかな?母娘一緒にできるかな?多分、何するにも金がいるから、ダンジョンのある街へ向かいながら、盗賊狩りをしていこうか。」


仁は今の所、約金貨3枚と銀貨30枚ほど持っている。

金貨1枚=銀貨30枚

銀貨1枚=銅貨15枚

銅貨1枚=鉄貨10枚 

だったりするが、持っている金貨や銀貨の不純物の少なさなどで、価値は変動するらしい。


「アッシュ、人が住んでる所に行ったら、上手いもんの作り方も

勉強しような。」


「ワン!!」


お話(尋問)した、盗賊達は、アッシュのことをフォレストウルフやシャドウウルフと読んでいるが、どっちが正しいか分からん。


ーーーー20日後ーーーー


「ブヒィィィ!!!」



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