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いっそ消し去ってしまってよ

秋と冬の匂いが  ちょうど半分になった夜

風が少し冷たくて…


あたしは、あなたを想わずには いられなかった

  

    抱き締めて欲しいな。


    こんなに 傍に いるのに…


 今、あなたに 触れているのは あたしじゃない

 

       涙が出る

 

      「ねぇ神様」


   こんな 気持ちは 知らなかったよ…



秋と冬の匂いは 寂しくて あたしの記憶の中でとても  


      「寒いんだ」


    いっそ 消し去ってしまってよ

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