第25話 学校へ行こう!

人生は冒険や!とかそんな事を思ったこともなく、思いたくもない今日この頃。

俺達は残念ながら家を出て、学校に向かっている。

響が起きていて秋山が掴んできたあの後、30分間誰も動かないで地味にキツかった。

後数分で学校に着く頃なんだけど、明らかに出るのを遅れたせいか。遅刻確定な気がしてきた。


復帰初日に遅刻とか、入学式に行かなかった奴並にヤバいよな。


「東海林君、学校に教科書とか置いてあるの?」


「なんも置いてないな」


「…何も…持ってきてない」


「成せばなる」


「それはフラグじゃないかな」


「正直にいうと、もう遅刻も確定してるしどうでも良くなってきてる」


「確かに遅刻確定だね」


「…久しぶりの…学校」


そういえば響も、一緒に病院に居たから久しぶりになるのか。

この子の場合は単純にサボっていただけになるのかな?

なんなら俺も理由は学校に伝えて無いから、ただのサボりになるのか。


そして等々正門に着いた。

なんで下駄箱って正門から少し離れてる位置にあるんだろうか。

校庭なんて裏側に作ってくれ


「下駄箱に行くとして、響だけ違うクラスなのか」


「…一緒が…良い」


「まぁ来年に期待だな」


「僕は同じクラスに3人集まって欲しいな」


下駄箱で、靴を履き替えて、クラスに向かうのだが、一階に職員室があるのは定番なのだろうか?

そしてクラスの前に着くと、響は隣のクラスに行った。

てか隣のクラスなんだな。響のクラスは知らなかったので初めて知った。


「東海林君、普通に授業やってそうだけど、どうする?」


「何も無かったように入っていけば良いんじゃないかな」


「確かにな、それが一番良いか」


方針が決まったので俺と秋山は、後ろの扉から普通に入っていった。

何か色んな奴に見られてるがそのまま俺と秋山は自分達の席に座った。


「久しぶり…」


「東だっけ?久しぶり」


てか東も喋り方は響に似てるよな。

声は違うから、呼ばれても多分聞き分けは付くと思う。


キーンコーンカーンコーンと言う音が流れてくる。

授業がちょうど終わったみたいだな、

俺達はいったい何のために学校に来たんだろうか?

それはさておき、秋山が手招きをしているのでそっちに向かう。


「秋山どうした?」


「昼ごはん持ってくるの忘れたよね?」


「持ってきて無いな」


「学食に行こうかなと思うんだけど、響君も誘おうって事」


「10分休憩中に言いに行った方が良いな」


「ならもう言いに行こうよ」


さっき別れたばかりなはずなのにもう響に会いに行くことになった。

俺達はクラスを出て、隣のクラスに向かった。

隣のクラスって響以外誰がいるのか全く知らないな。

そんな事を考えながら隣のクラスを覗いてみると、響がクラスメイトに囲まれていた。

何で休んでたかとかの話が聞こえてくる。


「東海林君、話しかけない方が良いかな?」


「そうだな、後から話しかけるか」


そんな会話をしていると、響がこっちを見た。秋山は響に向かって手を振っている。

俺も一応手を振ってみるか。

てかこれ動物園のパンダみたいな扱いしてる気がする。


なんかもう響を見たから帰ろうとしたら、こっちに向かってきてる。


「東海林君、結局こっちにきてない?」


「まぁ、響だしな」


「響君は自由に行動するからね」


「…自由?」


「響は自由に行動するよなって話」


「…東海林さんの…言うことは聞くよ?」


「本題なんだけど、昼の休みになったら食堂に食べに行かない?」


「…うん…行く」


「よし、これでやることは完了だね」


「じゃあ響、またな」


「…東海林さん頭…撫でて欲しい」


「今撫でて欲しいの?」


「…うん」


撫でて欲しいなら、別に断る理由もないので頭を撫でた。

てかここで撫でたらめっちゃクラスの人に見られるよな。俺は良いけど響はそれで良いんだろうか?


「…ありがとう」


「それじゃ、お昼にここにくるよ」


「響君、またあとでね」


そして俺と秋山は教室に戻った。

よく考えたら、俺休みまくってるから休んでる方が普通なのかもしれない。

…これはクラスにハブられる流れでしょ


後書き


今日だけでスマホを2回落として画面が酷いことになってます。手も、頭もゆるゆるだから仕方ないね

てか、後書きの意味なくなってきたよな。

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