第24話 朝だよー

退院して次の日、俺は朝起きて、リビングに居た。

まだ響と秋山は起きてないので、スマホで小説でも読もうかなと思って、何か調べてみたら、転生系の奴の死亡理由が、過労死が多すぎてこの国が嫌になってきた。


そんな事を考えていたら、秋山が起きてきた。


「秋山、おはよう」


「東海林君、おはよう」


「まだ響は寝てるのか?」


「響君はまだ寝てるよ」


「あっそうだ、秋山はここに3年間住むつもりなんだっけ?」


「今の所はそのつもりだよ」


「夏休みだけ親が帰ってくるかも」


「それは仲良くするから大丈夫だよ」


「なら大丈夫か」


秋山は、他人の事が嫌いな事が多いのか。あんまり人と話しをしないから少し不安。

俺の親ともあまり話してるイメージは無いんだよな。

後は響だけど、人見知りだし親と合わせないほうが良いのかな?

響の負担にならないければ良いけど、


「東海林君、頭撫でて欲しい」


「ならソファ隣に座って」


「分かったよ」


秋山が俺の隣に座ったので、頭を撫で始めた。

てかさ、バックを背負うのが苦痛だから、学校に何も持っていかないつもりだけど、変な人かな?

まぁこの家に住んでる、秋山と響も変な奴だし大丈夫か。


「秋山って誕生日いつだっけ?」


「僕の誕生日は6月25日だよ。祝ってくれるの?」


「祝うって言ってもケーキしか買ってこないけどな」


「僕の家はケーキもなかったよ」


「まぁ秋山の親はそういうの興味なさそうだよな」


なんなら秋山の親は秋山にも興味なさそう。

だから人の家に住んでても、何も言ってこないんだよな。

放任ってよりは放牧に近いよな。


「東海林君の誕生日は、祝ってもらってた?」


「俺の親は全然帰ってこないから、祝ってもらってないな」


「妹君にも祝ってもらってないのかい?」


「あいつは、そういう事はしないタイプだぞ」


「なら友達とかに祝ってもらった事は無いのかい?」


「そもそも俺の誕生日を知ってる奴なんて秋山ぐらいじゃん」


誕生日って聞かれないと全く教えないよな。そのせいか人に祝ってもらった事があまり無い。

秋山にもほぼ祝ってもらった記憶はないな。

完全に話してる内容が、お友達居ない人の会話な気がしてきた。


馬鹿な事を考えていたら次は響が起きてきた。

すごく眠そうな顔してるけど、多分大丈夫なはず。


「朝が来て絶望したような顔をしているな」


「確かに、響君には珍しく少し表情に出てるね」


「…眠い」


「まだ時間あるから寝てくれば?」


「…二人が…起きてるから…」


「律儀な子だよね。僕とは大違いな気がするよ」


「秋山は関係なく寝るからな、それが悪いとは言わないけど」


「寝たい時に寝るのが一番だよ」


「秋山、社会に出ないほうがみんなの為だ」


「え?そんなにヤバい?」


「…会社で…寝てそう」


2ちゃんとかみてると、たまにやらかした人居るよね。

あれを見ると社会って不完全だなとも思う。


「後何分したら学校行くかい?」


「30分くらいかな」


「分かったよ」


何かを理解したようで、秋山は手を掴んできた。

響は隣に座って、眠そうにしている。

これはいったいどういう状況なんだろうか?

うん…二人の考えている事がよく分かんないな


後書き

これを朝6時に投稿するっていうね。

書いてるのは大抵深夜だったり、講義中だったりラジバンダリ

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