第7話 読書部?

「二人とも…何か用?」


さっきから観察してた女の子が俺たちの前にやってきた。


「読書部とか珍しそうだから来たら何か居たから見てた」


「東海林君と同じ理由だよ」


「居たから…見てたって事?」


「そういう事」


「二人とも…頭がおかしいよ」


すごいストレートな言葉で悪口がきた。

変化球なしは地味にきつい。

秋山の顔見てみたけど、[何が悪い?]としか思って無さそうな顔してる。

秋山に対しての教育間違えたかもしれない。


「とりあえず部屋の中入って良い?」


「私も…入るよ」


「側からみると変な奴三人組になるね」


「ちゃんと秋山も入ってて偉いな」


「それは本当に褒められてる?」


「多分…褒めてないと思う」


「秋山を褒めたら調子に乗りそうだからな」


「二人とも…そろそろ入ろうよ」


「そうですね」


秋山が部屋のドアを開け始めた。

そして中には人は居たのだが、そこにはイチャイチャしている男女がいた。

俺は秋山の方ともう一人の子の方を顔を伺った。

どちらも少し引いた顔をしているのが分かる


少し俺らが引いてる間に、向こうは俺たちがいることに気づいた。

遅くない?この二人イチャイチャする事に命掛けてるのか?

そんなに命掛けてるなら、片道の燃料だけ入れて飛行機乗せるぞ。


「智樹~新入部員?」


「今日から、部活見学会の週だからじゃね」


「なるほど〜」


男性の方が智樹というのだろう。その膝の上に女性が乗っていて、この感情はイチャイチャしてるのに対しての嫉妬ではなくて、こいつら自分達の世界に入ってて、腹が立ってきた。


「秋山とそこの子、帰るか?」


「あれ私名前…言ってなかったっけ?」


「教えてもらってないな」


「川島…響だよ」


「よろしく、俺が東海林で、隣の奴が秋山」


「秋山です、よろしくお願いします」


そんな話を俺達はしていると、向こうのイチャコラしてた奴らが逆にこっちを見ていてる。

なんか普通に怖いな。さっき俺と秋山がやってた人間観察を他人にやられてるだけだけど、まぁ自分でやってるよりも、相手にやられた方を怒るのが人間だしな。


「三人とも、部活の見学で来たって事で良いか?」


「帰るか」


「マックでも寄りますか?」


「私も…ついて行こうかな」


「三人でマックか、それもありだな」


「おーい私達の話聞こえてる?〜」


「え?イチャイチャやめたんですか?」


「そんなに私と智樹がイチャイチャしてたかな〜」


「東海林君、東京湾に沈めるのってバレないかな」


「多分バレるから、葉っぱを強引に飲ませてラリってる所で橋から落ちてしまったていにした方が良いよ」


「二人とも…発想が野蛮」


「俺さ。この三人部活に入れたくないんだけど」


「私と智樹が殺されそうだよね〜」


「秋山と響、嫌がらせの為にこの部活入らない?」


「ありだね」


「二人がいるなら…入ろうかな」


「俺一応部長なんだけどな、話三人に聞こえてないのかな」


「よし決まった事だし、帰るか」


「思ったより早く帰れるね」


俺と秋山、響は、この後帰りに寄ったマックで、2時間ぐらい居座って帰った。

秋山は何故か知らないがそのまま俺の家に来た。

これ絶対泊まりたいとか言って帰らなくなるパターンじゃん。


後書き


眠すぎてたまに投稿しない日がありますが、正直生活リズム崩れてるから、6時って起きてたりするんだよな。

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