文章技術編——文章を書く——
地の文が書けないなら、会話だけ書けばいい
——文章技術編——文章を書く——
文章技術編のテーマは——。
『小説を少しでも早く書き上げる方法』です。
今からそれを三つの要素で語っていこうと思う。
①地の文が書けないなら、会話だけ書けばいい
②小説の文章には型が存在する
③文章下手な人間はパッションで戦う
番外編『単語を書けるが、文章を書けない悩み』
文章技術編は偉そうなことは絶対に言わない。
読まれる文章を目指すとか、綺麗な文章を書く。
そんな抽象的な話をしたいわけじゃない。
如何に、文章を爆速で書けるかだけに特化した内容である。
文章なんて読む気があるかないかだと思うから。
集中して読めば、それは大作にも傑作にも名作にもなり得る。
だが、適当に読めば、それは駄作にもなり得るので。
要するに、読者の集中度が、全ての問題かなと勝手に思ってる。
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「地の文が書けない」
そんな悩みを抱える人間は、この世界に大量にいるはずだ。
ていうか、私自身も、地の文が書けなくて悩んでいた。
そんな悩みを解決する方法は——。
「会話文だけ先に書く」
◇◆◇◆◇◆
自己研究編で、自分の”面白い”を研究したはずだ。
その中で、地の文と会話文の比率を、私は調べていた。
その比率と、皆さんが1章毎に書く文字数が決まっているだろうか?
(自己研究編はめちゃくちゃ大事でしょ?)
私の場合は……。
3:2の比率なので……。
「1話5000文字で、会話の比率は1500〜2000文字の範囲である」
なので、この範囲で会話を書けばいいと確定する。
このぐらい書けばいいのかと分かるのならば……。
「先に会話文だけを書いてしまえばいい」
というのが、私の結論である。
◇◆◇◆◇◆
地の文と会話文。
どちらのほうが書くのが難しいのか。
そんな話題が飛び交うが、結局な話、自分次第である。
私の場合、こだわりまくると、どっちも同じくらい難しい。
ただ、平均的な量産スピードは、圧倒的に会話文である。
会話文だけならば、5分間執筆で400〜500文字は書けるはず。
と言っても、その後、めちゃくちゃ書き直す羽目になるんだけどね。
ともあれ、そんな短時間で、文字数を量産できるのならば——。
「先に会話文だけ書いて、この作品が面白いか確認すればいい」
大変面白い話だが、プロット上では最高に面白い作品。
というのが、この世界には存在する。
でも、小説という媒体、言わば、頭の中の想像を文字変換すると、これがまたつまらないと感じる場合が。
こ〜いうのを避けるために、会話文だけで先に書き上げるのだ。
会話文だけならば、2〜3万文字程度で書き上げることができる。
地の文込み10万文字を書くよりも、遥かに楽で、そして早い。
◇◆◇◆◇◆
会話文だけ書き上げて「面白い!」と確信したら、次は地の文を書くのである。正直言って、こんなに楽な作業はないぞ。会話文だけでは足りない部分や、もっと書かなければならない部分が出てくるはずだ。
(ていうか……私の場合は、書きたくてウズウズしてしまう)
だからこそ、その部分を書くだけである。
言わば、ペンキ塗りや艶がけみたいなものだ。
物語の骨格部分が完成しているので、どれだけ地の文で面白く書けるかだけになりますので。わざわざ、会話文のことを考えなくてもいいし。
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