第7話
(二十一)
一時間半後、まだ僕は関越道を走っていた。携帯のナビでは沙耶の許まで一時間かかるらしい。三浦半島から帰って来た時、ガソリンを満タンにしておいてよかったと思っていた。
沙耶の許へ向かうまでに、スマホの充電が心許なかったので、予備のバッテリーを探したり、沙耶に着せるダウンジャケットをキャリアに括り付け、さらには静馬の自宅に向かいヘルメットを確保するなどで、かなりの時間を要してしまったのが痛い。
どこにも寄らず、ぶっ続けでバイクを走らせているのだが、その行程はゆるゆるとしか進まないように思えて仕方がない。それに、駆っているバイクが九十五キロ以上出せないし、無理に出そうとすると
そして、この寒さである。とくに高速を走っていると、上半身は何ともないのだが、ジーンズ一枚の下半身は
時刻は夜の十時を過ぎているが、走っている
永遠に続くのかとも思えた高速をやっと降り、下道を走り始めると寒さをあまり感じなくなった。
冷たい指で沙耶にビデオ通話しようとしたが、応答はなかった。もっとも考えられるのは充電が切れているだろうが、それ以外に様々な悪い考えが頭を占める。とにかく、行くしかないとバイクを山へ走らせた。
途中からヘアピンの連続となったため、バイクを
T字路を右に曲がると、沙耶が言っていた牧場らしきものが見えた。そこを通り過ぎ、
教えてもらった座標まではまだだが、電波が弱い所で測定した座標なのでかなりのズレがあると思い、バイクの速度を緩め、ヘッドライトでようやく路面が分かるような車一台が通れるほどの細い山道を下り始めた。とにかく、この細い山道のどこかに沙耶はいるはずだ。
(こんなところにほっぽり出すなんて、良くできるな)
そう思いながら、周囲に目を
沙耶だった。バイクのヘッドライトだけのぼんやりとしたあかり中で、身体を
沙耶を見つけ、あまりの状態に
バイクを降り、ヘルメットをサイドミラーへ突っ込んだ。
「沙耶」
と彼女の名を叫んだ。白い影の様な沙耶が両手を前に差し出している。駆け寄りその細い腕を
「……来ないと思った」
そう一言口にし、僕の背に腕を回し、強い力で抱きしめてきながら彼女は声を上げて泣き始めた。沙耶は頭を僕の肩に預け首筋に冷え切った顔を押し付けてくる。
「来ないわけはない。どこへでも行くさ」
氷のように冷たくなった彼女の長い髪に触れ、そう答えた。
「今、沙耶と呼んでくれたよね……」
身長差が十センチ近くあるため、彼女は僕に上から被さるような姿勢になっている。
「……まずかった、……かな」
「嬉しい……これからも呼んで」
見た目は、自分が沙耶を抱きしめているのではなく、彼女に抱きしめられているようにみえるだろうなと思いながら、柔らかな彼女の髪をしばらく撫で続けた。
達成感と心配が晴れた安堵感、そして怒りが鎮まるのを、彼女の柔らかな体に触れながら待った。
「そうだ、寒いよね……」
着ていたライダージャケットを脱いで、沙耶の身体に着せかけた。ジャケットを脱ぐと、この場所がどれだけ冷えているのを実感した。
「腕も通して、ちゃんと着て」
そう言うと、沙耶はまだ抱き合っていたかったようで、少し
「……あったかい」
心の底から湧き上がるような声を沙耶があげた。沙耶の指はかじかんでしまっているようなので、冬用に二重構造となっているジャケットのチャックを締めてやった。
「……忠邦は大丈夫なの、これを私に着せて」
「ああ、ダウンジャケットを持ってきてる」
と僕はバイク後部のキャリアに
「なら早く着て、今度は忠邦の身体が冷えてきちゃったわ」
今度はジャケットを彼女に与えてTシャツ姿になった僕を見て、沙耶の方が心配し始めた。そう
「じゃあ、帰ろうか」
そう言い、セローのヘルメットロックを外して、静馬の兄から借りてきた傷の目立つ銀のヘルメットを被った。少しきついが何とかなるだろう。
「沙耶はこれを被って」
と、サイドミラーに引っ掛けていた自分のヘルメットを彼女に差し出した。「うん」と素直に答えて彼女は僕のヘルメットを被り、「少し大きい」と言った。
「しょうがない。我慢して」
そう応えながら、バイク左右のタンデムステップを広げた。
「僕が乗ったら、続いて乗って。この出っ張りに足を掛けて自転車に乗る
バイクのクラッチを握りながら、手押しで慎重に方向転換し、下ってきた山道を昇る方向に頭を向け、再びスタンドを掛けた。まず、僕が乗り、続いて沙耶が意外にも慣れた調子で後ろに乗り、両腕をこちらの腹部に回してくる。バイクの後部がぐいと沈んだ。それよりも沙耶の腕や背中に押し付けられる色々な所の感触を意識しながら、バイクのセルスイッチを押し、エンジンを始動させる。
「ええっとね、カーブを曲がるときバイクが傾くけど、絶対それに逆らわないで。背負われている荷物のつもりでいてくれる」
後ろに首を曲げながら、タンデム時の簡単な注意をした。
「了解、……前にこうして乗せた事あるの」
そういった返事が返ってくる。
「……あるよ」
「だれ……」
なんで今、そんなこと聞くかなと思いながら、「秋穂と静馬」と答えた。
「……ふうん」
「何、ふうんて……」
「女の子乗せたんだ、……こうやって抱き付いてきたんでしょうね」
と沙耶は僕の胴に巻き付ける手に力を込めてきた。
「ここまでは、しなかったかな」
「柔らかかった……」
「そりゃ、女の子だからね」
「ふうん……」
「さっ、もう走るよ。それと、……走りだすと手が冷えるから、僕のダウンの下に手を入れたほうが良いと思うよ」
「うん、そうする」
彼女はダウンジャケットのポケットに手を突っ込めば良いものを、なぜか両脇の裾からたくし上げるように手をジャケットの下に入れてきた。沙耶の細い指が僕の下腹あたりに置かれ、その冷たさに加えてしびれるような感覚を覚えた。
「痛っ、
「あら、ごめんなさ~い」
彼女は家に
「走らせるよ」
と叫ぶように言うと「了解」と彼女も叫ぶように応えた。多少元気を取り戻し始めたようだ。
秋穂と静馬を載せた経験があるタンデム走行だったが、最初バランスを取るのに苦労した。おまけに、いきなり夜間走行でどこで路面が凍結しているか分からないヘアピンの続く山道である。ちょっとバランスを崩せば簡単に転倒してしまうぞと、速度を三十キロも出さずに、トロトロと山道を走り始めた。
牧場に向かう
「大丈夫。寒くない」
「……お尻がちょっとすうすうする」
「ス、スカートはきちんとなってるの」
スカートを尻に敷いているのかを尋ねた。とても言いにくいし照れた。
「……うん、なってるよ。でもスカートの生地が薄いからめくれちゃって」
スカートがめくれている、ともすれば、その姿が頭に浮かび、それを消すのに苦労した。
「下に降りれば、コンビニがあるから、そこで何とかする。……少し我慢して。たぶん、後四十分」
「大丈夫、あたしは今、荷物なんだから気にしちゃだめよ」
「じゃあ、頑張って」
何を頑張るんだと思いながら暗い山道を走り始めた。
約四十分、沙耶は良く頑張ったと思う。
(二十二)
見慣れたコンビニのサインが見えてきた時は、心底ほっとした。寒さのため再び
コンビニの駐車場わきにバイクを止めると、
店内は客がおらず、自分たちだけである。退屈そうにしていた店員がタンデム走行をしてきた二人組が気になっているらしく、ちらちらと尿意に耐えている僕を見てきている。時間は午前零時に近づいていた。
沙耶がトイレから出てくるや、今度は僕が走りこんだ。
トイレから出ると、沙耶は温熱ケースに陳列されている飲み物の前にいて、コービーのペットボトルを手にするところだった。店員が彼女をみて「ひゃー」という感嘆の表情を浮べていた。ライダージャケットを身にまとった彼女は、やはり魅力的だ、ちょっとした優劣感も覚える。
温まったコーヒー二つを買い求めている沙耶に続いて、たまたま売っていた黒色の安っぽいレッグウォーマーを買った。上半身は冬用のライダージャケットを着ているので大丈夫だが、スカートである下半身は絶えず
「……これ、あたしに」
と沙耶が言った。
「多少、マシになると思うから」
「うん、ありがとう」
彼女はレッグウォーマーをトイレか見えない場所で履くのではなく、バイクのところに戻る僕についてきて、止めてあるバイクの陰でそれを履いた。その際、彼女の
「暖かい……」
沙耶はそう笑みを浮かべた。
僕は彼女からもらったコーヒーのキャップを開けた。湯気とともにコーヒーの香りがかすかにする。
「そこのベンチに座ろうか」
と彼女がコンビニの明かりが漏れる喫煙所横のベンチを指さした。
「寒いんじゃないかな」
ベンチを見ながら僕が言うと、防寒具を買ってもらったから大丈夫と答えたので、二人して身を寄せ合うようにベンチに腰を下ろした。やはり少し寒い。沙耶はハンドバックからメンソールたばこと銀色のガスライターを取り出し、一連の
「いつからたばこ吸ってるの」
「高校からかな……。背が伸びるのを止めるために、内緒で。……たばこを吸うと成長止まるって聞いたから」
本当だろうかと思った。たぶん、牟田口が吸っているのだろう。それに合わせるため彼女も吸い始めた、そう感じた。
「たばこ、僕にも」
そう言った。
「吸ったことあるの、……ていうか、あなたは未成年、でしょ」
沙耶は指に
「そっちも、吸い始めたのは未成年だろ」
「それは、そうだけど」
奪うように吸いさしのたばこを彼女の指から受け取った。たばこは初めてで、どう吸って良いかもわからない。とりあえず、吸ってみた。わずかに濡れた吸い口の
「肺に吸い込んじゃ駄目よ、最初は身体が受け付けないんだから」
そう彼女は言ったが、こちらはもう幾らか吸い込んでおり、盛大にむせた。
「ほら、そうなるんだから」
と心配そうな表情で僕の指からたばこを沙耶は奪い返した。
喉のいがらっぽさを我慢しながら、細い指でたばこを挟んでこちらを見つめている沙耶と視線を合わせた。
「ふふ、……涙目になってる」
沙耶が軽く笑ったが、すぐに顔を引き締めた。
「……聞かないの、どうして山に放り出されたのかって」
ぼくは彼女の瞳を見つめていた。
「話したいの」
そう言うと沙耶が力なく首を
「でも、聞かない」
と僕は答えた。
「どうして、忠邦には訳を聞く権利があるのよ」
「言いたくないんだろ、話さなくていいよ」
「ううん、こっちが
「無理に話さなくて良いって……、それより降ろされたあと、彼氏は戻ってきたの」
「きたわ、四度戻ってきた。あたしは咄嗟に木立の中に隠れちゃった、絶対に乗らないって思って」
「そう……」
聞きたくない。とくに牟田口が
「車の中でされたのセックスを」
沙耶はぽつりとそう言った。
「とても、嫌だった」
そうとも言った。
牟田口は彼女の抵抗をプレイの一つと思ったのかもしれない。嫌がる沙耶を無視し、自分の思いを遂げたのである。
その後、猛烈な喧嘩となった。降りろ、降りない、顔も見たくない、何考えてるのばかじゃない、バカはお前だ、最低、おまえこそ最低だ、勝手にしろという
話を聞き終え、どうしようもない無力感を感じる。相当の自制心と
「ごめん、……怒ってる」
話し終えた沙耶は僕の表情を見てそう聞いた。
「うん、相手に対してね」
そう答えたが、本当は沙耶に対しても哀れさと悲しさ、そして怒りを感じている。
僕の冷えた手に、同じように冷たい沙耶の手が重ねられた。
「いつも、あなたと関係ない事に巻き込むね、あたし」
「……いいよ、僕は大丈夫。沙耶がそんな目に遭わされるのが歯がゆいだけだから」
「うん、そうだよね。あたしがしっかりしてないからこうなるんだわ。……あなたを傷つけてばかりよね。今だって我慢しているんでしょ」
「多少はね、でも僕は沙耶の味方で居続けることを決めているから……、どんなことがあっても味方だから」
僕は自分に言い聞かせるように、そう沙耶に言った。
(二十三)
高速を沙耶と二人乗りで走る自信はまだなく、僕らは下道を走り続けた。何度かの休憩と国道沿いで深夜でも開いているラーメン店で遅い夜食を取ったので、沙耶を自宅に送り届けた時は、朝の四時を少し過ぎていた。東の空が白々とし始めている中、会社の門を抜け、本社ビルの脇の奥まった三台分のスペースのある経営者専用駐車場に彼女の車が置かれてあった。まるで、彼女が乗って帰ってきたかのようにである。
車内は無人で、牟田口は車を自宅に届け、そのまま帰ったのであろう。どんな気持ちで、沙耶の乗っていない彼女の車をここまで運んだのだろうと、僕は思った。彼女を探して見つからないなら、警察などに連絡するといった何らかの手立てをしたのだろうか、だが今までの
バイクから降りた沙耶は、自分の車が駐車スペースに停まっているのを見つめた。
「ひどい、……なんて人」
慣れないバイクの後部に乗り、疲れ切って家の帰り着いて、この光景を見てしまった沙耶はそう
「これに関して考えるのは後でいい。疲れてんだから、身体を休めなくてはだめだよ」
彼女のキーを握り締めた手を見つめ、視線を沙耶に戻すと、彼女は涙に
「でも……」
「いいから、とにかく身体を温めて、身体を休めてから考えるなら考えようよ」
たぶん、彼女は馴れないバイクに長時間乗っていて、ひどく疲れているはずだ。運転してきた僕もへとへとだとしか言いようがないほど疲れているのだ。
「わかった、そうする」
沙耶は一瞬僕の肩に額を押し付けてきたが、それを受け止める間もなく、額は僕の肩から離れていった。それでも、彼女の香りが包み込んでくるように感じる。
「ジャケット、返すね」
「いいよ、後でも。……ここ寒いから」
「じゃあ、後で持っていくね」
「うん、……いつでもいいよ。たぶん、
と僕は軽く笑った。
「ごめんね、……疲れさせちゃった」
「大丈夫」
「じゃあ……」
彼女はそう言い、くるりと身体を回し、僕に背中を見せた。ライダージャケット姿の沙耶は、やはり魅力的だった。突然、猛烈に引き留めたいと思った。ひどく疲れているせいか、引き留めて自分の部屋に連れて行きたい、彼女を抱きたい、そんな本能的な想いが連なる。
そうは思ったが、僕は沙耶を引き留めなかった。彼女が少し重い足取りで、自宅の鍵を開け入っていくのを見送っただけだ。自宅に入る直前、沙耶がこちらを見た。まるで、今からでも呼び返してとでも言いたげにこちらを見つめていた。
目を開けると沙耶がこちらを覗き込んでいた。窓の外は明るく、差し込む日差しから昼近いのではと感じた。薄桃色の上下のスウェット姿で、いつもの部屋着であり僕の部屋に来るときはこういったラフな格好が多い。
沙耶が自宅に消えるのを見届け、ひどく重く感じるバイクを、駐輪場のいつも停めている場所に運び、ヘルメットを二つ抱えるようにして、自室に戻った。玄関先へ無造作にヘルメット二つを置くと、ダウンジャケットを放り出し、灯りも点けずにベッドに倒れ込んだ。少し温まった身体の芯から、湯気のような熱気を
「朝ごはん、持ってきた」
そう笑顔で言い、さらに顔を僕に近づけてくる。
「良く眠っていたわ、三十分近く、こうして忠邦の寝顔見ていちゃった」
沙耶はベッドの端に腰を降ろし、僕の寝顔をずっと見続けていたらしい。
「何時、今……」
「もうすぐ十時……」
「そう……」
僕は頷いた。約六時間は寝ていた計算になる。
あまりにも彼女の顔が近づいているので、身体を起こす事もできず、身動きが取れなくなっていた。それでも動こうとするには、彼女の身体に触れなければならない。
「……あの、起きないと」
沙耶が両腕をベッドで横になっている僕の両脇あたり置き、身体を支えるような格好で僕を覗き込んでいる。彼女の髪が僕の頬に触れた。その髪からシャンプーの香りがしていた。
「まだ寝てればいいのよ。あたし、ここにずっと居るから」
話す彼女の息がかかるような距離になっている。
「そっちは寝たのかい……」
「眠れなかった。なんだかドキドキして。一晩、忠邦とバイクで走ったんだと思ったら」
口調が舌足らずとなり緩くなっている。
やばいぞ、こっちは心の準備が出来ていないんだ。
「そう、僕の運転怖かっただろう」
沙耶は完全な大人の
唇を押し付けたまま、沙耶は僕の身体に上半身を重ねてきた。その重みを受け止めながら、いきなりこうして童貞を捨てる事になるのかと心がパニックに襲われている。沙耶はこちらの唇を強く吸いながら、僕の手を取り、履いているスウェットの中に引き入れ、さらには下着の中にまで誘導し、自分がどうなっているかを知らせてくる。
「……だめだよ、……ここではできないよ」
「平気だから……」
敏感な所を触れさせたためだろう、溜息のような声だった。。
「だめだ。ここじゃあ」
「……嫌なの」
と沙耶は唇を離し、潤んだ瞳のままそう訊ねてきた。
「そうじゃない、違う場所で、……今度」
ざらりとした感触とぬるりと湿った自分の人差し指と中指を感じながら、何とかそう言った。
「ほんとう……」
「うん、……沙耶のことずっと好きだったんだ。だれよりも愛しているという自信もある」
すると、沙耶は顔を僕の胸に押し付け、手で髪に触れてきた。僕は言葉を続けた
「抱きたい。だから、今度、そういう雰囲気の場所で」
「……してくれる」
「ああ」
「お願いね、ほんとによ」
僕は頷いた。自分でそうは言ったものの、その内容が内容でもあり、どういう顔をすればよいか分からないでいた。まったく、このような約束をするなどは、自分にとって単なる空想に過ぎなかったのだ。
沙耶が好きだ、初めて会ったその時からそうだった。だが、その想いは
未来の
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