第15話 学園入学③
少し時間を戻して気絶しなかった者たちを見ていこう。
「これは?!」
とある部屋で一人の女性が少年の殺気に反応する。
するとドタドタと音がした後一人の男性が入ってくる。
「団長大変です。緊急事態です街で住民が気絶しています。しかも我が軍の者を多数気絶しています」
「ふっ確かにこの殺気はやばいな」
「団長にやばいと言わせるとは…ってまずいじゃないですか魔物だったらどうするんですか」
「安心しろこの殺気は街の中から来た。それに殺気の種類が人間だったから魔物はありえない」
「なら安心できませんよ、危険人物には変わりないじゃないですか。それに今城壁の警備兵も気絶してるんですよ」
「安心しろ私がここから動いていないのがその証拠だ」
「団長がそう言うなら僕は納得しますよ、ですがこれで被害が出てたらと思うと怖いので起きていた数名を連れて街の警備をしてきます!」
そう言って男性は扉を勢いよく閉め出て行った。
「ふふふふこれほどまでの殺気の持ち主強者に違いない楽しみだ」
団長と言われていた女性は少年に対して興味を抱いたようだ。
ところ変わって広間のデカい椅子に座っている男性の元に一人の少女がやって来た。
「はぁっはぁ」
「どうしたリリス」
「おじいさまは…大丈夫なん…ですか?」
「伊達に領主なんてやっとらんぞ。それにリリスも気絶しないだけすごいじゃないか」
「いえおじいさまほどではないですってそうではなく今のはなんですか物凄く恐ろしいものが来ました今もちょっと怖いです」
心配する少女に対してひどく冷静な領主。
「あれは大丈夫だな多分すぐにおさまったし」
「そんな訳ないじゃ無いですか!民がほぼ全員気絶しているんですよ!」
「リリスは可愛いのう。確かに気絶しているだが死人は出ていない。それに殺す気はないっぽいし多分」
「ふざけている場合じゃありませんよ殺人鬼だったらどうするんですか!」
「大丈夫大丈夫わしこれでもちゃんと民のことは大事にしてるから国民の皆が目覚めたら少し早いが【
「領主がそんなんで民にもしもがあったらどうするんですか!」
「そうかっかしなさんな何もわしだって気絶している民を心配してない訳じゃないんじゃよだからちゃんと城の中で起きてた衛兵たちを全員街に送ったし」
「言われてみれば衛兵が一人もいません何か違和感を感じるとおもったら」
「そゆこと気にしなくて大丈夫大丈夫……それにわしの特殊部隊も送ったし」
「何か言いましたか?」
「何もーさーて宰相が頑張ってる間にわしは…」
「遊ぶになんて行かせませんよ。こんな時こそ領主がしっかりしなくてどうするんですか。宰相のところに行って手伝いますよ」
「えーやだー今のうちにタダで遊びまくりたいー」
「わがまま言うんじゃありません」
これは領主って大変だね!
またところ変わって。
「おやおやおやおやおやおやおやおやおや!これはこれはいつか見たあの時のそこにいたんですね!喜ばしいが遠すぎるですが帰ってくると信じてますよ!ここで」
一人の人間が少年のいる方向を向いてそう呟いた。
だが手には誰かの頭らしきものがあった。
さらにところ変わって少年のとこに戻る。
少年はあの後気絶振りをしつつ寝ていると目が覚めた教師の人に起こされ教室に連れて行かれた。
その後教室でルアと再会色々と説明などもちろん少年のやったことに対してことらやなんやらを話おえのしクラスメイトの自己紹介が始まった。
左から順番に自己紹介することになったちなみに少年は16番目だ。
軽く飛ばしつついきましょう。
「えーと出席番号一番ルイです。好きなものは剣術です。よろしくお願いします」
「出席番号八番カリアード•フォン•マクベルだよろしく」
「しゅ、出席番号十二番アリアです。よろしくお願いいたします。趣味は芸術ですわ」
そして少年の番がくる。
「出席番号十六番のクロノスです。よろしくそれと一つルアは俺の女だ」
(ちょっおい出てくんなクロノス!今空気が何言ってんだこいつ状態になってんじゃんやめろよ。恥ずかしいのは俺なんだぞなんか言えよ!てめぇ言いたいことだけ言って満足すんな!)
「えっと出席番号二十番のルアです。よろしくそれとクロノスは私の彼氏です!」
(ちょっとルアさーん何言ってんのきみー気まずいじゃんしかもさっきより視線が痛いし主に男子のちょっとやめてよー)
こんな感じで波乱もありつつ自己紹介は無事?に終わった。
ちなみに友達は一人できたらしい。
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