第5話 これからのやる事
目が覚めると目の前に親がいた。
(さっきの彼と一方的にだが会話ができてよかった全て思い出せたからな、頑張るとするか。
まずは目の前の現状からそうだな彼の記憶が送られてきたからうまく話を合わせておけば良いか?)
「クロノス!本当に大丈夫なのか?」
「うん、大丈夫!ちょっと混乱してただけだから」
「本当なの?クロノスちゃん。もう気絶しない?約束できる?」
「うんもう二度と気絶なんてしないよ。約束する」
「なら今回はこれでおしまい」
「母さんそんなんで良いのか?」
「確かに二度も気絶するなんて変だし心配だけど原因もわからないし何よりクロノスちゃんが大丈夫って言ってるか大丈夫よ。ところで夕飯何が食べたい?ちょうどあなたが好きな熊肉あるんだけど……」
「食べたいです!」
「ふふふふわかったわ。クロノスちゃんも良いわよね?」
「うん俺も母さんの料理ならなんでも食べれるから良いよ!」
「そうねでも、クロノスちゃんは今からルアちゃんと仲直りしてこないと夕飯はお預けよ」
「えっ?!でも母さん……」
「でもじゃありません。女の子泣かせたのなら謝る。ほら行ってきなさい」
そうして部屋から出される。
(仕方ない行くか)
『おい』
(何か聞こえた気がする?)
ルアという少女の家へと向かっていると声が聞こえるさっき聞こえた声が。
『届いてんだろ!返事しろ』
(ああ聞こえてる聞こえてるがどうしたんだ?)
『ルアに会いに行くんだろ。なら俺に代われ』
(わかった)
『ほんとか助かるけどなんでこんなあっさり?』
(俺は他人が苦手だ。それは一生変わらないと思うだからこれからお前の幼馴染とはあまり接触しないと思うんだ、だから……な…)
『そういうことね。理解した詳しくは聞かないよ。それとありがとう』
それはクロノス本人からの心の底からの感謝を感じ取れた気がした。
(別に気にしなくていい俺はその代わりに、君の人生を奪ってしまうからこのくらいどうってことない)
その声が聞こえたのかどうかは少年自身わからないだが少し心が晴れやかになった。
そしてクロノスと部屋を変わる。
『終わったら呼ぶ』
「ああ、わかった」
扉を開けて部屋を出ると少年が生きていた世界のものが沢山あった。
(なんだこれテレビにゲーム機しかもめちゃくちゃゲームソフトもあるしPP5とかSnichとかもある、しかもテレビは全部に入会してるしなんだよここ天国?ベットは何これ触り心地とか寝心地良あっやばい眠…)
少年は寝てしまう。
無理もない少年は精神はずっと休んでいないのだ復讐で魂を燃やしボロボロな状態で回復もせずに知らないひと?に呼ばれ命令をされ、しかもその命令が世界の命運がかかっているというのだ、あたり前だ。
少年は苦労しか知らない苦痛しか知らない楽を知らない幸せを感じたことがない達成感を得たことが一度しか無い、人によってはまだまだ世界を知らないガキかもしれないだが少年からしたらそんなの知ったこっちゃない誰も助けてなんてくれない抗っても圧倒的暴力で踏み潰されるそんな人間社会の縮図の中で過ごして来た少年は壊れてしまった。
それは本人も理解しているだから直そうとしているがこびりついた恐怖とは簡単に取れるものではない……おっと話はここまでそろそろ少年が起きる。
「ここはどこってそうか今クロノスと入れ替わってるんだったな、そうだな今暇だから今のうちに今後の予定を立てるか」
すると機械のような女性の無機質な声が聞こえた。
『おめでとうございます。
あなたは【農家】ランクSの特殊条件を満たしたので報酬を送ります。
•農業万能道具一式セット
•野菜の種10種
•農業神の加護(弱)
•大地神の加護(弱)
•天空神の加護(弱)
以上となります。
それではこれからの活躍に期待しています 』
「なんだこれ?まず農業道具と種と神様からの加護?なんだそれ?」
頭が追いつけないことが起こり困惑する。
数分後だんだん頭が追いついて来たので農業万能道具一式セットの名前を言ってみると色々な農具が説明付きで出てきた。
クワ、備中クワ、草かき、レーキ、鎌、シャベル、ジョウロ、ハサミなどなどがある。
「へーちゃんと農具一式はあるんだな。でも不安だなー農業なんてやったことないから、まっいいか。てか本題に戻ろう結構脱線したからな」
白紙の紙を見つけたのでそこに書き出していく。
_____________________
•野菜を育てる(要は農業する)。 まじ
•来るべき日に備える だ
大体後10年後くらい(15歳)
•用意しようとしていた農具必要なし る
(すでに用意されてた)
•畑をつくろう、だから耕す場所探そう
(家の裏でスペースがあるのでそこを使う)
•神様に定期的に報告 ←これが一番メンドイ
(朝起きた時と寝る前に軽く祈り続けると信仰心が溜まり教会に行った時に神様に会えるらしい)
↑
•ちなみに俺はする必要はない
(この前祈りまくったから)
でも続けておかないと信仰心が減っていくので毎日行う
—————————————————————
「こんなものか?思ってよりはないな今後の予定はこの通りに進めるとして今はクロノスが帰ってくるまで寝てるかーふぁあぁぁ眠」
少年は眠りにつく。
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