第2話 とある場所でのとある会話
【???】
ここは人間が簡単にはというかまず第一これない場所てかなんて言ったらいいんだろうね。
わかんないや。
そんなところで今日も金切声をあげている美女と周りに何人かの男性や女性やおじいちゃんが椅子に座って会話していた。
「ああもうなんなのよあの少年よくも勇者にかけていた封印を解いてくれたわね!」
「まあまあ落ち着いてくださいよ。ほらせっかくおじいさまが持ってきてくれた紅茶ですよ」
一人の白髪の女性が金切声をあげる女性を落ち着かせようとするが……。
「…………こっちはそれどころじゃ無いの世界の運命を分ける事なのよ落ち着いていられないわよ!」
「うーん……でもさそれってお前が変に介入しすぎたせい…じゃん?」
一人の
「私は勇者が予定よりも早く来そうだったから今の勇者だと性格がいけないなし………、ともかく良かれと思って因果をちょっといじったくらいよ!」
「それがいけないんだよ…俺たちでさえ因果律、運命を思い通りに全て操れる訳でも無いのにそりゃそんな結果になってもしょうがない」
「うぐっ!……」
実際その通りであった。
本来介入してはいけない人の因果律をいじり思い通りにしようとしたのだから元々の因果がねじれ誰も予想できない結果になっても当然であるそれがたとえ彼らであっても。
「ともかくあの人間には勇者の記憶を解放した罪を償ってもらう。それでいいんじゃない?」
「それいいわね」
「でもここには特別な理由がない限り人間の魂を持ってこれないよ?そこどうするの?」
「あっあああぁぁぁあぁぁぁぁぁそうじゃないなにかない?人間を連れて来れる理由?」
褐色の肌の提案に乗り勇者の記憶を戻した人間を早速連れてこようとしたがエメラルド髪の女性に止められ膝から崩れ落ちる。
「?……でもさあの人間って勇者(未来の)を殺したんでしょ……それだけで十分ここに連れて来れるんじゃない?」
全身が髪の毛で隠れた女性?の質問。
それを聞き凄い勢いでで立ち上がりスタスタとどこから消えて行く。
「あらら、あえて言わなかったんだけどな…これもまた運命ってことか」
「それは……人間には可哀想なことをしたかしら?」
「それはそうだろ、散々生きにくい人生を送って魂がボロボロになってでも勇者(未来の)を殺したんだから………まっまだ勇者が覚醒してなかったのが運が良かったね」
「ひとついいかの?……今日初めて知ったわしが口を挟むのもなんじゃがこれはわしらが悪い本来救いを与える立場なのに逆に彼にだけ一世界分の不幸を与えてしまったわしらのな、後であやつにはきついお仕置きをするがお主らにも少しお灸を添えなくてはいかんな」
ずっと黙っていたおじいちゃんが立ち上がりあたりを見渡すと全員がビクビクと怯えている。
「あの〜ところで今回はなにをするのですか?」
「いつものやつじゃ……」
「「「「「「「ほっまだいい」」」」」」」
と油断させたところで
「物足りないともかく思うからの。今回は特別にヘルで行こうかの」
「いやいや嘘ですよね?」
「もちろん本気じゃよ」
「その……一ついいですか?」
おじいちゃんの威圧の中一人手を挙げた者がいた。
「こ、今回の件についてですが私はおじいちゃんと一緒で一切知りませんでした。なので私はむ、無関係です」
手を挙げたのは髪で全身が隠れている女性?。
「ほうそうかそうかじゃあおおぬしは抜きな」
「……ありがとうございます」
「その代わりこれから来る人間の魂におぬしは力を与えよ」
「えっ、それって眷属にしろって事ですか?」
「ああそうじゃただしもしもの時でええから」
「嫌ですけどまあお仕置きよりはいいので仕方ないですけどわかりました」
こうして少年の知らないところでなんか色々起きているのであった。
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