第7話 とりあえず書けたら→プロに読んでもらいましょう(プロの読み手さんマジ凄いっす!)
何かしら書けたら、人に読んでほしいものです。
最初は必ず!プロに読んでもらってください。
私の著作「発情王子と女騎士」でお話しします。
文章を読むのが苦手な中学生向けに書いた本なので、キャッチーなタイトルにすべく『発情王子』にしてあります。
情熱に火が入った状態の王子を差しているだけで、エロではないです。
小説読みのおっさんに、私が小説を書いているのがばれて、タイトルだけで30分間、罵倒されました。
こんなタイトルを書く奴はいかに屑であるか、延々となじってくれました。
これがもし、私が書いた初めての作品で、初めて読んでもらう人がこのおっさんだったら、一生書くのを辞めてたでしょう。
「カクヨムだったら良いのでは?」と思われるかもしれませんが、個人的にはお勧めしません。
カクヨムを書いている小説の方々は、大変お上手で、今40作品ほど読みましたが、文章がおかしい方はほとんどいませんでした。
それに比べてレビューの質が低く感じます。
「凄い」とか、内容の要約だったり。
『その物語の魅力はどこにあるのか?』が書かれていない。
初めての作品をカクヨムに出していたら、勘違いしてしまいそうです。
初めての作品を書いた方は、ぜひ、全員に評価シートをくれる公募に応募してください。
作家としての成長に必ずなります。
私がお世話になっているのはGA文庫さんです。
(回し者ではないですが、お世話になったので)
下に評価シートを丸々張っておきます。
プロの読み手さん、マジ凄いっす。
<GA文庫大賞>
https://ga.sbcr.jp/novel/taisyo/
『一次通過していなくても評価シートを貰えるのですか?』
『はい。応募時に評価シートを希望された方全員に提供しています。』
〈以下、評価シート〉
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病弱だが頭が切れる発情王子と、彼に叙勲された女騎士が王位継承の冒険に挑む物語。
固有名詞を排した抽象的なキャラクター描写が特徴的。
男女差別や死生観、宗教論などの難しいテーマを終盤の展開に自然になじませている構成が見事。
第一次世界大戦前の架空の歴史とするにはやや登場人物の価値観が現代的であることに多少の違和感はあるものの、小説全体としては戦争や差別を否定する現在の考え方を間接的に肯定することにつながっており、テーマの料理の仕方がうまい。
一方で、キャラクター小説としてみた場合、主役の発情王子の魅力をもっと効果的に見せるための前振りや演出があっても良かったのではないかと思う。
特に主要な視点人物である女騎士の性格が淡々としており、彼女の目を通して見る発情王子が輝いているように思えないのが惜しい。
発情王子の行動や真意には驚きや感動が多く含まれているので、彼が女騎士にとってどうすばらしいのか?が読者にクリアに伝わってくるようになればさらに魅力が増すのではないかと思う。
初心者向け、文章創作論。 早乙女 又三郎 @matasaburou_saotome
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