第6話 結局、何を書いたらいいねん!
1、好きなことを書く
「当たり前だろ!」と言われそうですが、
実は難しくて、『ほめられたい』とか『読んだ人の心を動かしたい』とか『賞を取りたい』とかいろいろ欲望が出るんですが、それだけだと執筆活動は続かないんですよね。
一日何時間も机に向かって、休日を潰して、睡眠時間まで削って何しているんだという日々を過ごすわけですから。
自分が一番、心を動かされてしまう話を書くのがいいです。
『いいなぁ、この話』と自画自賛できるものを書く。
『この作者、自分のツボ、良く心得てる!』・・・自分で書いているからね。
書いた話を一番読むのは自分ですから。
2、だから、何書くねん!
「いつも妄想してしまう、イヤラシイこと」(性的に限らず)
「現実でドキッとしてしまう瞬間」(心動かされる瞬間)
最初はこの二つのどちらから始めるのが良いと思います。
例えば、ご飯を食べてる時の、箸の使い方が美しい人に、ハッとさせられたりします。
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迷いのない箸さばき、口元に来ると動きが急に滑らかになり、優しく口に入れてる。
口の中でシャキシャキと野菜がはじけるような音が聞こえそうなくらい、しっかりとした
人よりも噛む回数が多い、しっかり者だなぁ。
飲み込むときはゴックンと一気に行くんだ、大胆。
次は飲み物! そんなに大胆に取りに行ったら、こぼれちゃう!
口元で急に滑らかになって、こぼさない! このための滑らかさか!
優しく口を付けて、ゴクゴク行くのかと思いきや、コクコクと小さく飲むのね、可愛い。
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上記の現象を、自分をどうやってキュンと来させるのか、自分をどう感動させるのか、そのための最高の人物だったり、最高の舞台を用意する。
『一番好きなタイプの人に、一番好きなことを、一番テンション上がる場所で、最高のタイミングにやってもらう』
私たちはそれを(脳内で)見て、必死に書き残すだけ。
テンション上がらんと書いてらんないしね。
人を感動させたり、美しいものを書いたりするのは、自分が感動できるものがかけるようになってからでないと、難しいと思う。
(いきなり何でも書ける人もいるけど、スランプになったら書けなくなると思う)
文章は短くてよいので、自分にとって『質の高いものを大量に』生産していく。
まずは『書くだけでなら、いくらでも書けるよ』になろう。
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