応援コメント

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  • 生きていると、傷付いたり大事なものを失ったりすることもありますが、その傷や空白も含めて自分なんですよね。

    ナナシマイさんの繊細な文章がとても好きです。静かにぎゅうっと胸を締め付けられるお話でした。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    傷や空白を含めて自分、本当にその通りだと思います。主人公は最後まで損なったまま、それでも生きていくしかないと考えますが、あらためて自分でもそう感じました。「私」に寄り添ってくださり、ありがとうございます。

    わあ、好きと言っていただけてとっても嬉しいです……!(興奮)
    静かで小さな心の動きを書くことが好きなので、このお言葉を胸にこれからも書いていきたいと思います。

  • 3 沸々と寂寥をへの応援コメント

    鍋の中を満たすものより、かつてその周りを囲んでいた人たちの不在が際立ちますね。
    失ってしまったものを埋めることはできないんだと、改めて実感するようです。
    鍵をかけた箱に、元々あったもの以外の何かを入れることはできないんでしょうね……

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    やはり「私」はかつて自分を満たしていたものを大事にしたかったのですよね……。この喪失感に気づいていただけて嬉しいです。
    そうですね。新しく入れることはできないでしょうし、たとえ元々あったものが「私」を苦しめたとしても、取り出すこともできないのだと思います。

  • 1 箱と鍵への応援コメント

    マフラーから柔軟剤の匂いのする描写がいいなと思いました。嗅覚ってダイレクトに記憶に結び付くんですよね。
    この主人公と似たような感情を抱いたことがある気がします。今まで頑なに抱え込んでいた愛しかったものから、別の選択をしようとするのは苦しいですね。
    そんな感覚を伝える文章が、すごく好きです。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    柔軟剤のくだり、嬉しいです。特に柔軟剤って(香水の類もそうなのですが)人や家を思い出させることが多いように感じます。

     >愛しかったものから、別の選択をしようとするのは苦しい

    まさにそうなんです……!
    こちらのお話は、あまり外には出ないような、人の内面の悲しみ苦しみを描きたかったので、どこかで通ずるものがあったなら嬉しく思います。