第2話

小百合、朝ご飯を作っている。

光雄、申し訳なさそうに起きてくる。

小百合の背中を見つめる。


光雄 

「その……会いたいって。」

小百合

「……。」

光雄 

「三人で話したいって。」

小百合

「……。」

光雄 

「こ、断るね。」

小百合

「………みー君は来ないで。」

光雄 

「へ?」

小百合

「二人で話がしたい。そう伝えて。」

光雄 

「……。」

小百合

「じゃなきゃ、会わない。」


光雄、小百合に背を向けてスマホを打つ。

直ぐに返信が来る。


光雄 

「分かったって。」

小百合

「今日、会えるかな?こう言うのは早い方が良いから。」

光雄

「……聞いてみる。」

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