第六話 魔法少女オタクは魔法少女に遭う


「異世界の科学者か、燃えてきたな!」




「なに言ってるのよ、胡散臭いたらありゃしないわよ」




「異世界にも科学とかあるのか………しかもファンタジー系の異世界ぽいのに」




また興味を引かれる烈太を祐子が諌める。




一方で隆はディリハの素性が気になった。




そこでディリハの端末からビー、ビーと音が鳴り詳細を確認する。




「む、出たか。状況が変わった、来たまえ」




ディリハが走り出し烈太がついていく。




「ちょっと、ついてく気?」




祐子が烈太に問う。




「当然だろ、本物の魔法少女になれるかもしれないんだぜ?これは行くっきゃないぜ!」




祐子も肩をすくめ二人についてく。




「あ、俺も!」




隆も慌てて後からついていく。






「きゃははは!やっちゃってよクモさん!このまま人間達を苦しめちゃえー!」




駅の近くでフリルのついた派手な衣装の少女がクモ型の怪物を使役している。




「きゃあっ!」




クモは糸を吐き人々を捕縛する。

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