(三)-2
「あなたの意思なんて関係ないのよ! 私の言うことは絶対なの! あなたは私の言うとおりに生きていればいいのよ!」
高校までは確かに親の言うとおり、良い子になるように努力してきた。でもあの中学三年生のときの担任の教師の発言で気づいてしまったのだ。私には私の人生があると。私の人生は私が決めて良いのだと。
しかし、目の前にいる親は、私にそれを禁じている。自分の言うとおりのことを聞かせようとしている。もう子どもではないのに。もう大人なのに。ただ、普通の人として生きていたいだけなのに。
(続く)
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