復讐劇

ここはどこだ?暗くて何も見えない目隠しか…。

血なまぐさい事だけは分かる。

きっとろくな場所じゃないな。

「目が覚めたか?」

黒ずくめの男が話しかけてくる

アオイ「…何者だ」

賊「お前最近滅んだ国の領主の息子だろ?」

 いかにも弱そうなチンピラ風の

 男性が話しかけてくる

アオイ「だからなんだよ…。」

賊「チッ滅んでちゃ金にもならない」

「身代金もないお坊ちゃんだからろくに」

「使えもしない、いらねぇな。」

「頭はなんでコイツなんかを拾ってきたんだ?」

刃を首う突きつけられる。

アオイ(…何をしても生きて…か。)

「はっ俺が殺しが出来ない?」

「何を言ってるんだ?」

「だからだろ?国が滅んだなら」

「俺には何も無いんだ 」

「精々生き残る為に'なんでも'してやるさ。」

「使い捨ての駒が増えて嬉しいだろ?」

賊「…ふん言うじゃないか」

ナイフと似顔絵が書かれた羊皮紙を渡される

「コイツを殺せそしたらここに居させてやるよ」

「了解…。」

GMんじゃターゲットは呑気な隣国の

騎士団長っすよ

 アオイさんのキャクターは知ってていい情報を

 渡しておくと先の戦争で

救難要請を断って見殺しにした張本人っす。

アオイへぇーそりゃ楽しそうだ恨みもあるしな。

   キャラ的にも躊躇しなくて良さそうだ。

   夜に出る

 暗殺だろ?遠くの方から掘り進める。

GM「なら、地下牢に繋がるっす」

  「空き部屋っすよ。」

アオイ牢屋に出たか…なら兵士はいるか?

GM見張りが一人。

アオイ(適当な兵士を)

   (とっ捕まえるて情報を吐かせる)

バレないように掘った穴に引きずりこんでから

 首を絞める。

GM兵士は居眠りしてるんで

 キュゥーとされて気絶っす。

アオイ兵士の服に着替えて騎士団長室に向かう。

 騎士団の駐屯地に団長室がないのも

 おかしいしな。

GMそれもそうっすね。団長室前っすよ

 みんな今日は非番の日らしく静かっす。

アオイ「念には念を入れよ…か」

 パペットドッグ作成魔力4消費

 6+3+3=12○

 犬のぬいぐるみが動き出す。

アオイ「メイ準備はいいな?」

メイ「メェ…。」

アオイ「大丈夫だ覚悟は出来ている。」

 魔力拡大数魔力を3消費してプロテクション

 魔力拡大数魔力を4消費でパペットとメイに

 エンチャントウェポン攻撃力+2

 合計消費11

アオイ「よし…行くか。」

 部屋の中へ入ると鉄さび似た匂いがする

 つい最近にも嗅いだ匂いだそう…これは

アオイ「……。」

 息をひそめる、奥の寝室から音がする。

 何かを噛み砕く様な肉を食べている様な音。

アオイ(ハウンドとメイに来るように)

(指示を出す)

アオイ1先制は? 

GM確定で取ってどうぞっす。

アオイ(3.2.1!)

 バンッ!と扉を開け放つ!

 そこには…

アオイ「っ蛮族!なぜここに?」

 「いや…とにかくお前を倒させてもらおう。」

 先制は除外し魔物知識判定から

 アオイ1+3=4+4=8☓情報無し

 アオイ(何も分からないか。)

    (不味いなっ。)

 戦闘開始!

 アオイのターン

ドックとメイに攻撃指示 

 ドックのターン

 攻撃 4+7=11

 5+2=ファンブル

 GMなんでっすか?!

 ドッグの攻撃に驚いたのかそのモンスターは

 体制を崩し転倒する。

 GM必中でどうぞ

 5+2=7-2=5ダメージ!

 モンスターはピンピンしている。

 メイのターン

 足による攻撃

 3+5=8

 5+4=9-2=7

 4+2=6-2=5ダメージ

 モンスターはまだ元気だ。

 2ターン目

アオイは服から自身の翼を出す。

 魔力を4消費して切り裂く風!

 3+3=6+9=15.

 6+10=16.精神抵抗成功

GM甘いっすよ!

 (レベル上の魔物がそんな簡単に)

 (倒されるわけにはいかないっすよぉ?)

アオイふむ…だがダメージは半減で

受けてもらうぞ。

 10+3+3+2=18÷2=9ダメージ!

GMぐぬぬ…魔物は転倒から立ち上がり

こちらへと振り向く魔物の手には

暗殺対象の騎士団長の首があり。

身体中べっとりと血がついている。

 PL1気持ち悪いな…

 GMすねぇ。さっアオイさんを倒すっすよー!

アオイ(卓上ゲームってGMとPLが)

   (手を取り合って)

   (ハッピーエンドを目指すゲーム)

   (じゃなかったか?)

メイ、ドックは引き続き攻撃

 3+6=9

 4+5=○

 5+4=9

 5+8=13○

 騎獣とゴーレム達の攻撃は

 いともたやすく回避される。

 魔物のターン!

 魔物の攻撃!

 対象は…パペットドック!

 5+12=17

 3+9=12☓

 GMあっクリティカルっす

 PLなん…だと??初回だし温情は…

 GMないっす♪

 5+11=17必中攻撃

 4+1=5+6=11-2=9ダメージ

 パペットドッグは

 なんとかギリギリ動いてるっす

 アオイ「!すまないもう少しだけ耐えてくれ」

3ターン目

アオイのターン

アオイ「終わらせるっ!」

 魔力4消費して切り裂く風!

 3+3=6+9=15

 6+6=12

10+3+3+6=22-2=20ダメージ!

1クリティカル

 魔物は切り刻まれてとうとう倒れた‥

アオイ「これは貰っていくぞ。」

   「…地獄で死んだ領地の人々と」

   「俺の家族に詫びろ。」

 アオイは騎士団長の頭を袋に詰めて

 賊の元へと戻った。

 ドロップ品銅貨袋100ガメル分

 賊に暗殺を遂行したことと袋を渡すと

 喜んでいた。先のチンピラとは違う人だった。

賊「君を我が闇ギルドに歓迎するよ」

  「と言っても…君は私の奴隷だがね?」

アオイ「なっ、どういうことだ!!」

アオイ本当にどういうこと?

GMつまりっすね

 賊は貴方の首筋に手をやるすると

 ひりついた痛みが走る。

 徐々に首輪のような紋様が浮き出てくる。

賊「私の命令を聞かないと君は」

「命令違反で死んでしまうああ、だが」

「悲観しないでくれあくまで命令違反をした時」

「だけだ、それ以外では作動しない。」

「何をしていてもね?」

アオイ(つまり監視はされてないってことか)

 (任務をこなし続けていれば)

 (問題はないと…。)

 (結局…何処にも行けないのか…。)

母の言葉を思い出す。

 エリアーナ(生きて、たとえそれが…)

      (罪だとしても…。)

      (私が…許すわ)

 アオイ(…母様…俺は生きます)

    (残された俺にはそれしか)

    (出来ませんから。)

    (ここからだ、まだ終わってない。)

賊の手をはたく。

 アオイ「触るな。」

「任務はこなすそれ以上はお互い詮索しない」

「それでいいな。」

 賊「ああ、構わないよ。」

  「それと君の寝床だが…あいにくペットは」

「厳禁でね空いてる牢屋ならいくらでも」

「あるから好きなところを使うといい。」

 アオイ「それもこれも拷問用の枷やらが」

    「残っていて気分最悪だがな。」

 こうして…闇ギルドに奴隷として

入ることとなった

 だが、奴隷だからなんだ?

 諦めたわけじゃない絶対にここから出て

 夢を叶る、絶対に。

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